今回の「車椅子でシネマップ」は梅田の残りと天六、淡路の映画館を取り上げました。次回のシネコン編がシネマップの最終回になる予定ですが、前回取り上げた難波の松竹浪花座は1月末で閉館となりました。
この3館は北新地の東映会館にあります。3館のうち、車椅子でも問題なく行けるのは5Fにあるパラス2のみ。他の2館は階段があります。パラス2へ行くにはエレベーターがありますし、館内は段差も階段もなく、縦の通路もスロープだから、車椅子で見る位置は両端の縦の通路か最後列の横の通路になります。ただ、最後列の座席が少し高い位置にあるんで、低い車椅子だと前の観客の頭が視界に入って目障りかもしれません。梅田東映パラスと梅田東映は行ったことがないんで分かりませんが、電話で「(混雑時は)別の日に来てください」と、やんわりと断られたことがあります。階段しかないですが、大手の劇場なんで、行けば車椅子をかかえてもらえると思います。
梅田ピカデリーは梅田松竹会館の3F、5F、8F、10Fにあります。エレベーターがありますが、茶屋町の三番街シネマと同様、ビルの入口に高さ約20センチの段差があります。館内は縦の通路は階段なんで、車椅子で見る位置は最後列の横の通路になりますが、この通路は幅が狭く、また、10Fのピカデリー1以外は真ん中がつながってないんで、スペースはわずかしかありません。立ち見になったらかなり見えにくくなるんで、快適に見たいなら混雑時はなるべく避けた方がいいかもしれません。 係員に申し出れば映画館の中央で見ることも可能です。この場合はエレベーターでひとつ下の階に降りて、スクリーンに向かって右側の中央にある扉から入場することになりますが、この扉へ行くまでには階段が5段ほどあります。車椅子をかかえてもらうことになりますが、それが平気な人は中央のほうが断然見やすいでしょう。係員のほうからどの位置で見るか聞いてくることもありますが、こちらから「中央で」と言っても混雑時は断られるかもしれません。 待合いスペースもかなり狭いです。入れ替えの際、入場と退場の扉を分けるんで、車椅子は退場する扉(手前側)付近で待機させられ、人の流れが落ち着いてから入場することになります。
ユーラク座はシネ5ビルの1F、ホクテンザは5Fにあります。ビルの入口にチケット売場がありますが、とくに段差もないんでスンナリと入れます。ユーラク座は1Fだからそのまま行けますし、館内にも段差や階段はないんで問題はありません。通路はゆるやかなスロープ状だから、車椅子で見る位置は前のほうでも中央でも後ろのほうでもどこでも可能で、どの位置からでも見えにくいということはありません。5Fにあるホクテンザはシネ5ビルのエレベーターで行けます。エレベーターは手動扉の奥にあるんですが、このフロアは狭いうえにやや急なスロープがあるから、うまく身動きができなくてちょっと手間取るかもしれません。エレベーター内もかなり狭いです。館内はユーラク座と同様、これといって問題はありませんが、こちらは最後列くらいしか見る位置はないかな。ちなみにシネ5ビルの地下は成人向けの映画館です(笑)。
どちらも階段があります。今回の「車椅子でシネマップ」は梅田の残りと天六、淡路の映画館を取り上げました。次回のシネコン編がシネマップの最終回になる予定ですが、前回取り上げた難波の松竹浪花座は1月末で閉館となりました。