頸損だより1999夏(No.70)

子供は無邪気

ただおっち

家の前でオトンが車を持ってくるときに

家の前の道路に小学1年くらいの子らを乗せた

観光バスが止まった。信号待ちで

俺は何気なしに見てたらむこうの何人かが

車椅子の俺に気づいた。その途端

手を振り始めた。みんなニコニコしておーいとばかりに

俺に手を振ってる。俺はなんか嬉しくなって

あんまり動けへん腕で手を振り返した。

バスは動き出したけどずっとあの子らは振りつづけてた。

俺は子供が好き。無邪気ながらも真剣になんでも

取り組むから。

乙武君の五体不満足を読んだけどその中に

子供の時から障害者を見なれていると偏見とか

いじめとかが少なくなるて書いてた。

その通りやと俺も思うわ。

だから俺らがどんどん外に出てみんなに見てもらう

ようにしたら心のバリアフリーになるんちゃうかなー


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