頸損だより2002冬(No.84)

兵庫頸損連絡会準備室だより

〜暮らしを見直せる支援費制度〜


暑い夏が終わるとすぐに寒い冬が・・・毎年同じことを言ってる今ごろ(11月)の季節です。夏ばてから解放された皆さんお変わりないですか。これからやってくる冬に備えて体力をしっかりつけときましょう。

ところで、来年度から始まる支援費制度に皆さんはどのように対処されてますか。次々に出てくる問題点に我々当事者はもちろんのこと、事業者、行政の担当者も悩みまくってますね。しかし、これらの状況を吉として我々の生活を向上させるようにもっていくチャンスだとも思います。具体的には、一人暮らしを求めている人なら今の生活の現状を把握して我慢している事でも必要と思えばサービスとして申請することが出来ます。介護者が集まらないので一人暮らしを諦めている人がおられるなら、それも申請時に申し込む事も出来ます。自分の生活をチェックしどんな些細な事でも必要なら申請しましょう。問題だらけの支援費制度ですがこのチャンスを逃す手はありません。

さて、去る、10月8日(火)兵庫県県民会館で『第10回福祉のまちづくりセミナー』が開催されました。当日は朝から曇り空で昼前からは雨が降り出し参加者も少ないだろうと思っていたら、会場(350人収容)はほぼ満席の盛況でした。私は、兵庫頸損連絡会設立準備室代表としてパネラーで参加しました。会場には会員の坂上さん、また副知事を初め県の関係者も多数見えていたので兵庫県にも頸損連絡会を作るというアピールは出来たと思います。

セミナーが終わり控え室で休んでいると『兵庫県には頸損連絡会が無かったの?』と声をかけられました。気付いてもらえた第1号でした。今後も機会を見つけては公の場でも兵庫頸損連絡会の存在をアピールして行くようにしたいと思います。


メーリングリスト参加の案内

兵庫の活動を盛り上げてみようと思う方、兵庫独自の情報がほしいと思う方、面白そうやから覗いてみようと思う方は、是非参加してください。参加を希望される方は

{ 坂上正司  saka-ue@jttk.zaq.ne.jp までメールを下さい。}

上記アドレスにメールを送信し申し込み手続きをすることでメンバーとして登録させていただきます。


兵庫頸損連絡会設立準備室所在地(仮)

〒674−0068

兵庫県明石市大久保町ゆりのき通2丁目3番地の5

サウススクエア 1−205

三戸呂克美

電話 078−934−6450 e-mail : k-mitoro@nifty.com


私の一言

今年の5月から一人暮らしを初めて半年が過ぎた。必要な家財道具も一応揃える事が出来た。生活は多くの人の支援で成り立っている。友人や知り合いからは快適に過ごしているか、と聞かれるが『快適ですよ』と正直応えられない。時間をかけ、実験を繰り返し住居の環境整備に力を入れた。その点は申し分のない形が出来上がった。だが、施設生活が長かったのか快適に過ごすというイメージが出てこない。一人暮らしを決めたとき描いた生活は確かにあった。冒頭には一人暮らしを勧める事を書いたのにここでは逆の事を書いている。「しっかりせーよ」、と自分を責めたくなる。

『大切なのはただ生きているということではなくて、よく生きるということなのだ』というソクラテスの有名な言葉がある。快適な・・・という言葉に惑わされ楽しく生きる事を忘れていたようだ。

(文責:三戸呂克美)
注 写真は省略しました。

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