頸損だより2001秋(No.79)

特集2

自立生活
センター
マップ

〜地域であたりまえに暮らしていこう〜


大阪頸損会では、会員の皆さんに、皆さんの住むそれぞれの地域にある自立生活センター(以下、CIL)をぜひ紹介したく、また頸損会としても各地域のCILと情報交換や交流をしていきたいとの想いからCILマップ作りをすることになりました。

7月から8月にかけて、大阪を中心に約20ヶ所のCILめぐりをしてきました。マップ作りは、大阪頸損会事務局、7月に設立したばかりのCIL「あるる」のメンバー。とっても暑い季節のCILめぐりでしたが、各地域で熱く活動されているCILの皆さんにお会いでき、ワタシの心までアツくさせてもらえる素晴らしい取材をさせていただけたことに感謝します。

各CILの情報提供下さいました皆さんに、この場をお借りして御礼申し上げます。


大阪頸損会の皆さん、貴方のお近くのCILを一度覗かれてみてはいかがですか・・。

事務局長 鳥屋利治



それでは、各自立生活センターの紹介です!質問内容は以下の3点です。

  1. センターの紹介
  2. 21世紀の障害者のあるべき姿とは
  3. 頸損だよりを読まれるみなさんへ一言

(1)★自立生活支援センタ−・ピア大阪★ 1.大阪に自立生活センターを作ろうと、故定藤丈弘氏(頸損:大阪府立大学教授)を中心とした自立生活センター研究会が発足し、2年余りの研究の結果1994年5月に、日本で初めて100%行政(大阪市)が出資する自立生活センターとしてオープンしました。ピア・カウンセリングとしては、精神障害・肢体障害・視覚障害・聴覚障害・盲ろう・知的障害児の親というような6つの障害種別のピア・カウンセラーを配置し、幅広い障害種別の相談に対応しています。また、ピアスクールという障害当事者自身が学ぶ連続講座を通じて障害当事者のエンパワメントが実現し、修了された方が地域の自立生活センターでの活動へと繋がっていたりします。

2.障害者であるということで諦めてしまうのではなく、何事にも積極的にチャレンジしてほしいと思います。頭で考えすぎて行動を起こさないでいるのではなく、「失敗してもええんや!」というぐらいに、まず一歩を踏み出してもらいたいです。あらゆる分野、あらゆる場面に障害者が参画している社会に変えていくにはみんなの力が必要です!!

3.ピア大阪は、気軽に立寄れる場所としての雰囲気作りを心がけています。また、制度のことなど知りたいことがある時にも気軽に活用していただければ嬉しいです。

(2)★自立生活センター・ナビ★ 1.自立生活センター・ナビは、自立生活センター・ナビは、3年前に立ち上げました。毎日業務を行っています。常駐のピア・カウンセラー4人を中心に、1ヵ月約40件以上の相談を行っています。相談内容としては、「自立したいが、障害者に理解のある不動産屋を紹介してほしい。」「車椅子を改造したいが、どうして良いか分からない。」「介護制度をとりたいが、区役所でだめだと言われた。」「二人でデートしたいが、車椅子で入れる店を紹介して欲しい。」など様々です。自立に必要な知識や経験を楽しく段階的に積んでもらうための自立生活プログラムも、年4回以上実施しています。自立生活にすぐに役立つ料理を作ったり、パーティーを皆で企画したり、新しい趣味を見つける為に車椅子ダンスに挑戦したりと、参加者が楽しく学べ、経験を広げられるような企画にしています。障害者の自立について広く皆に知ってもらうために自立生活セミナーも年3回実施しています。ピアカウンセリングの体験や大阪のバリアフリーのところを紹介する講演や生活に役立つ制度利用についてなどをテーマに取り上げています。本来障害者が利用できる制度や交通機関や社会資源が使えない時に、障害者本人と一緒に必要に応じて利用できるように考え、ともに行動する権利擁護活動も行っています。

2.2年後の支援費支給方式に移行される事を考えて、障害者の地域での自立を当事者主体で進めていく為、当事者に取る自立支援のシステム作りを進めてよく必要があると思います。具体的には、障害者の自立を正しく理解している団体での介護派遣の拡大や、当事者のニーズをしっかり把握し、ともに進めていける自立生活センターなどの機関を多く作っていく事が大切だと思います。又、政策決定の場にも障害者の声が反映されるように、当事者参加が勧められるべきだと考えられます。

