頸損だより事務局通信 No.15


いよいよ5/26,27は全国総会京都大会!!


思い起こせば昨年秋、京都頸損会と初の合同イベント「ピクニックdeピクピク」を開催。これを機にいろいろと一緒にやっていきましょうと、お互いのスタッフ会議や例会に相互で参加しあい約半年。その大きな目的でもあった全国総会の京都大会がいよいよこの5/26,27に開かれる。これからの頸損会の大切な役割の一つとも言える、重度の障害があっても普通に生活し社会参加ができる社会づくりを目指さそうと「人工呼吸器使用者の自立生活」をテーマに掲げた。

今年3月には大阪頸損会でも、春のフォーラムで同等のテーマを扱い、呼吸器使用の当事者が自ら自分の生活を発表し、とても盛り上がりをみせた。そして5/26、京都頸損会はついにカナダから、やはり呼吸器を使われていて自立生活も実現させているウォルト氏を迎えてシンポジウムを開催する。日本とカナダとで、同じ人工呼吸器使用者にとっていったい何が違うのか。これからの日本に、私たちの暮らす社会に、そして私たち自身に、いったい何が必要なのか・・。

京都大会終了後も「日本せきずい基金」の招きで東京へ飛び、パワフルに講演なども行うウォルトさんなら、きっと私たちに多くのものを見せてくれることだろう。

ウォルトさんの勇姿を、世界の現実を、この目にシッカリと焼きつけたいと思う。皆さんもぜひ!京都大会へ楽しい思い出を作りにいきましょう。

大阪頸損のおもしろ舞妓はん「トシやっこ」が、皆さんのお越しを心からお待ちしておりやすえ〜。

■以上(事務局:トヤトシハル)


●6/10は電動車椅子試乗会、新たに電動車椅子に乗ってみようと思われる方、新車に乗り換えをお考えのアナタ、この試乗できるチャンスをお見逃しなく!


ニュースあれこれ


04/10 11:6 読: 車いすに優しい情報、ドコモ関西が提供

読売新聞ニュース速報


NTTドコモ関西が、車いすで利用できる駅やレストラン、公共施設のトイレの設置状況などをインターネットで検索するサービスを始めた。車いすの利用者が自由に外出するのを助けるのが狙いで、今月から半年間、車いすを使っている二百十人にモニターとして協力してもらい、検索できる情報を充実させる。

地域の社会福祉協議会などが発行するガイドブックを基にデータベースを作成し、専用サイト「車いすおでかけネット」(http://kurumaisu.ct.docomo-kansai.co.jp)で情報を提供する。外出先でも検索しやすいよう、携帯情報端末(PDA)に合ったプログラムとした。

データベースには大阪、京都、神戸の主要三百六十駅の車いす対応のエスカレーターやエレベーターの有無、バリアフリーのトイレの場所などを掲載している。駅構内や周辺の地図も収録した。

対象地域や施設を順次増やすほか、サイト上に障害者同士が情報交換する場を設け、情報の質を高める。通信料は必要だが、情報料は無料だ。ドコモ以外の電話も使える。

[2001-04-10-11:16]


04/12 16:40 共: 高齢者らにより使いやすく 駅などの施設整備で指針

共同通信ニュース速報


高齢者らに配慮した公共交通機関の施設整備の在り方を検討している国土交通省の委員会は十二日までに、障害者や妊産婦がより安全で円滑に利用できるようにするためのガイドライン案をまとめた。

昨年十一月施行の交通バリアフリー法には「移動円滑化基準」として、エレベーターの設置などが盛り込まれたが、ガイドラインは@施設内の販売所や案内所の出入り口の幅を同基準の八十センチから十センチ広げるAエレベーターは内部でスムーズに動け、介助者と同乗できる十五人乗りとするのが望ましい―などとし、一層利用しやすい整備の方策を示している。

対象となるのは、鉄道の駅やバス、旅客船、航空旅客などの各ターミナル施設。出入り口は車いすの利用者の動作の余裕を見込んで九十センチの確保を明記。段差を解消し、とびらも一カ所以上は自動ドアとするよう求めている。

エレベーターも、手動車いすが内部で百八十度回転できる十一人乗りを標準とし、十五人乗りがよりふさわしいと提案。可動式手すりやおむつ交換シートを備えた多機能トイレも、異性による介助がある場合を考慮し、男女共用で一カ所以上設置するのが望ましいとしている。

