頸損だより1999冬(No.72)

「めちゃイケ運動会」ダイジェスト!


10月24日芦原橋にある総合福祉センターで恒例の運動会が開かれた。いつもよりは少人数でアットホームな雰囲気の中、紅白に分かれてワイワイと。えっ、もちろん童夢kansaiからはいつもの強力メンバーが参加。パワフルなおたけびありの運動会でした。さてと、それではほんの少し、どんなだったか振り返ってみることにしよう。

運動会と言えば、やっぱりなんちゅうてもパン食い。しかしここがまた普通のパン食いやない。一体何がぶらさがってるんやと思いきや、コンビニ商品がズラリ。ポテチありーの、ハッピーターンありーの、海老満月ありーの。まあ、そんなものがあったかどうかはわかりませんが、とにかくいろんなもんがぶらさがってました。その日は、別団体の会議も当センターで行われており、たまたま通りがかりで運動会の様子を体育館入口で見ておられた豊中の車椅子の議員さん、イルベカヨコさんの姿がありました。そのイルベさんをムリやり引きずり込み、パン食い競争で走らせちゃいました。イルベさんのあの獲物に喰いついてる顔、未だ忘れられません。(イルベさん、ありがとうございました。いっそう親近感が湧いてきそうです。)

なんともシンミリとした競技は伝言リレー。チーム内で横一列に並び、お題をいただき、その名の通り、隣に並ぶメンバーへ伝言文を伝えていく。あの広い体育館の静まりかえった中、みんながヒソヒソと耳元でささやく。パッと見には決して運動会とは思えない。まるで何かのお祈りのような...なんとも地味ーな競技。ここがミソ。その結果、まあ、みんなあれだけよく伝言文を省くわ省くわ。ゴール地点ではほぼ原文の陰も形もなくなってました。

そして運動会の締めくくりで盛り上がるといえば、やっぱ、リレー。みんなはコレを名物芦原橋総福リレーと呼ぶ。何が名物なのかはよくわかりません。ビーチボールを車椅子で転がしながら1チーム4名でリレー。なかでも際だっていたのが今回の運動会でMVPを獲得した山口さん。普段、電動車椅子サッカーで鍛えた効果があったのか、爆走?なんせ速い速い。床をキュッ、キュイーンといわせスリップで煙を出しながら、まるでチキチキマシン猛レース。(なつかしいなあ)とにかくビックリしました。あんな速い電動があったのかあ。

というわけで、今年は接戦を繰り返しながら白組の勝利。3賞をゲットした藤田さん、延澤さん、山口さん。両チームで熱戦されたみなさん。この調子で目指せ!オリンピック、というわけにはいきませんね。競技種目と写真を見ながら、運動会の雰囲気を味わって下さい。

「めちゃイケ運動会プログラム」

  1. リング・リレー
  2. パン食い(コンビニ食い?)競争
  3. ジュース・ボーリング
  4. 伝言リレー
  5. 車椅子カーリング
  6. 名物!芦原橋総福リレー
■以上(平野区の運動会ジャーナリストより
注 写真は省略しました。

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