(3)★自立生活センターMY−DO〜まいど〜★ 1.施設障害者者の外出サービスを行っていた「ライフ・ネットワーク」の活動を踏まえ、障害者の自立支援の取り組みをより充実、発展させる為、95年に自立生活センター・MY−DO〜まいど〜を立ち上げました。現在スタッフは障害者6名と他4名。事業内容としてはピアカウンセリングをはじめ各種相談業務、自立生活プログラム、年6回の通信「まいど新鮮便」の発行、作業療法士の先生の協力を得てのリハビリ相談、レクリエーションを中心としたまいどアタッククラブなどを行っています。また、2001年度からは、介助者派遣サービス「ホップ」の立ち上げ、移送サービスの開始など、地域での自立生活に向けての支援の幅を広げていっています。今後も施設、在宅を問わず、障害者が自分らしい生活を送る為の支援を続けていきたいと思います。

2.これから障害者自身が変わっていくのではなく、障害者を取りまく環境、制度が変わっていくべきです。ただ、障害者もありのままの自分自身を受容していく事が大切だと思います。

3.いつも「まいど」はあなたのそばに!

(4)★メインストリーム協会★ 1.遊んでばっかりのええかげんな自立センターです。まぁ気楽に遊びに来て下さい。セクハラっぽい発言の多い職場なので迷惑をかけたらごめんなさい。これから、少しずつ常識を身につけていきます。自立したい人は、いつでも相談にのるよ。自立センターのやってることは、ひととおりやってます。それプラス、うちでは盛り上げがついてきます。盛り上がりたい人、いらっしゃい!!

2.・もっと障害者が力をつけよう。・社会で自分たちの存在場所を確保し役割りを任う。・自分の障害をネタにして笑いをとれるようになろう。

(5)★特定非営利法人いばらき自立支援センターぽぽんがぽん★ 1.1980年にいばらき自立支援センターぽぽんがぽんの母体としての茨城しよう会ができました。障害児の親が中心でしたが、20年が発ち、現在では、精神、身体障害者の人も利用しています。いばらき自立支援センターぽぽんがぽんは、地域で自立生活の場として設立し、事業としては、地域生活相談、介助派遣調整、知的障害者の在宅障害者自活訓練やグループホームを行っております。2001年2月26日より、特定非営利活動法人となり、今後はさらに、広く一般の障害者に対して、地域で生活するために必要なサービスを提供し活動して行きたいと考えています。日中の活動の拠点は、『障害者』の生活を広げる場として「どかどか」「ぽかぽか」の作業所も運営しています。

2.地域の中で障害者が障害を理由とした制約や制限の最も少ない状況で生活を行っていければと思っています。

3.頸損だよりを拝見させてもらい、幅広い活動をされ、皆さんの顔の表情がすごく明るい雰囲気が伝わってきました。一人一人が楽しめるように工夫している姿や自分たちの障害について学習をする。本来なら皆がいって行く事ですが、なかなかできていないのが現状です。それを実行できている姿が本に表れていると思いました。これからもよい活動を続けてください。

(6)★特定非営利活動法人自立生活センターやお★ 1.自立生活センターの核事業である「生活支援事業」を中心に、「やお」独自の活動としてボランティア講座、手話教室(手話サークル)、点字教室(点字サークル)等を行っています。中でもユニークなのは私達がキッズプログラムと呼んでいる学校での交流会です。いろいろな障害を持つ当事者が直接子ども達にお話をし、子ども達からの質問疑問に答え、障害者が特別な存在ではなく、同じ八尾の地域でごく普通の生活をしている仲間だと知ってもらい、ゲームや手話、点字、白杖やアイマスク体験、車椅子体験等を通じて、理解を深め心の通じ合いを図っています。木目の壁とフロアで、コーヒーの香り漂うアットホームな事務所です。お近くへお越しの際はお気軽にお立ち寄りください。

