頸損だより2002夏(No.82)

2002年度大阪頚髄損傷者連絡会総会報告

東谷 太

4月23日(日)長居障害者スポーツセンターにて、2002年度の大阪支部総会が執り行われました。会員20名、協力会員4名、同伴者8名、ボランティア12名、合計44名の参加がありました。司会は昨年、福井県から大阪に引っ越してきて自立生活を始めた、「只今売出し中!」(笑)の松崎有己さんが務められました。

事務局長の鳥屋さんより成立確認がなされ、司会者より開会が宣言され総会がスタートしました。まず、この1年間に亡くなられた会員の方たちのご冥福を祈って参加者全員による黙祷が捧げられました。その後、会長挨拶があり議長の選出へと進み、「全然売出し中ではない!」(苦笑)私、東谷が議長を務めることとなり、議事へと移っていきました。

会計報告の中で会場から、「DPIとは何か?」という質問がありました。DPIとは「障害者インターナショナル」といい、当事者主体を掲げ、障害者の権利と自立生活実現を目指して活動している国連のNGO組織(非政府組織)で、現在150を超える国が加盟している団体。今年の10月に札幌で「第6回DPI世界会議」が開催されるということが報告されました。また、全体的に予算が厳しくなってきている状況であることが報告されたので、会場から、(1)頚損だよりの広告収入を増やしては?(2)全国本部への支部負担金を減らしては?(3)DPI会費は支部負担金の中から支払われているのでは?等の意見と質問が出された。それに対して、(1)では、事務局だけでは広告を集めるのは限界があるので、海員の皆さんからも情報をいただけるようにお願いがあった。(2)では、会長より、代表者会議の中で支部負担金の削減を要求することになった。(3)では、DPIの支部単位での加盟については、支部負担金の中から負担されているかどうかを確認することも含めて本部と相談することになった。役員改選では、編集部長の鈴木さんと会計の福山さんが退任され、新しく編集部長に松崎さん、会計に比嘉さんが就任されました。鈴木さんは編集部員として、福山さんは会計監査として今後も協力していただけるそうです。また、役員会の体制として、兵庫支部準備担当やホームページ担当、メーリングリスト担当など、必要に応じて役員配置を行っていくことが報告され新しい役員全員から決意表明のコメントが述べられました。以上のように、会場からも活発に意見も出され、全ての議事が承認され、無事終了することができました。総会というのは、個々の会員の皆さんの意見をダイレクトに伝えることのできる場なので、来年は是非、皆さんも会場に足を運んで、自分の思いをぶつけて欲しいと思います。

注 内容は省略しました。

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