暑かった夏もようやく遠ざかり、急に涼しさが駆け寄ってきたここ数日。みなさんにはご機嫌うるわしゅう〜、ことと存じ上げます。さてさて、先日開催したなみはやドームでの秋の講演会「激論!ユニバーサルデザイン」も大好評。ステージと客席との間でメチャメチャ活発な意見交換。時間も足りないくらいで、また次のチャンスを期待することに。
この事務局通信がみなさんのお手元に届く頃には、一年ほど温めてきた文化イベント「夢幻のMessage」もちょうど終わった頃。夢を形にされたスタッフ、実行委員のみなさま、おっ疲れ様でした。開催期間中、力作の数々を見に行けなかった方々は、残念無念。悔やんで下さい。
さて、この後はと言いますと、10月の大運動会、11月、12月のボランティア&会員の勉強会。ここで勉強会初の宿泊体験にもチャレンジします。まだまだ、イベント目白押し。乞うご期待!■以上(事務局:とやとしはる)
09/13 20:16 <介助犬>阪急百貨店、本店、支店など全9店舗で受け入れへ
朝日新聞ニュース速報
阪急百貨店は13日、本店、支店など全9店舗の全フロアで、手足などの不自由な人の日常生活をサポートするためにトレーニングされた介助犬と聴覚障害者を助ける聴導犬を15日から受け入れる、と発表した。同百貨店は「全店舗での介助犬受け入れは、全国の百貨店で初めてではないか」(広報室)と話している。
「身体の不自由な方の自立と社会参加の支援のお役に立てれば」というのが、介助犬と聴導犬を受け入れる理由。店舗のインフォメーションセンターで狂犬病予防接種注射済票などを確認したあと介助犬などの入店を認め、係員が同行して買物を手伝うことになるという。[1999-09-13-20:16]
当会会員(前事務局長)の谷内政夫さんが8月20日ご逝去されました。在りし日のお姿を偲び、心よりご冥福をお祈りいたします。
●「ノッティングヒルの恋人」
アナ・スコット(ジュリア・ロバーツ)はハリウッドで、出演した映画はすべてヒットしている世界的に有名な大女優。ウィリアム・タッカー(ヒュー・グラント)はウエストロンドンで、旅行書専門の小さな本屋を営むバツイチの男。
そんな二人がノッティングヒルの街角で出会い恋に落ちた。しかし、住む世界があまりにも違いすぎる、ハリウッド・スターと平凡な男の心はすれ違うばかりで...。
(梅田ピカデリー他、松竹洋画系で公開中)。
現代版「ローマの休日」といわれてるんですが、すごくロマンティックなラブコメでした。こういう夢みたいな出会いにはあこがれますね。相手は別に有名女優とか社長令嬢でなくてもいいんだけど、それこそ松田聖子が“ビビビッ”っと感じたような、運命的な出会いをしてみたいもんです。
なーんてね、そんな夢を見たくなるような作品でした。ウィリアムの同居人が面白くて、ゲラゲラ笑わせてくれるし、ラブストーリーの女王、ジュリア・ロバーツはキレイ。
「プリティ・ウーマン」よりはこっちのほうが好きです。
余談ですが、ヒュー・グラントが主演したアメリカ映画で、「ボディ・バンク」という作品があるんですが、これは未見の方にはオススメ。病院を舞台にしたメディカル・サスペンスなんですが、脊損にとってはかなりショッキングな内容です。
何がどうショッキングなのかはネタバラになるんで書けませんが、機会があったら是非是非、見てください。
●「バッファロー'66」
5年間の刑期を終えて出所したビリー(ヴィンセント・ギャロ)は両親には自分が服役していたことは内緒にして、「ずっと政府の仕事で遠くにいて、今は妻と幸せに暮らしている」とウソをついていた。ところが、電話で母親に、「今度妻を連れて会いに行く」と約束してしまったもんだから、さあ大変。思いあまったビリーは通りすがりの女性、レイラ(クリスティーナ・リッチ)を強引に拉致し、自分の妻を演じさせようとするが...。
(心斎橋パラダイスシネマで公開中)
上記のストーリー紹介からは想像つかないと思いますが、この作品はとてもキュートでロマンティックなラブストーリーなんですよ。誰かに愛されたいと願いながら、体に触れられることさえ拒んでしまうビリーと、そんなビリーの気持ちを優しく温かく包み込むレイラの愛の物語。
ビリーは誰に対しても暴力的なんですが、それは気弱な性格を他人に見せたくないからなんですよね。
こんな情けない男、どこにでもいると思うけど、演じるヴィンセント・ギャロのワイルドなルックスとのギャップがなかなかいい感じで、すごく魅力的なキャラなんです。でもって、レイラもそんなビリーの性格をすぐに見抜いてるから怯えることなく彼のウソに付き合うんですが、彼女も魅力的なんだ。
ラストシーンがとってもロマンティックで、見終わった後、(とくに女性は)ビリーが愛しくなること間違いなし!?ですよ。
オススメ指数80%!
