先ずはじめに、概要を説明しておきましょう。
高齢者・障害者の快適な生活を提案する国際総合福祉機器展「バリアフリー2000」の、キャッチフレーズで載っている案内(招待状)から抜粋します。
以上が開催概要です。
私は、頚損連絡会の見学日より一足早く、20日に行きました。昨夜からの雨も上がり、曇り空でしたが大阪南港にある「インテックス大阪」の会場へ。
入場料は無料ですが、入場までにやらなければならない事があります。
会場に付くと、まず登録をします。
今回は、会場が1・2号館でしたので、2号館の入口で招待状/入場登録カードの記入欄に必要事項を書いて受付に出します。名刺を持っている方はそれを添付すればいいのです。それと、見学時に出展者側から名刺を要求されるときがあるので、少し多めに持っていくとよいでしょう。(要求されても拒否はできます)
招待状/入場登録カードは受付にあります。記入個所に、「あなたの業種にチェックをしてください」とあります。これは、自分がどういうところに所属しているかを問われているのですが、出展者側の対応する目安でもあると思います。
受付でシールをくれます。業種別にシールの色が違うのですが、これが出展者側の対応の目安になるのです。シールをもらうと登録は終わったので、目に付くところに貼り会場に入れます。
以上が入場までの手続きですが、毎回同じことをやりますので次回の参考にして下さい。(私自身は、もっと簡単にできるようにして欲しいと思っています)
会場の、1号館は、車関係の展示が主で、メーカーも多機種だしていました。昨年までは、福祉車両と呼ばれるもので、主に当事者は乗せてもらうというのが多かったのですが、今回は、当事者の移動手段として自ら運転できる車種、また装置が展示してありました。
2号館は、住宅設備機器関係、紙おむつや衣類などの衛生関係、車椅子などの移動器具、各種自助具や、介助用具関係などが大・小おりまぜてブロックごとに展示していました。そして各国の特色などもアピールしていました。見学者が多く集まっていた場所に、自助具にポリマーを使用し熱湯で手の型に合わす、主に食事用具で、ホークやスプーンの青芳製作所の実演販売のブースがありました。車椅子で来られている方も多く、メーカーに鋭い質問もされていました。説明員を多く置いて対応していたところが、松下電工でした。そのほか、お風呂に入る実演ブースなどもあり、そこも多くの見学者を集めていました。そこは、ベッドの下からお風呂を引き出して入る、というものです。2号館1313ブースで、株式会社トクヤマでした。実演される方は女性でした。が、当事者ではありませんでした。電動車椅子、手動車椅子関係も数多く展示していました。
説明を聞きながら回るのには時間が少なく、やはり、目的を持って行く方が効率よく回れると思います。
また、会場でこんなことがありました。株式会社ロックシステムというオートドアのメーカーがありますが、そこに車椅子が1台置いてありました。展示品ではありません。その車椅子が、宮脇会長のものだったそうです。頚損連絡会の名刺を出すと丁寧に教えてくれました。車椅子には、ドアを開け閉めするためのリモコン装置が取り付けてありました。(このメーカーのドア関係は、使いやすさや、安全面からして私自身は素晴らしいものと思います。)
会場は広く、動くだけでも疲れます。一日ですべてを見ようと思えば、前もって体力をつけていくのもいいでしょう。
車で行かれた方はお分かりだと思いますが、1号館の裏側に広く駐車スペースが設けてありました。案内の警備の方がおられてうまく誘導もしていました。そして、食事は、弁当がいいでしょう。レストランもありますが、混んでいました。弁当などは、会場を出れば売店で購入できました。
連絡会のみなさんがいかれたときにも楽しかったことや、会場内での対応などでいやな目にあったことも聞いています。自分に関係のないものまで見学する必要はないと思いますが、設備や、物によっては確実に使いやすく、しかも安価で出しているメーカーもあります。今なお、生活する上で、使いにくいながら使っているものや、ちょっと工夫すれば楽に使えると思うのだけど、などがあれば事務局まで連絡ください。もう少し使いやすいのが世に出ているかもしれません。そして、機会があれば、このような催しを見学されるのもいいと思います。今回、見学にいかれたみなさんの、また違った感想や、意見があれば報告してください。
以上、見学報告でした。