2.「自己の力をつけて地域で自立した生活をおくる!!」

3.障害者が一人の人間として地域で普通に暮らせる社会を目指してこれからも活動を続けて欲しいと思います。

(7)★特定非営利活動法人箕面市障害者の生活と労働力推進協議会市町村障害者生活支援事業ライフタイムMINT★ 1. 去年4月から箕面市、池田市、能勢町、豊能町に対し、事業を実施しています。各市町のイニシャルをとり「ライフタイムMINT」という名前にしました。相談業務を事業の中心に考えています。相談に来られた方と障害者スタッフが、共に考え個人の状況や事情に応じて、制度や社会資源等の紹介をしています。また、年に数回ですが、講演会やイベント、障害者市民の自立のための講座などを行っています。
スタッフもまだまだ未熟なため、時には相談者と一緒に「うーん」と考え込んでしまうこともあるけれど、その人の問題をその人と一緒に考えたいという気持ちは本物です。どうぞよろしく!HPも開いています。よかったら見てくださいね。
E-mail:mintlife@big.or.jp
http://www19.big.or.jp/mintlife/index.html

2.うーん、むずかしいです。もっと、自由になれたらいいなぁ・・・すいません考え中です。

3.個性豊かなスタッフぞろい、頚損のスタッフもいます。お気軽にお立ち寄りください。

(8)★特定非営利活動法人自立生活センターほくせつ二十四★ 1.私達「特定非営利活動法人自立生活センターほくせつ二十四」のメンバーは、5名の重度の障害者で自分達で介護者のコーディネートをしながら生活しています。1995年一人の市民(24時間介護を必要とする)とその生活を応援しようとする人達が『自立ネットワークなんでも』というグループを作ったのがきっかけとなり、その後各地から重度障害者が自立してきました。「ほくせつ二十四」の面白いところは本当の大阪人が若干名しかいないというのと、劇団員がいて、サッカー選手がいて、理数系やパソコンに強い人がいてという、個性がばらばらというところです。女性が一人というのもその一つでしょうか?今年になり大阪府からNPOの認証を受け、現在はホームヘルパーの委託事業を受けることに力を入れています。
事業内容は下記の通りです。どれ一つとっても大切なことですが、私達が最も胸を張って皆さんに言えるのは、自分たちが介護者のコーディネートをしていることと、今年で4回目となる訪問介護人(ホームヘルパー)養成研修(3級課程)を行っていることです。主な事業内容は、 私達もこれからきちんとした事務所を持ち、事業も整理しながら地域に根付いた自立生活センターにしていきたいと思っています。皆さん今後ともどうぞよろしくお願いします。l l 2.ノーマライゼーションという理念が呼ばれて以来、以前よりは障害者が外に出るようになりました。同時に世間や地域の目も少しずつ変わってきているように思います。保護する対象ではなく、ADLは衰えていても自分のやる気と周囲の理解など、地域で自立する人が増えてきています。しかし、どうして自立する重度障害者は自分の育った地域を離れ、介護制度のある程度整った地域に出てこないといけないのでしょうか?東京や大阪にあこがれて出てくるのならまだしも、精度がないから仕方なくというのは今の時代『時代錯誤』だと思われます。どこの地域でも安心して誰もが自立生活を行えるようにしていかなければならないと思います。それには、苦労してきた緒先輩方の考えや実行力を引き継ぎ、現在ある自立生活センターの私達がロールモデルとなり、頑張らなくてはならないといけないと思います。21世紀は、単に頑張るのではなく『動』を主体とした障害者像が望まれるのではないかと思います。l l (9)★障害者自立生活援助センター・とよなか★ 1.1992年、6人の障害者と1人の健常者が豊中で自立生活をしていく為に、センターを作る準備会を作りました。「表現の集い」というテーマで自分の思いを表現する場面を作り、翌年、障害者自立生活援助センター・とよなかが生まれました。以来、介助サービス、ピア・カウンセリング、自立生活プログラム、権利擁護、点字名刺、イベント交流会など活動してきました。これらの活動が豊中市に認められ1998年10月より市町村障害者生活支援事業の委託が始まりました。2000年4月からは、介護保険の訪問介護、豊中市ホームヘルパー派遣事業(委託)、リフトカーサービスも新たにはじめました。2002年度にはNPO法人になるべく準備中です。

2.障害を持つ者、持たない者、両者に社会人としての権利義務に違いはない。社会人としてあるべき姿はあると思うが、障害者としてあるべき姿などクソくらえだ(下品で失礼)。

3.豊中市在住の頚損の皆さん、独立生活の希望が少しでもあるなら、ぜひセンターに相談してください。ノウハウはあるので勇気をもって。

(10)★特定非営利活動法人パーソナルサポートひらかた★ 1.相談・情報提供活動・・・障害のある人やご家族・関係機関の様々なご相談に応じています。 2.世の中の人がみなそうであるように、障害者も一人ひとり自分の顔を持って人生を生きています。今後の社会に楽観できるものは何もありませんが、個人としての自覚は今以上に必要になると思います。

