頸損だより2007夏(No.102) 2007年6月23日発送

☆頸損魂!一投入魂ボウリング大会☆

太田 康裕


3月21日(水・祝)に大阪・兵庫合同のボウリング大会が心斎橋のラウンドワンで行われました☆

今年は昨年に比べ参加者は少なかったですが、初参加の方も来て下さり、タイトル通りの頚損魂のこもったボウリング大会ができました。

今回のボウリング大会でも、これまでと同様に頸損連で作ったボールランプ(すべり台のような形をしてボールを転がす事ができるスロープ)を使い楽しみました!ただ転がして投げるだけやん!と思う方もいるかもしれませんが、これまた、ただ転がすだけではなく奥深いものでもあるのです。ボールの向きを変えるだけで転がる方向も変わり、ラインを読みながら投げる方向を変え、またメンタル的な動揺さも絡んでくる自分との戦いのスポーツでもあるのです。野次をかけられようが動じない頸損魂を見せ合う事ができたと思います。


写真で見てもわかってもらえると思うのですが、みんな色んな工夫をしながら投げていました。横から投げる方もいれば、口でくわえた棒で投げる方などみなさん工夫しながら投げていました。また介助者に細かい指示をするのも難しいもので、逆に介助者とぴったり息があえば感激が味わえました。


今回も2ゲーム行いましたが、あっという間に終わったように感じます。そんな、白熱した大会での優勝を勝ち取ったのは、個人では菊川みどりさん、団体では宮野秀樹さん、鳥屋利治さん、山本ゆうさん、葭原麻衣さんで、豪華賞品?!を手にしました!!(おめでとうございます♪)

ちなみにブービー賞は岡本さんです♪(次の大会までに鍛えておいて下さいネ☆)

大会が終わった後は、OCAT(オーキャット)のアサヒスーパードライで交流会を行いました。交流会も大会に参加してくれた方がたくさん残って下さり、おいしい料理・美味しいお酒・そして楽しいトークで、大いに盛り上がることができました。参加してくれた方の感想や写真を載せているので見てくださいね☆

☆OCAT(オーキャット)の交流の模様☆

『ちょっと僕の感想も・・・』

僕は頸損になった当初、何かをする時にこれは出来ないんじゃないか、僕には無理じゃないかと自分の中で答えをだしていたように思います。けど、考える前に行動する事や、行動して気付く事で学ぶ事はたくさんあると思います。もちろん失敗する事もあると思うのですが、失敗する事で学べる事はいっぱいあると思います。なので、失敗することは恥ずかしい事では無く生きていく上で必要な事だと僕は思っています。何事も工夫したり自分ではできない所をサポートしてもらう事で自己実現していく事が大事なのではないかと思いました。春レクレーションの担当をさせてもらい失敗する事もいっぱいありましたけど、ボールランプを作るのに毎年毎年試行錯誤しながら投げやすいボールランプを作るのに楽しさを覚えました。ボウリングをするのにも最初は、僕には出来ないと思っていましたが毎年工夫しながら何事もできる気持ちをもち、楽しく生きていく事の大切さを知ったように思います。今年は、春レクレーションはお休みしますが、また違った形でみなさんと楽しい事が出来たらなと思っています。

その時まで・・・。太田 康裕

☆初参加!池田さんの自己紹介と感想です☆

『自己紹介』

兵庫県尼崎市在住の池田英樹です。年齢は33歳です。気管切開で24時間人工呼吸をつけて生活しています。両親とヘルパーの人にみてもらっています。2000年に交通事故で頚椎のC−4と5を損傷して病院に1年半入院してそれから家に帰りました。頚損になってから約6年が経っています。

趣味は競馬、競艇、酒とご飯を食べに行く事と映画、野球を見に行く事です。あと日帰り旅行なども行きます。こんな僕ですが宜しくお願いします。

☆呼吸器と車いすでのボウリングに初挑戦してみての感想☆

最初ボーリング大会に参加するのはどんな風にしてプレーするのか興味があって参加をしてみようと思いました。最初、やってみるまでは本当にできるのかとすごく心配をしていました。実際にボーリング場に来てやり方の説明を聞いてみてゲームをしだすとけっこうおもしろかったです。あとゲームが後半になるにつれてボールの曲がり方が微妙に違ってくるので今度からそれの研究をして参加したいと思います。初めて参加させてもらって大変うれしかったです。また機会があれば是非参加したいと思います。呼吸器をつけていてもやりたい事があればある程度の事ができると言う事を他の人達にもわかって欲しいと思います。

☆今後への意気込みなど・・・☆

新魔球考案中です。ぜひ今度の大会に使いたいと思います。ダーツの吹き矢バージョンでできたら面白いなと思っています。今度遊びでやってみようと思っています。


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