「車椅子でシネマップ」梅田編Part.1
僕は映画が大好きでして、月平均4本くらい映画館で見てるんですが、映画館によっては段差があったり階段しかなかったりするんで、車椅子だと人の手を借りなければ行けないところがあります。そこで、僕がこれまでに行ったことがある映画館と、行ったことはないけど知ってる映画館について、段差や階段、車椅子席(=車椅子用スペース)の有無、館内のどのあたりで見ることになるか、など。
僕が知ってる限りの情報を紹介していこうと思います。
その前に、すべての映画館でいえることなんですが、チケット売場の窓口で身障者手帳の提示を求められることがあります。手帳を見せなければ割引してもらえない場合がありますんで、手帳はお忘れなく。また、介助者1名の割引も係員によってはこのサービスを知らない場合があるんで、その場合は割引があることを主張しましょう。
(身障者の映画料金は1000円、介助者1名も1000円です)。
[ちょっと訂正:なかには介助者の割引はない映画館もあるかもしれません。赤尾]
それでは、まずは「梅田編Part.1」ということで、東宝系列のチェーン館からご紹介。
★北野劇場 ★梅田スカラ座 ★梅田劇場
この3館はHEP NAVIO の8Fにあります。ナビオの正面にあるエレベーターで8Fまで行けます。エレベーターを降りたところで、右手にあるのが北野劇場、左手にあるのが梅田劇場、左手奥にあるのが梅田スカラ座です。この3館の館内の構造はほとんど同じで、どこにも段差、階段はないから、車椅子でも全く問題ありません。
車椅子で見る位置は最後列の通路が一番見やすいと思いますが、縦の通路も中央の横の通路も階段ではないんで、自分の見やすい位置で見ることができます。
混雑時は車椅子は一般とは別入場になるんで、「タイタニック」級のメガヒット映画でも入れ替えの際、先に入れてもらえます。しかも、待機するのは一般の人とは別のスペースだから、入れ替えの数分前に行っても余裕で入れます。車椅子用のトイレは北野劇場にしかありませんが、梅田スカラ座、梅田劇場でも係員にいえば利用させてもらえます。
★三番街シネマ1,2,3
この3館は百又ビルの4F、5F、6Fにあります。映画館まではエレベーターがありますが、ビルの入り口に高さ約20センチの段差があるんで、窓口で係員を呼んでもらい、介助してもらわなくてはなりません。館内は車椅子でもまったく問題ありません。ナビオ8Fの3館同様、縦の通路も階段ではないんで、自分の見やすい位置で見ることが出来ます。待合いスペースがあまり広くないんで、混雑しそうな話題作なら早めに行ったほうがいいでしょう。車椅子用のトイレはありません。
★ナビオシネマ4,5
この2館はHEP NAVIO の7Fにあります。ナビオの正面にあるエレベーターで7Fまで行けます。どこにも段差、階段はないんで、車椅子でもまったく問題ありません。最後列の右側に車椅子用のスペースがあります。完全入れ替え制、立ち見なしの映画館なんで、見たい時間のチケットが売り切れてたら入れないんですが、車椅子用のスペースがあるおかげで混雑時でも入場できます。車椅子用のトイレは館内にはありませんが、ナビオ7Fのフロアにあります。一度館内に入ったらチケットの半券を提示しないと外には出られないんで、半券はお捨てにならないように。
★OS劇場 ★OS劇場CAP
この2館はHEP NAVIO の北向かいにあります。僕は行ったことないんですが、階段しかありません。ただ、階段昇降機が設置されてるんで行けないことはないです。館内には車椅子用のスペースがあり、車椅子用のトイレもあるようです。
梅田にある東宝系列のチェーン館は上記の6館10スクリーン。ナビオにある映画館は車椅子でもまったく問題ないんで、見たい映画がここで上映されると、それだけでうれしくなってしまいます。
次回「梅田編Part.2」はミニシアターの予定。
それでは、また。
赤尾広明(チビデカ)
◆福祉機器展示会のお知らせ
日本リハビリテーション工学協会主催の第11回「福祉機器コンテスト'99」の入賞作品が10/18〜11/12まで(土日祝休み)神戸・玉津の兵庫県立総合リハビリテーションセンターで展示されます。
上り坂でこぐ手を離してもバックせず、下り坂でもブレーキをかけながらゆっくり下りられる手動車イス用多機能ブレーキなど受賞作全9点が展示されるほか、福祉機器の常設展示場もあります。ちょっと遠いですが、興味のある方は明石大橋の見学がてら見に行かれてはどうでしょうか。
モリユーイチ
それでは、モーンダーイでーす。
先日開かれた、なみはやドームでの秋の講演会。盛り上がりましたねー。
テーマは「激論!○○○○○○デザイン」。さてこの○○○○○○の部分には、一体何という言葉が入るのか?お答え下さい。
ご応募はEメールで
1:答 2:お名前、住所、電話番号
3:貴方ご自身の近況や地域のトピックス、ご意見など何か一言メッセージ(なんでもいいんで、何か書いて下さいね)の3つを必ず書いて
・E-mail:toya@silver.ocn.ne.jp(大阪頸損連絡会事務局)
までお送り下さい。抽選で1名の方に、JCBギフト券(500円)をプレゼント致します。締め切りは1999年10月31日(日)(当日消印有効)です。当選者は次号「事務局だより」で大発表!みなさんからのおたより待っちょります。
それでは、次回までアミーゴ!!