3.私たちのお近くにお住まいの方、ぜひご連絡ください。いろいろ交流しませんか?通信や企画のご案内をお送りします。

(11)★自立生活センター・おおさかひがし★ 1. 自立生活センター・おおさかひがしは、東成区、城東区、旭区、鶴見区、都島区、の東部エリアをネットに活動しています。場所は地下鉄中央線緑橋から徒歩約10分のところにあります。
活動内容は、ピアカウンセリング、ILP相談〔訪問、同行〕、情報提供、権利擁護、そして介助サービスを業務としています。また、従来の事務所隣にも、事務所として拡張し、今年の5月9日より広い窓から光が一杯差し込み、車椅子も自由自在に移動でき、スタッフ一同明るく、いきいきと活動しています。是非、おおさかひがしへも遊びにきてください。

2・これまで多くの障害者諸先輩の運動で、障害者が外でよく見かけられ、その状態特別視されなくなりつつあります。これからは、この状態が当たり前で、障害者が意見を言え、それを聞く耳を持つ人が増え、私達が社会の一員として重要なポジションにあることを相互に理解しつつあたりまえの生活が出きるまでは発信を続けて行きたい。サービスの数より質のよいサービス受けられるようにしたいと思っています。

(12)★障害者情報クラブILセンター★ 1.・アテンダントサービス・印刷請負事業・会報紙発行・地域福祉行事に参加、交流等に積極的に車椅子障害者が利用しやすいお店を紹介したハンドブックの取材を作成

2.自己主張、自己決定、自己責任のできる人間になれるように様々な経験を重ねて介助される側の後輩の障害者にもアドバイスできる自立した人間になりましょう。(これは健常者にも言えることですが・・・。)

3.外出のため又はレクリエーションで障害者の利用できる穴場の情報をください。

(13)★自立支援センター「ぱあとなぁ」★ 1. 自立支援センター「ぱあとなぁ」は、その前身である福祉作業所自立の家「つばさ」を1984年に設立、1993年に名称をつばさグループ「フレンズ」に改め、以後長期にわたり障害者が地域であたりまえに暮らせるよう支援活動を続けてきました。そして、1998年に東大阪市内の障害者が中心となって、障害者の地域における自立生活の更なる支援を強化していくため自立支援センター「ぱあとなぁ」を設立しました。「ぱあとなぁ」では、家や施設に閉じこもりたくない障害者の生活を、障害当事者の視点からバックアップし、介護者派遣や送迎サービス、ピアカウンセリング、自立生活プログラムを中心とした自立支援事業を展開しています。<事業内容>介護派遣サービス・移動支援サービス・浴室提供・自立生活体験・通信の発行・ピアカウンセリング・自立生活プログラム・権利擁護活動・福祉制度の利用援助・各専門機関、福祉機器の紹介など

2.20世紀後半の障害者の歴史を考えると、地域であたりまえに働き、あたりまえに遊び、あたりまえに生活する。と言った、ある意味障害者の権利を健常者と共に勝ち取ってきた時代だったと思います。そして、先輩障害者の方々のおかげで勝ち取った権利を、いかに活かしていくのかが21世紀の障害者のあるべき姿ではないでしょうか?ある程度の働く場があり、ある程度遊べる空間があり、ある程度生活できる環境が整った今、決してぬるま湯にひたるのではなく、更に支援を必要としている障害者の支援を、障害当事者が主体となり行動に移していく姿こそ21世紀の障害者のあるべき姿じゃないでしょうか?

3.自立生活センターは決して支援するだけの立場ではないと思います。皆さんからの様々な相談や情報提供などを受けながら、地域において共に築いていく拠点こそが本当の自立生活センターだと思います。その意味でも地域のセンターへ気軽に足を運び、今何が必要なのかを一緒に考えていきましょう!

