頸損だより2000秋(No.75)

車椅子でシネマップ

〜難波編〜

赤尾広明

今回の「車椅子でシネマップ」は難波編Part.1ということで、千日前サイドにある映画館を紹介します。


★国際劇場

★国際シネマ

どちらも車椅子でも問題はありません。車椅子で見る位置は、国際劇場は縦の通路か中央にある横の通路になりますが、どの位置でも見やすいです。国際シネマは最後列か左側の縦の通路になりますが、最後列で見るなら高さ約10センチの段差を越えないといけないし、左側の縦の通路には太い柱が何本か等間隔で建ってるから、どの位置で見てもこの柱が少し視界に入ってきます。最後列で見るのがベターですが、縦長の映画館だから、後ろからだとスクリーンがかなり遠くなるんで、ここで映画を見るのはあまりオススメはしません。


★南街劇場

★南街スカラ座

★南街東宝

★南街シネマ

★南街文化劇場

この5館は南街会館内にあるんですが、南街劇場と南街東宝は1F、南街シネマは3F、南街スカラ座と南街文化劇場は6Fにあります。館内は車椅子でもとくに問題はないんですが、それぞれの映画館に行くまでにひとつ問題があります。南街会館の正面入り口にはスロープが設置されてるんですが、入り口のすぐ横にあるチケット売場へ行くには段差が1段ありますし、3Fと6Fにある映画館へ行くには正面入り口から入って左手にあるエレベーターを利用しますが、このエレベーターのある場所へ行くのに高さ約10センチの段差が1段あります。どうしても段差を避けたい場合、地下から南街会館のエレベーターに乗って、チケットは誰かに買ってもらえばOKです。1Fにある映画館もチケットさえ誰かに買ってもらえば問題ありません。


★千日前セントラル

どこにも段差、階段はないんで車椅子でもまったく問題はありません。車椅子で見る位置は最後列の通路か両端の縦の通路になります。ここは付き添いの割引がないんで注意してください。東宝洋画系の上映館なんで、梅田でいえば北野劇場と同じ映画が上映されてますが、南街劇場も同じ東宝洋画系なんで、付き添いがいる場合は西日本で一番スクリーンが大きい南街劇場で見られることをオススメします。


★弥生座

階段しかありません。


★千日会館

階段があります。


難波の千日前サイドにあるのは上記の10館ですが、7月8日に新たに敷島シネポップ(3スクリーン)がオープンしました。ここはまだ行ったことはないんですが、段差や階段はなく、車椅子用のスペースがあるそうです。東宝直営館なんで、上映してる作品は南街会館とほぼ同じだと思います。


次回は「難波編Part.2」で道頓堀サイドの予定です。

注 写真は省略しました。

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