2004年6月20日(日)から27日(日)にかけて、札幌、東京、大阪の3ヶ所でベンチレーター国際シンポジウムが開催されました。そのうちオスカーホールで行われた大阪シンポジウムは、当会もお手伝いをさせていただきました。詳しくは頸損だより2004秋(No.91)「ベンチレーター国際シンポジウムin Osaka」をご覧下さい。
ベンチレーター(人工呼吸器)使用者が施設や病院ではなく、地域で自分らしく生きていくために当事者が奪われた力を取り戻し、社会を変えることがいま求められています。
ベンチレーター使用者ネットワークでは、ベンチレーター使用者の地域・自立生活や社会参加の進んだ海外から当事者の方を招いて、札幌・東京・大阪の国内3都市において「ベンチレーター国際シンポジウム」と題し基調講演とシンポジウムを開催します。
欧米先進国では多くのベンチレーター使用者が、地域で暮らし、社会の重要な仕事につくなど、市民としてあたりまえの生活をしています。しかし、日本ではベンチレーター使用者のほとんどは、施設や病院で一生暮らすことを余儀なくされています。
こうした日本の現状を変え、どんなに障害が重くても地域で暮らせる社会を実現するために、当事者の方をはじめ、多くの方に参加していただき、共に考えてみたいと思います。
[海外からの講師] | ||
オードリー・キング氏 | トロント自立生活センター | |
アドルフ・ラツカ氏 | ストックホルム自立生活協同組合 | |
ジョーン・ヘドリー氏 | 国際ベンチレーター使用者ネットワーク | |
[特別医療講演講師] | ||
E・A・オッペンハイマー氏 | 医学博士 |
ストックホルム自立生活協同組合 | アドルフ・ラツカ氏 | |
国際ベンチレーター使用者ネットワーク | ジョーン・ヘドリー氏 | |
トロント自立生活センター | オードリー・キング氏 | |
ベンチレーター使用者ネットワーク | 佐藤 喜美代氏 |
ストックホルム自立生活協同組合 | アドルフ・ラツカ氏 | |
国際ベンチレーター使用者ネットワーク | ジョーン・ヘドリー氏 | |
トロント自立生活センター | オードリー・キング氏 | |
全国自立生活センター協議会 | 中西 正司氏 | |
ベンチレーター使用者ネットワーク | 花田 貴博氏 |
ストックホルム自立生活協同組合 | アドルフ・ラツカ氏 | |
国際ベンチレーター使用者ネットワーク | ジョーン・ヘドリー氏 | |
トロント自立生活センター | オードリー・キング氏 | |
日本ALS協会 | 熊谷 寿美氏 | |
ベンチレーター使用者ネットワーク | 冨田 直史氏 |
各都市でのシンポジウムとも定員300名となっております。
参加を希望される方は、パンフレット(各地の主な障害者団体等に配布)に添付されている申し込みハガキ、電話、または当会のホームページ http://www.jvun.orgより申し込み用紙をダウンロードのうえ郵送・FAXのいづれかの方法で事前にお申し込みください。
当日入場には限りがございます。できるだけ事前にお申し込みください。
ベンチレーター使用者ネットワーク(J.V.U.N.)は13周年を迎えました。発足当初に比べ在宅生活を送るベンチレーター使用者は多くなってきています。また、医療福祉の分野でも、在宅人工呼吸器への理解が深まってきています。
しかし、依然として目本のベンチレーター使用者の多くは、病院に隔離されたままです。ベンチレーターは生命維持装置であるという神話や偏見も根強くあり、もっと杜会のあらゆるレベルで正しい情報と、ベンチレーター使用当事者の体験を伝えていく必要があると思っています。
そのような観点から「ベンチレーター国際シンポジウム」を3都市で行うことにより日本のベンチレーター使用者の自立生活と社会参加をさらにすすめていくための契機にしたいと考えています。
この国際シンポジウムには多くの費用がかかります。私たちはなんとしても国際シンポジウムを実現させたいと考えています。皆さんのお力が必要です。ぜひご寄付にご協力をお願いいたします。
個人 一口1,000円
団体 一口3,000円
郵便振替番号
【02760−2−15901】
口座名
【ベンチレーター使用者ネットワーク】
当会ではベンチレーター使用者の地域での自立生活について多くの方に知っていただくためにビデオ「ベンチレーターとの楽しいくらしマニュアル」を製作しました。
ベンチレーターを24時間使い、地域で自立生活を送りながら自分らしい暮らしを送るベンチレーター使用者の様子や様々なベンチレーターの種類、周辺機器の紹介をするビデオです。
このビデオは無料配布となっておりますので、ご希望の方はお気軽にご連絡ください。
2002年に計画的気管切開を行った花田貴博さんの記録です。気管切開を行うまでの経緯や経過ごとのインタビュー、サポートや介助など花田さんの周りの仲間達のレポートも充実しています。詳しい用語解説もあり多くの方に解りやすい内容になっています。
この冊子を1部500円で販売しています。ご希望の方は、電話、FAX等でお名前、送付連絡先、希望部数をお伝えのうえ事務局までお申し込みください。折り返し冊子をお送りしますので、同封の振込み用紙でご入金ください。
〒003-0022 | 札幌市白石区南郷通14丁目南1-5 ポッシュビルU1F C棟 | |
URL | http://www.jvun.org/ | |
info@jvun.org | ||
TEL/FAX | 011-868-3306 |