(14)★自立生活センター・なにわ西★ 1. 障害者が、あたりまえに地域で「自分らしく、暮らしたい」と考えている人は、沢山おられます。それは、一人の人間として当然抱く思いであり、当人の大きな課題とも言えるでしょう。しかし、地域での自立生活を希望している障害者が、自立生活に必要な経験や知識を身につけたり、支援を得られる機会が限られている為に、現実には目的が達成できずに終わってしまうことがあります。「自立生活センター・なにわ西」では、地域のさまざまな障害者が自分にあった情報や制度を知り、活用できることを目的に、以下のサポートを行っています。皆様からの「ご支援・ご協力・ご参加」を、よろしくお願い申し上げます。
・ピアカウンセリング・自立生活プログラム・障害者の生活における制度相談・社会資源の開拓・権利擁護
・情報提供・介護者の派遣・介護者育成事業・その他の事業
(1)セミナー・シンポジウムの開催(2)なにわ西「おもしろ講座」(3)車椅子操作や車椅子介助の指導・研修(4)フリーマーケット活動

2.今後の21世紀に向けては、当事者である障害者自身の社会参加こそが、視野を広げた多様な考え方につながり、重要であると思います。また、障害者が自立生活への考え方や人権意識(自分を大切に自分以外の人も大切に)を獲得し、エンパワーメント(自分力)を引き出し、充実した21世紀の日常生活に向け、各障害者が一丸となり、多いに活躍して欲しいと思います。

3.様々な原因で「頸髄損傷者」となられた中途障害者は、今後の障害者運動の中で、大きな役割と使命をもっているように思います。不意な事故や病気等で「頸損」になられた方々は精神的に不安定な時期もあると思いますが「頸損」から逃れられない現実をしっかりと見つめ、障害者の日常生活を楽しく豊かにするために、自分自身の得意な分野でもっと積極的に行動することを望んでいます。皆が立ち上がり、一人一人の力を集結して、一つの大きな波のうねりになることを、皆様に期待しています。

(15)★すいた自立支援センターねばーらんど★ 1. 障害をもつ人が地域でごくごくふつうに生活していくことは困難な状況がたくさんあります。私たちは、障害種別を越えて障害をもつだれもが地域社会でよりよい生活を実現していくために総合的な支援をめざし、ひとつひとつ一緒に考えすすめていく支援センターです。

2.・完全な社会参加・欠格条項をなくす・心のバリアをなくす・生活支援センターをふやす
・障害者が当たり前に地域で生きる

3.障害種別を越えて共に頑張りましょう!!

(16)★自立生活センターFLAT・きた★ 1. 英語“FLAT”の「平らな・段差がない」という意味を表しています。また「きた」は、大阪市北部という意味を表しています。一つ、一つの言葉の意味だけだなく「ふらっと立ち寄れる」自立生活センターにしたいという意味も含めています。時代は流れ、私達の小さな地道な活動が少しずつ認められ、当事者が参加して福祉を考えていこうという動きが、いま、大阪でうねりを上げて見えないパワーを出し始めています。
・「私達も地域で共に生きていきたい、遠くに離れた施設ではなく、生まれた地域で当たり前に、親・兄弟と暮らしたい」「一人の人間として、親・兄弟から独立したい」「住みなれた地域の施設で自分らしく生きたい、楽しみたい」「他にまだまだもっと、やりたいことがある」「家や施設を出て自立したいが周囲の反対が強く困っている」・就きたい仕事に就けなかった(機会の平等)・心の悩みを聞いて欲しい、心の奥にあるものを出していこう(ピアカウンセリング)・電動車椅子が欲しいが高くて買えない、どうすればいいのか(制度相談)・一人暮らしをはじめるので、介護が欲しい(介護派遣)・駅員に一人で電車に乗るのかといわれ、乗せてはくれたが納得がいかない。どこかに聞いてくれるところはないのか(権利擁護)こういう相談を受けるのが私達が目的として作ろうとしている自立生活センターの一例です。また、差別や偏見は人の心や行動から生まれるものです。これをなおしてもらう為のお話やイベントを考えて行くのも私たち自立生活センターの仕事だと思っています。

2. 分の意志で行動し、自分の意思で考える。それをサポートするのが、自立生活センターです。21世紀はバリアフリーが進むが、豊かな生活を営んでいくでしょう。当たり前の社会に出て、健常者と共にやっていくことが、21世紀の障害者あるべき姿だと考えています。