ガイドラインに強制力はないが、国土交通省は「円滑化基準だけでは最低限の整備しかされない懸念もある」として、鉄道事業者らにガイドラインを目安とした計画的な整備を求めている。

[2001-04-12-16:40]


04/17 16:47 朝: ◇立ち上がる車いす、広がる職場復帰◇

朝日新聞ニュース速報


電動モーターで立ち上がることができる車いすを使って、障害者が職場復帰する動きが広がっている。

美容師の清水峰さん(48)=神奈川県鎌倉市=は3年前、胸の大動脈からの出血で、下半身の自由を失った。手術を6回繰り返す厳しい闘病を経て、昨年末からこの車いすを使っている。自由に移動し、立ち上がることができるため、病気前の7割ぐらいの仕事はできるようになった。

清水さんは「職場は一番自分らしくなれる場所。車いすの美容師としてひとつひとつチャレンジしていきたい」と話している。

ほかにも、中華料理店主や工務店社長らが職場復帰をしている。

車いすの値段は約80万円で、補助金制度もある。問い合わせは「神奈川県総合リハビリテーションセンター」内のリハ工学研究室(046・249・2590)まで。


04/13 16:28 朝: ◇運転免許取得に挑戦する筋ジス障害の貝谷嘉洋さん◇

朝日新聞ニュース速報


筋肉が委縮し動かなくなる進行性の難病筋ジストロフィーの男性が、自動車運転免許に挑戦している。6日には仮免許の試験に合格した。

東京都千代田区の貝谷嘉洋さん(30)。

幼児期から筋力が低下し始め、14歳で車いす生活になった。現在、首から上の筋肉に異常はないが、腕や指はわずかしか動かず、洗顔や着替えなどを含め全面介助が必要な重度障害者。自治体の介護人とヘルパーの派遣制度を利用してマンションに1人で暮らす。春から上智大学大学院の博士課程に通う。

免許への挑戦を考えたのは、93年に関西学院大を卒業したあと単身で渡った米国で。棒やボタンの操作で運転できる「ジョイスティック車」が普及し、重度障害者が運転していた。

貝谷さんも仮免許を取り、運転の訓練を受けた。カリフォルニア大バークリー校で修士号をとった後、00年4月から5月にかけて、介護人とジョイ車で米国を一周し、同年8月に帰国した。

3月、東京都世田谷区のコヤマドライビングスクール二子玉川校に自分のジョイ車を持ち込み、通い始めた。

電動車いすにはりつけたリモコンで車のドアを開けスロープを降ろす。車いすのまま運転席へ入り固定。両脚ではさむ位置に10センチほどの棒1本と6個のボタンがある。棒を手前に倒すとアクセル、前方はブレーキ、左右はハンドルを切る方向。ボタン6個を組み合わせて押せば、ウインカーやギアチェンジなど30通りの操作ができる。

棒は軽いが、筋力が弱いので両手を添えて動かす。2時間の教習を終えるとくたくただ。でも笑みがこぼれる。「車の運転て楽しいですよね。自分の意思で自由にどこまでも羽ばたいて行ける」

4年前、日本に初めてジョイ車を導入し普及活動をしている市民団体ジョイプロジェクト代表の渡辺啓二さん(57)によると、国内でジョイ車の免許を持っているのは渡辺さんら4人で、そのうち2人は重度障害者。

ジョイ車は日本で生産されておらず、輸入している1社を通して買うか、海外で買って持ち込む方法で手に入る。しかし、改造に1000万円前後かかることや知名度が低いため、なかなか広まらない。貝谷さんは帰国前に米国で250万円で車を買い、企業や財団の寄付750万円で改造した。

大学院では社会福祉を専攻する。自分で運転して全国の障害者のところに出向き、生活実態調査をするのが夢だ。


ボランティア部より


ボランティア大募集!ページをご覧ください。


活動日誌、活動予定


2001年度活動日誌、活動予定ページをご覧ください。


●青い鳥ハガキの締切間近!

毎年恒例の青い鳥のハガキは5/31までです。期間中に最寄の郵便局へ障害者手帳を持って行き、所定の用紙に必要事項を書き提出すれば、20枚の青い鳥のハガキが郵送されてきます。本人でなくてもいいそうです。

ここまではお知らせで、ここからはお願いです。

もし、青い鳥ハガキを頚損連絡会に寄付しても構わないという方がいらっしゃいましたら、下記までよろしくお願い致します。出欠確認などに使用させていただきます。

■以上(会計:福山和寿)



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