去る、11月16日(日)兵庫県明石市において『支援費制度6ヶ月を振り返って』のフォーラムを開催しました。今回開催したフォーラムは兵庫頸損連絡会が発足して県内で行う初めてのイベントで大阪頸損連絡会との共催でした。
当日は週間天気予報によれば大雨のことでしたが、なんと!予報を覆しての晴天、しかも寒くもなく、暑くもなく頸損の我々にとっては外出日和と天も味方してくれた当日でした。参加者の出足も早く開場時間の13時には多くの方が集まり準備で受付をお待たせする状態でした。
アンケートには、次回も是非参加しますと、支援費制度に関心が高く自立生活には欠かせない制度であることを再考したフォーラムでした。
11月16日、お天気良し、また交通便も良し、「秋の勉強会」にふさわしい会場で、初の兵庫頸損連での行事が約50名という参加者の熱気に包まれて、明石城の南下「明石生涯学習センター」にて開催されました。
兵庫頸損代表の三戸呂さんの、にこやかな笑顔とご挨拶は温かい当日そのものであり、パネリストの桜井龍一郎さん、廷澤庸行さん、宮野秀樹さんの、お話は「支援費」に対する濃い中身で時間はまたたくまに過ぎていきました。
(1)1週間のケア計画
(2)支援費以前よりよくなった点
(3)支援費以前より悪くなった点
(4)「こんなことにも支援費が使えますよ」とアピールしたいこと
以上の配布資料によりパネラーの方からの報告がそれぞれあり、頸損と言う同じ障害でも、介助を必要とする度合い、生活様式また思考による違いを抱えて問題が活発に出されました。
支給量の使い方では、事業所との関係によるケア計画、曜日と時間帯のやりくりなどに対する質問の中で「もう少しわがままな障害者になってみては如何でしょう?」と心強い意見がありました。
またこれから支援費を受けられるご家族と、パネラーとの応答では、「必要な事はすべて言うように」「時間をかけて(頑張りで)出来る事」は「できません」と言うようになど経験者でないと言えないアドバイスがあり、あらためて行政に対して自らのケア計画を示す必要性を学んだひとときでもありました。
市町村による差、個人的な選択、工夫などとこれから先も「支援費」は目の離せないものの、自己決定する生き方、自立した生き方をしようとする仲間で溢れた会場からは、時には爆笑も響き頸損会の頼もしさを感じた1日となりました。ただひとつ司会進行をして下さるはずの、坂上さんの体調がお悪く参加されなかった事は大変残念でした。
三戸呂さんお疲れさまでした。大阪頸損のみなさまありがとうございました。
(注:アドバイスはパネラーの皆さんの経験によるものです。)
質問1.事業所の探し方をどうしたら良いのか?〜事業所を探すポイント〜
質問2.日常生活支援はどう申請するのか?また、移動介助はどういった時に使用するのか?
質問3.ショートステイはどう利用するのか?
質問4.身体障害者へのケアマネージャーは必要か?
障害があっても自分の生活は自分で創る。支援費制度も利用しよう!!
毎号「頸損連インターネットNEWS」を担当しております桜井です。すでに皆さんご存知かもしれませんが、じつは私、大阪だけでなく兵庫頸損連のホームページも担当しております。ということで、今回はいつもの原稿に加えて、兵庫頸損連のホームページにつ
いての原稿も書くことになりました。つきましては兵庫頸損連ホームページの開設から在までの経緯を簡単に紹介いたします。兵庫のホームページを作る話が出たのは2003年3月だったと思います。大阪の場合は、私個人用のサーバスペース内に設置したため、ホームページアドレスに私の名前が出てしまったのですが、兵庫では専用のアカウントを取得し、ホームページアドレスもすっきりさせることができました。会の紹介や、サーバ備え付けのカウンターや掲示板、チャットルームを設置した程度の簡単なページ構成に、テキストベースのこれまた簡単なレイアウトで開設にこぎつけたのは兵庫頸損連発足の少し前、2003年3月15日でした。
その後、会の沿革、設立の案内などを追加し、5月にレイアウトを少しましなものに変えて、現在に至ってます。ということで、まだまだ内容的には不十分なホームページですが、今後少しずつ充実させていきたいと思っていますので、大阪ともども兵庫のホームページもどうぞよろしくお願いいたします。
「兵庫頸髄損傷者連絡会」