頸損だより2005秋(No.95) 2005年9月25日発送

兵庫頸損連絡会だより

〜国会は解散したけれど我々の戦いはこれからだ〜


重度障害者の自立は国にとってはマイナスなのか?答えは簡単“NO”だ。それがなぜ我々の意見を聞かずして自立支援法案が出来たのか?そもそも国の役人は障害者にお金を使いたくないのが本音だろう。だからといって一律に自己負担金を取れば平等だなんてことをやるからおかしくなるのだ。そこでこんな提案をしたい。

自立支援法案が国会が解散したことで廃案になった。しかし、無くなったわけではない。国政選挙が終わると秋の臨時国会に再度提出されるようだ(この原稿を書いているのが選挙前であるので予想になり申し訳ない)。どうしてもこの法を作りたいと厚生労働大臣が言った。障害者には最適な法らしい。ここでちょっと待てよと考えると、支援費制度での予算不足が200億円ということだが、国会が解散して選挙になると500億〜700億円もいるらしい。おかしいよ。選挙に行く人、すなわち投票率は30〜50%強じゃない。そりゃ!100%選挙に行けば良いけど解散前を見ても自分も意見すらもたずに成り行き任せのような議員もいてる。皆が国民のこと、国のことを考え活動しているとは思えないように、そんなに立派な人が出てるわけじゃない。そんなのに多くの予算をかけてやる必要があるの?今の国会議員って、親子、兄弟、夫婦などなど身内で日本の国をもてあそんでない?あげくの果てに、総理大臣自ら自分の意見に逆らうものは切り捨てるなんか言って、刺客とか、対抗馬を出すって。刺客・・・子連れ狼じゃないよ。対抗馬・・・競馬と違う。こうなったら政治も私物化してしまえ!だな。選挙に500億もお金をかけなくても方法はあるでしょう。そこで提案、国会議員になりたい人が国会の玄関前に集まり整理券をもらう。そして、ビンゴゲームか阿弥陀くじで抽選。これならお金をもたない人も、ジバン、カンバンの無い人もなれる機会が多いにある。政党に公認されないから立候補するのをやめる人もいるようだ。公認されないでもやるという人もいるし、結局お国の為に身を置くのでなく自分のためだけの議員だったのかと思われても仕方がない。投票率が低いのは誰を入れても同じだと言う人が多く自分の生活に直接影響が無いと思って投票に行かないからだろう。選挙は厳粛なものだといった時代はもう遠い過去の話しになったのかもしれない。だからよけい多額の選挙費を使うのはやめて抽選で決めてほしい。立候補者もお金を使わずに済むので汚職が無くなるかもしれない。気持ちに余裕ができると落ち着いて物事を考えることができるだろう。

しかし、現実にかえればこの自立支援法案このまま通れば我々の生活を脅かすものであることには間違いない。“重度障害者の生活が破綻する法案には真っ向から戦う”

(文責:三戸呂克美)

<兵庫頸損連絡会活動報告>

6/19: 大阪役員会出席(森、三戸呂)
6/29: 県障害福祉課との団体交渉・ビラまき(宮野、三戸呂)
7/2: ボランティアイベント参加(森・宮野)
7/7: 事務局会議「全国大会報告書作成」(宮野、三戸呂)
7/14: 交通事故で入院。退院後リハビリで受け入れてくれる病院についての相談(三戸呂)
7/21: 事務局会議「全国大会報告書作成」(宮野、三戸呂)
7/24: 大阪役員会出席(坂上、森、宮野)
7/25: 学習会案内チラシ配布依頼「県リハセンター内各セクション」(三戸呂)
〃: 県リハ家庭介護研修センターにて介助中のヒヤリ、ハット事例ビデオ取り(三戸呂)
8/2: 事務局会議「行事打合せ等」(宮野、三戸呂)
8/8: 事務局会議「行事打合せ等」(宮野、三戸呂)
8/14: 頸損ドキュメンタリービデオ制作会議(宮野)
8/16: 星ヶ丘厚生年金病院から相談依頼、訪問(宮野)
8/18: 事務局会議「行事打合せ等」(宮野、三戸呂)
8/19: ユニバーサルデザイン全国大会参加(三戸呂)
8/21: 大阪役員会出席(宮野、三戸呂、森)

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