3.いつも元気に明るいFlat・きた。いろんな業務も行っておりますので、気軽にお越しください。

(17)★自立生活支援センターわくわく★ 1. 自立生活支援センターわくわくは、知的障害を持つ人が「自分の生き方を自分で決める力」をつけ、地域で自立した生活を送るために、本人と一緒に計画をたて、必要な支援・サービスを継続的に提供しています。
サービスの一つには、ガイドヘルパー派遣「わくわく活動」があります。「わくわく活動」はガイドヘルパーと一緒に外出し、地域の中でさまざまな経験をすることを目的としています。毎週土曜日に買い物やスポーツ、映画鑑賞、ときには競馬を楽しむ人がいたり、いろんなところに出かけています。また、自立生活をしたい人にはピアカウンセラーが相談にのり、制度の使い方や自立生活の楽しみ方を伝えたり、仲間の大切さを話し合ったりしています。そのほか、就職に向けての支援やグループホームとの連携をとりながら、知的障害を持つ人の地域生活を支援しています。

2.知的障害をもつ人の人権をしんがいするできごとが、あちこちでおこっています。ぼくたちはひとりでいたらあかんとおもいます。なかまがぎょうさんおったら、みんなでいっていけるから いいとおもいます。そのためにピープルファーストであつまって、どうしたらいいか考えようとおもいます。ぼくは、障害者は自立のことをしんけんに考えたほうがええとおもいます。車いすの人やったら一人ぐらしには介護者がいります。ごはんはホームヘルパーがおればだいじょうぶです。不安なひとは、相談にのります。

(18)★自立支援センター・OSAKA★ 1. 障害者が暮らしやすい街は、すべての人にとっても暮らしやすいと言われますが、街の構造や法制度、人々の意識は壁となっています。この現状を変えていく為にも、より一層多くの障害者と彼らとつながる人々が街へ飛び出し社会にさまざまな形で参加することが私達の権利だと考えています。

(19)★地域生活支援センター「創ゆう」★ 1.1996年1月
在宅重度障害者の介護問題について考える「障害者問題研究会」を発足
1998年6月
奈良市において全身性障害者介護人派遣事業「が実施されたのを機に地域生活支援センター「創ゆう」として新たなる活動を開始
【活動目的】(1)障害を持つ人の生活権および人権の擁護と、その社会啓発(2)自立と社会参加の促進(3)相互扶助C障害のある人もない人も、共に生きられる社会の構築
【活動内容】(1)障害者同士が協調して活動できる環境づくり(2)全身性障害者介護人派遣事業に伴う介護人派遣(3)相談事業(4)情報収集及び発信(5)その他、目的を達成するために必要な活動

2.障害の違いを越えて交流、活動できる場所や機会の充実をはかること

3.奈良県にお住まいの頸髄損傷者の方で何かお力になれることがありましたら「創ゆう」までご連絡ください

(20)★特定非営利活動法人自立生活センターマイロード★ 1. 私達は南部障害者解放センターとして、堺市において20年余り障害者の地域自立に取り組んできました。現在では2ケ所のグループホーム等を活用して、十数名の障害者が自立生活をおくっています。これまでに培ってきたものを基盤にして、障害の種別を越えてより多くの人々と自立の問題に取り組み、支援していきたいと考え、2000年夏に自立生活センターマイロードをスタートさせました。 2.どちらかといえば、障害者の側より、それを取り巻く社会の側を論じたいというのが、私達のスタンスです。その上で、あえて言うとしたら自立の質の向上と言うか、自立の中身を問い直していく事が求められているのではないでしょうか。

3.まずは一歩踏み出すこと、一つの出会いをもつことが、後になって振り返ってみた時、大きな意味をもっていたことに気付くことがあります。たとえどんな小さなことでも、自分から何かを始めてみませんか。

(21)★自立生活センター・あるる★ 1. あるるは20代のメンバーが中心となっており、まだまだ知らないことも多くありますが、情報収集・ネットワークの拡充を図りながら、活動の幅を広げていきます。あるるではまず、24時間の介護体制の充実を求め、自らも供給主体になることを目指し、地域生活を確立していきたいと考えています。また、当事者同士の立場から、失敗を恐れずにチャレンジできる環境作りを目指すと共に、あなただからできること、あなたしかできないこと、あなた探しも「あるる」で応援していきたいと考えています。

2.自分は何もできないんだと我慢したり、あきらめたりするのではなく、より多くの仲間が地域でいきいきと主体的に自立した生活がおくれるような社会になっていければ…

3.私たち、あるるのメンバーは頸損連を通じて出会いました。まだまだ若いメンバーですが今後ともよろしくお願いします。

注 一部文章、マップ、写真は省略しました。

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