頸損だより2000春(No.73)

「2000年ミレニアム大パーティ」
遂に上陸!

鳥屋利治

1月16日長居障害者スポーツセンターで大阪頸損連初の新年会が開かれた。今年は新千年紀、ミレニアム!ということもあってパーティーも意気込み充分。その日、流行りの風邪に襲われ参加できなかった方も多かったが、総勢70数名の参加。新年初イベントにして、出だし好調。パーティに来れなっかたお歴々のために、当日の様子を少々ひもとくと...

ステージ正面でパリッと掲げられたのが、昇り龍の絵入り横断幕。(頸損連ポスターアーチスト川野サンが、龍のような顔して描きあげたしろもの)そしてその横にもうひとつ。昨年、個展なども開かれたご存じ伊藤氏の「書」。ダイナミックな文字が会場に映える。

今回は、ミレニアムということもあって編集部より「頸損だより、この10年を振り返ろ う」コーナーも登場。90年代の活動のすべてがわかる全40冊の展示。色あせた写真から見えるみんなが若い若い。こんな時期もあったのね。と.... 昨年に引き続き岡田店長?!の「愛のプリクラコーナー」も大盛況。

さて、パーティー参加者が受付でズッキー(鈴木ちゃん)夜なべ作成の「おみくじ」をひいて続々と会場へ。(筆者は凶をひいた。クソッ)

司会は、ご存じ噂の名コンビ、陰と陽?月と太陽?のガーチン(比嘉ちゃん)・若モッチャン(若元ちゃん)の二人。昨年のガーチンに続いて今年はワカモッチが新成人。ええっ?ホンマかいなと思われた方、事実二十歳らしい....(それにしてもホンマかなー)若モッチャンの振り袖姿、よかったですよー。着物美人?まあ、見ようによっては、賭博師・・・お竜。といった感じにも見えましたが....

そして、乾杯は淡路島から約10年ぶりの前田の哲っつあん。黒ずくめのいでたちが暗黒街の支配人。やばい、殺られる!と思われた方もおられるのでは。(冗談でっせ。前田サン)

そして、今年も愛情いっぱいの手料理。ぽぽんたさんのおふくろの味「おでん」。木村さんの「デコレーション・サンド」、不思議デザート、ぜんざいまであったのを知らない方もいるのでは。何れをとっても人のぬくもりが感じれる美味しいものばかりでした。

みんなが和気あいあいと盛り上がってきた頃、飛び出したゲームが「味覚の王者決定戦」と「初笑い、福笑い」。特に「初笑い、福笑い」では、出場者3名の仕上げた顔を見て、ぎょっ。なんと会場中央にドンっと陣取った、うめ吉っつぁん(坂上氏)の顔写真だった。3名の方が作られたうめ吉っさんのオモシロすぎる福笑いを酒の肴にますます宴は盛り上がる。

その後、大おみくじ抽選会では、入院中宮森さんから提供いただいた賞品をお年玉・福袋として、みなさん今年初の運だめし.... 何だかんだという間に、そろそろ、お開き。新年なのでパアーッと景気づけに三本閉め、といきたいところ音がほとんどならないのも地味なので、ここは道具(クラッカー)をつかって閉めへと突入。今年もこの勢いで一年乗り切っていこう。と筆者は思う。みなさんと一緒に2000年もいい夢が見れますように....

では、参加された方の感想と、写真集でその雰囲気をどうぞ!

太田康裕

今回は新年会ということで楽しみにしていました。忘年会とは、また違う雰囲気がありすごくよかったです。司会者の昌美ちゃんとわかちゃんコンビの息があってて、めっちゃ最高でした。

また、久しぶりに皆と会い、いろいろ話もでき、新しい出会いもあって僕自身にも良い刺激になりました。来年も皆さんに会えることを楽しみにしています。また、ボランティアの方に色々と手伝ってもらい有難うございました。これからも、どうかよろしくお願い致します。

最後に千春ちゃんが徹夜で作ったくじびきを引いたところ「大吉 人に好かれる、愛される運あり」って書いてありました。そうなれますように・・・・・


木村 節子

とびきりの愉しさを約束してくれる、とっておき頚損連絡会の2000年新年会プラン。 と言うには少しかけ離れてはいましたが、参加した私たちは日頃とは違う楽しさを味わうことができました。この行事に参加した私には皆さんと共通の目的がありました。久しぶりにみんなと顔を合わせ、愉しい時間を過ごす事。電話やメールとはちがった交友をはかる事でした。頚損連絡会に潜む「新しい人類!?」の発見をすることもあるものです。これこそディスカバー連絡会、エキサイティング連絡会!!

新入会員の方は特に、こういった機会を見逃さずにぜひ参加して欲しいと思います。外出が思うようにならない方や、介助の必要な方は同会のボランティア部に申し出ると、手伝ってくれる人を手配してくれます。早めに相談してみましょう。出不精を続ければ孤独になるばかりです。面倒くさがらないで積極的に参加してみましょう。出席したら知らない人にもできるだけ話しかけてみましょう。多くの人に話しかける必要はないのです。1人か2人でも印象に残るような突っ込んだ話ができればそれでGood!恋愛にしろ友達づくりにしろ、自分をアピールする姿勢は大切です。めんどうだなどと考えていたら友だちの輪はひろがりませんし本当の恋愛もできません。余計な気を使い過ぎて自分の気持ちを伝えられないでいる人はいませんか?そんなつまらない枠の中で人生を終えますか?もっと前向きなチャレンジャーになりましょう!!

たまにしか逢うことのできない相手でも、常に意識しながら心のふれあいを重ねて、思い出をひとつひとつ積み上げていく、それがだんだん強い絆になっていくのではないでしょうか?後戻りのできない人生において恋の相手でなくてもふれあいのあった人は自分のなかで大切な人となっていくのです。

さて今回の新年会ではプリクラコーナーが「にわかカップル」を簡単にキスさせてしまうと画期的な事をやってくれました。位置をずらして二人向き合って写真を撮ります。二人の向き合う位置や表情、カメラの位置によって、とてもリアリティーあふれるものが撮れました。会長の宮脇さんは二人の女性とそれを実現したようです。でもなんだか物足りなかったとひとり言、コラコラ。

ステキな出会いがあった人、新しい出会いを求めている人、少し頑張ってみましょう。

この2000年があなたにとってスペシャルな年となりますように!


勝山友理

新年会は前前から楽しみにしてただけにめっちゃたのしかったと思う!

そういえば、司会の脇役みたいなこともさせてもらえたし、なんか、いろんな面で勉強になった。 新年会は、これからもずっと続けていってほしいと思った。いい思いさせてくれて〜〜〜〜〜っありがとう!!

注 写真は省略しました。

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