頸損だより2002春(No.81)

国際障害者交流センター「ビッグ・アイ」紹介


昨年、堺市の泉ヶ丘に国際障害者交流センター「ビッグ・アイ」がオープンしました。私の目で見てきた「ビッグ・アイ」を少しご紹介します。

ここ「ビッグ・アイ」は、各種研修会やセミナー、講演会などが行える大ホールや大中小研修室、会議室などがあります。そしてやはり目玉といえば、宿泊施設。バリアフリーをすごく意識した施設だけあって宿泊洋室約30室はどれも車椅子対応。そのうち4室が天井走行リフト付き。そしてさらにもう1室が最重度者対応室。天井リフトでバス、トイレ、ベッドへの移動はもちろん、ベッド両サイドのスペースや、浴室の浴槽両サイドのスペースがとても広い。介助者が本人の両側から介助できるよう意識されている。一般ホテルよりも安価なので利用しやすい。「ビッグ・アイ」内にあるレストラン「ぐらん・じゅ」は自然派の料理で、カラダに優しい食材、調理をポリシーにしているようだ。お腹いっぱい食べたあとも胃にもたれないから不思議だ。ぜひ、一食お腹に入れてみる価値あり。

皆さんも、各種催しやイベント、会議などに「ビッグ・アイ」を利用されてみてはいかがだろう。

比較的近くに自然いっぱい遊びの丘「ハーベストの丘」もある…。


■以上(事務局:鳥屋)
−−写真コメント−−

「ビッグ・アイ」最寄り駅は泉北高速鉄道「泉ヶ丘」エレベータ有りで問題なし。


宿泊室ドアは、非接触型カードリーダでロック解除。ただし、ドア内側からのロック解除はカードリーダ型でないのでご注意。


トイレ・バスまわりは広い。シャワーチェアもあるそうなのでフロントに声をかけて用意してもらおう。


ベッドは、電動で起こしたり寝かせたり出来るものがある。


ネットタイプのリフト。車椅子に座ったまま、ベッドに寝たままでも着脱しやすい。吊り上げたときも脇や足など痛くない。ベッド、風呂、トイレを自由自在に行ったり来たり。ぶら下がりながら、機嫌の良い、みの虫…。

注 写真は省略しました。

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