頸損だより2002春(No.81)

ユニバーサルファッション用
アパレルCAD研究会


昨年H13年度、一年間続けてきました「ユニバーサルファッション用アパレルCAD研究会」の委員としての大阪頸損会の活動を終了しました。当研究会はユニバーサルファッションを目指して神戸芸工大の見寺先生が呼びかけ人、(財)新産業創造研究機構を事務局に、産業界から東洋紡など素材メーカーや、アパレル会社、CADシステムメーカー、そして国の立場から経済産業省、そしてユニバーサルファッション協会や障害当事者団体として大阪頸損会と幅広く横のつながりをもちながら活動してきました。

誰もが衣生活に満足できること、つまり標準体型以外のひと、高齢者や障害者も既製服に身体をあわせるのでなく、自分の身体にあった衣服を自由に身につけることのできる社会づくりを目指して研究してきました。

具体的には、障害者や高齢者のさまざまな体型や姿勢などを計測、分析し、CADシステム化させ手作りといわれるような特注服・医療用服から脱却し、機能面を重視したオシャレでいきいきと社会参加できるような服づくりを素材から選択でき、かつ短期間で安価に提供できるような仕組みづくりを取り組んできました。

この後、H14年度からは(財)テクノエイド協会のテーマにも採択されたことから、当協会を中心にさらに具体化することを目標に進めていくことになりました。

H13年度の活動成果報告会として、1/10兵庫福祉のまちづくり工学研究所でマスコミ各社向けに記者会見、ミニファッションショーを行い、多くの新聞やTVニュースでも取り上げられました。


■以上(事務局:鳥屋)
注 写真は省略しました。

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