去る4/20〜22(木・金・土)インテックス大阪で開催された総合福祉展「バリアフリー2006」に行ってきました。いつもは見学者として参加していましたが、今回は初めて出展者側(依頼されて実演デモをしました)での参加となりました。しかし、さすが関西最大級の福祉機器展だけあってたくさんの人が来場していましたね。私が参加したのは22日の土曜日ということもあって人が溢れかえっていました。やはり障害当事者だけではなく、関係者にとっても様々な新しい機器や用具を目にする絶好の機会なんだと実感しました。
そんな中で私が実演デモをおこなってきたのは『特定非営利活動法人e-AT利用促進協会』のブースに(株)アクセスインターナショナルが出展していた環境制御装置「みてら」。この「みてら」は三菱電機コントロールソフトウェア株式会社の製品であり、福祉のまちづくり工学研究所からの依頼で、設置実証実験への協力およびモニターとして、私が日常生活で実際に使っています。「展示だけより、当事者に実際に使っているところを見てもらう方が良いだろう」ということで私に実演の依頼がきたのですが、予想通り「今から実演デモをおこないます」と呼びかけると、ブースの前にはたくさんの人が集まり、興味津々に私の操作を見入っていましたね。みなさんの目にどう映ったかはわかりませんが、少しは貢献できたのでしょうか。会場で予め設置された機器を操作しただけですので使用感が伝わったのか心配なところです。
この「みてら」は今までの環境制御装置とは格段に性能が違います。私も以前から他の環境制御装置を使用していたので「環境制御装置もこんなに進化したのか」と驚くほどに使い勝手は良いです。対応できない家電製品はほぼ無く(海外製品は設定が難しいらしい)、1000チャンネル以上あるのであらゆる操作が可能になっています。照明・電話・ベッド・テレビ・コンポ・エアコンとで使用していますが、これらを違和感なく操作できています。介助と併用するとQOLは上がるんじゃないかな?ただし、パソコンの起動には対応していない(よく質問される)のと赤外線の届く範囲でしか使用できないのと、“高額商品である”というのが私たちにとっては問題でしょうか。でも、値段の問題はあるにしても魅力的な道具であることには間違いありません。こういうものが「日常生活用具」の支給対象になってくれると良いのに…としみじみ考えてしまいます。
機会があれば体験してみてくださいね!