頸損だより2007冬(No.104) 2007年12月22日発送

「セルフヘルプ活動中間報告」

赤尾 広明

今年度、大阪頸髄損傷者連絡会では学習会とかレクリエーションなどの行事の回数を減らし、その代わりにセルフヘルプ活動に力を入れるとお伝えしましたが、ここで上半期の活動内容について簡単に報告しておきます。

活動件数としては20件ですが、内容としては主に病院とか自宅の訪問、交流会が中心でした。6月に行われた兵庫頸髄損傷者連絡会主催の市民公開講座を通して知り合った頸損者とはその後も交流の場を持ちながら、7月には他の人工呼吸器使用者を交えて飲み会、8月には三宮でカラオケを行いましたが、人工呼吸器のリズムにあわせて息継ぎしながら歌う彼らの姿に圧倒されると同時に、あまりのうまさにビックリしました。彼らの出身病院である関西労災病院(尼崎市)には今も人工呼吸器使用者を含めた頸損者が入院されているので、今後も引き続き訪問して行く予定です。また、7月には広島、10月には愛媛に出向いて、それぞれの地域で暮らしている頸損者との交流会を行いましたし、6月の全国大会では1名、10月の代表者会議では2名の頸損者が初めての宿泊にも挑戦しました。

さまざまな事情でなかなか交流する機会の少ない頸損者を元気づけるための活動でありながら、逆に僕たち自身が元気をもらい、楽しみながら活動しています。

声をかけることから始まるセルフヘルプ活動…みなさんもぜひよろしくお願いします。



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