頸損だより2003春(No.85)

頸損連インターネットNEWS


今年の冬はインフルエンザが猛威を振るいましたね。その流行に乗ってしまったのか、ただの風邪だったのかは定かではありませんが、何年かぶりに寝込んでしまいました。タンが自力で出しにくい頸損者にとっては、たかが風邪と甘く見ていると大変な目に遭いますので、皆さんもどうぞご注意を(経験者は語る・・・)。

● ホームページ

頸損連ホームページでは、開設当初から頸損だよりの記事を紹介しており、当ホームページの特徴の一つになってましたが、掲載に際して今までとくに執筆者の方の確認を取っていませんでした。そのことについて、執筆者の知らない間にホームページに掲載されているのはやめてほしいとご指摘を受けました。今までこの点について配慮が足りなかったことをお詫びしますとともに、2002冬(No.84)号より、執筆者から掲載可・匿名での掲載可・掲載不可のいずれかかを確認してから掲載することにいたしました。また、すでに掲載した分については、匿名での掲載希望・掲載不可の場合は、連絡をいただいた上で対応させていただきたいと思います。1999春(No.69)より掲載開始していますので、それ以降に頸損だよりの原稿を執筆された方の中で、ご希望の方はご連絡いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。今後もホームページに関するご意見・ご要望などお待ちしています。

● メーリングリスト

4月からのスタートを控えた今年1月になって、支援費制度のホームヘルプサービスに月120時間の上限を設けるという話が厚生労働省から急に出てきて、全国の障害者の間で大問題になりました。別のページでも触れられているかもしれませんが、簡単に経緯を紹介しますと、今まで現行のサービス水準は維持すると言っていた厚生労働省で、打って変わってホームヘルプサービスに120時間の上限を設ける案が作成されているという情報が流れたことが事の発端でした。東京や大阪など、今まで独自に福祉サービスを向上させてきた自治体ではサービスの後退につながり、全国の障害者から反対の声が広がりました。厚生労働省前で障害者が終結して抗議行動を行うまでに事態は大きくなり、厚生労働省側も坂口厚生労働大臣が移行措置を設けるという発表を行いましたが解決にはつながらず、結局厚生労働省が上限案を撤回することで、事態は一応収拾しました。

DPIホームページ (http://homepage2.nifty.com/dpi-japan/)を中心に最新の情報が刻々と発信され、全国で歩調を合わせた抗議行動を可能にしました。当メーリングリストでもこの情報は逐次伝えられ、会員の何名かは東京での抗議行動に参加し、それ以外の会員も、省庁や自治体、マスコミに抗議や意見をFAX・メールを送るなどの行動を起こしました。このような活動が全国で同時に起こり、これが上限撤回の大きな要因の一つとなり、今回の一連の出来事はインターネットの威力をまざまざと見せ付けることとなたといえます。


ホームページアドレスは、
『パソコン版』
http://rsakurai.hp.infoseek.co.jp/oaq/
http://rsakurai.infoseek.ne.jp/oaq/
(上記ホームページアドレスに自動転送)
『iモード版』
http://rsakurai.hp.infoseek.co.jp/i/oaq/
http://rsakurai.infoseek.ne.jp/i/oaq/
(上記ホームページアドレスに自動転送)

メーリングリストへの参加申し込みは、本名、登録希望のメールアドレスを明記の上、okeison@yahoo.co.jpまで。また、メーリングリスト、ホームページ、インターネット、コンピュータ利用に関するお問い合わせも上記メールアドレスか事務局まで。

桜井龍一郎:VZB07421@nifty.ne.jp

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