頸損だより事務局通信 No.3


大変だった梅雨、そしていよいよ初夏

今年の梅雨は本当によく降りました。おかげで予定していた外出を断念しなければならなくなってしまった方がたくさんおられたのではないでしょうか?

もうすぐ梅雨明け、今度は暑さとの闘いが待っておりますが、みなさん体調を崩さぬようイイ夏!!をお楽しみ下さい...

「秋の講演会」の開催が9/12(日)から9/19(日)に変更になりましたのでご注意下さい。なお内容については次回事務局通信にてお知らせします。乞うご期待!!。以上(事務局)




ニュースあれこれ

◇ナンバープレートにICチップ導入の方針 運輸省◇

朝日新聞ニュース速報




運輸省は8日、自動車のナンバープレートにドライバーや車両の詳細な情報を電子的に書き込んだICチップを取り付けた「スマートプレート」を導入する方針を明らかにした。災害時などの自動車の流入規制や、障害者が乗る車への優遇措置のために、機械的にプレートをチェックするだけで必要な情報を把握できるようにする。プライバシー保護の観点から、情報をどこまで書き込むのが適当かなどの課題を、運輸相の諮問機関である運輸技術審議会で今年秋から半年間をめどに検討し、2001年中の導入をめざす。

運輸省の方針では、自動車後部のプレートにICチップを取り付け、道路や駐車場などに設置した専用機器で、必要な情報を読み取る。災害時に緊急車両の通行を妨げないため、被災地域に自宅があるドライバーの車両だけを選んで通行させたり、車種別に通行量を把握したりすることが、瞬時に可能になる。

運輸省は現在、低公害車の通行料金などを優遇する制度を検討しているが、その実施の際にも有効と見ている。今後定着すると見込まれている各種料金の自動徴収システムに、プレートの情報を読み取る機能も設けることで、優遇車種を区別できるためだ。障害者の車に対する同じような優遇措置の普及にも役立つと、運輸省は見ている。

[1999-06-09-03:11]




コレクティブハウジングとは何?

コレクティブハウジングは、近頃非常によく使われている住宅用語であり、集合住宅を意味します。決して難しい建て物ではありません。今、私たちは在宅生活(施設生活、病院で入院生活をされている方もあると思いますが)をしているわけですが、介助ということに関しては、少なからず家族や身内の者にお世話になっていることと思います。しかし、それが自分にとって、また家族や身内の者にとって「逃げることの出来ない地獄の毎日」などと呼ばれることになるのです。

そんな現状はもう無くしましょう。家族や身内の者に楽をさせてあげましょう。不安や心配の日々を無くしましょう。障害を持つ者同士が生活をする。施設や病院ではなく、「自分の部屋を持ち」「プライバシーはきっちり守られる」「24時間の支援体制がある」など「理想」ばかり並べた家を求め、造ろうとしているのがコレクティブハウジングなのです。しかし、本当にそれが理想なのか考えてみましょう。決して理想なんかではありません。自分たちが生きていく権利として当然手に入れるものであり、そして我々自身も手に入れるために動くことが必要です。現在進めているハウスは、神戸市西区にあるお寺の土地を借用し造る計画ですが、昨年の9月に土地利用の話があってからもうすぐ1年になります。今年の9月には借用するか、しないかの返事をしなければなりません。6名集まることでハウスは建設可能です。が、一人1000万円から1500万円の資金が必要となります。これでは「お金を持っていないと参加できないじゃないか」と思われますが、民間の賃貸住宅で障害者が使用できる物件があれば、まとまった資金も必要とせず、家賃を払うのみで生活ができる住戸を建設する話もあります。

事務局通信に載せています図はあくまでもイメージ図であり、建設するときは自分の住みやすい住居にするのです。皆さんの中で「これはおもしろい、夢がある」と思われた方は、仲間と一緒に生活できるコレクティブハウジングの建設に参加しませんか。

★お問い合わせは
〒651-2134
神戸市西区曙町1070県立総合リハビリセンター自立生活訓練科
三戸呂克美
までご連絡下さい。
図は省略しました。

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