頸損だより事務局通信 No.29


4月から支援費制度がスタート!
兵庫頸損連絡会もスタート!! 春はスタート・ラッシュ!!

支援費制度がスタートし約2週間ほど経ちましたが、皆さんご自身の生活や、皆さんの住む各地域の状況は何か大きく変化があったでしょうか。良かったことや困ったことなど色々とでてくる頃かもしれませんね。

全国総会大阪大会が6/7〜8に開催しますが、そこで「スタート後の支援費制度」についても講演会が開かれますので、ぜひ皆さんのまわりに起こってるスタート後の支援費制度の問題点や一言メッセージをE-Mail又はFAXにてお寄せ下さい。

宛先はこちら E-mail:okeison@yahoo.co.jp


また、大阪大会の開催に向けて引き続き、ぜひカンパもご協力お願いします。

発足に向けての準備期間を経て、兵庫頸損連絡会もいよいよこの4/1からスタート いたしました。4/27大阪支部総会のあと、お祝いの乾杯をしますので、ぜひとも皆様万障お繰り合わせの上ご参加下さい。

■以上(事務局:鳥屋利治)

お知らせあれこれ

青い鳥はがき の無償配布申込みが4/1からスタート!障害者手帳を持ってお近くの郵便局に申し込みにいくだけでOKです。代理の方でも可、郵便による申し込みでも可。皆さんお忘れのありませんように。


活動予定

2003年度活動日誌、活動予定ページをご覧ください。


ニュースあれこれ

03/30 21:02 朝: 4月からくらしの制度変更様々 「痛みの配分」一段と

毎日新聞ニュース速報


4月1日から年金、医療、介護といった社会保障など、くらしに深くかかわる制度の変更が相次いで実施される。少子高齢化の進展や長引く不況による国の財政事情の悪化などで、従来の仕組みは多くの面で限界にきている。新たな制度は、国民に負担増や給付カットといった「痛みの配分」や自己責任を一段と求める内容が目白押しだ。


<医療> 会社の組合健康保険などに加入するサラリーマン本人が病院などの窓口で支払う自己負担割合が、2割から3割に上がる。家族は外来3割、入院2割だったが入院も3割になる。高齢化で医療費は伸びる一方なのに、経済の低迷で保険料収入が減っており、財政が厳しくなっているためだ。外来で薬をもらう時に払っていた薬剤費の負担は軽減される。


<年金> 厚生年金、国民年金、共済年金など公的年金は、物価変動に応じて自動的に年金額を増減する「物価スライド」制が凍結解除となり、02年の消費者物価下落分(0.9%)下がることになった。物価下落で年金の実額が減るのは初めてだ。障害者向けの福祉手当なども同率引き下げられる。


<総報酬制> サラリーマンが加入する医療保険や厚生年金の保険料徴収方法が変わる。これまで月収を基本に徴収してきたが、ボーナスを含めた年収に保険料率をかける「総報酬制」となる。月ごとの天引き額は減るが、ボーナスにも同率の保険料がかかるため、年収に占めるボーナス比率が高いと、年間の負担は増える。中小企業のサラリーマンが加入する政府管掌健康保険は財政難を理由に保険料を引き上げるため、実質0.7ポイントの値上げになる計算だ。


<介護保険> 00年度にスタートした介護保険は、利用者増などから大半の市町村で、初の保険料引き上げを実施する。65歳以上は全国平均で現行の月額2911円が10%以上、40?64歳が支払う保険料(労使折半)も、平均で2918円から3043円に上がる見込みだ。一方、サービスを提供する事業者に支払われる介護報酬は、全体で2.3%切り下げとし、在宅介護を重視した体系とする。このため、受けるサービスによって自己負担額も変わる。


<雇用保険>(5月実施) 失業者の急増で保険財政が危機的状況にある。このため、今国会での改正法成立を待って大幅に給付体系を改める。離職前の賃金に対する失業手当の比率を、給与の高かった層については現行の60%から50%に引き下げる。正社員とパートの2本立てだった給付日数基準は一本化する。保険料率(労使折半)は、景気への配慮から当面は1.4%に据え置かれるが、05年度から1.6%に値上げすることが決まっている。


<福祉> 障害者自身が生活に必要なサービスを受ける事業者や施設を自由に選べる支援費制度がスタートする。行政任せではなく、障害者の意思を尊重する仕組みづくりのひとつ。施設・在宅合わせて約42万人が新制度を利用する見込みだ。

病気などで生計を維持できない世帯に支給する生活保護の基準額(生活扶助)は、物価下落などを反映し、0.9%下がる。「最低生活費」の切り下げは今の制度が始まった50年以来初めて。東京23区の標準世帯で、月額1480円減の16万2490円となる。


<酒税>(5月実施) 酒税法の改正により、発泡酒1缶(350ミリリットル)、ワイン1瓶(720ミリリットル)で約10円増税される。ビール業界各社はすでに小売価格に転嫁することを決めている。


春のフォーラム 「スタート直前!支援費制度もう一度みんなで考えよう」報告

3/23春のフォーラムが長居障害者スポーツセンター講習室で開かれました。

支援費制度の開始を一週間後に控えての開催。パネリストの東谷氏、坂上氏がスタート直前の支援費最新情報を報告。制度のポイントとなる部分をもう一度おさらいし、また障害者運動の大きくうねりを巻き起こしたホームヘルプ時間上限撤廃運動の経過報告、そしてその運動自体において、ひとり一人が声をあげる事の大切さなど熱く語られました。

フォーラム後半では会場の皆さんとディスカッション。まもなく始まる新制度に、いや自分自身の生活に直接降りかかってくる変化に、熱心に質疑応答など行われました。全体の参加数63名と、皆さんの関心の高さが伺えたフォーラムでした。

また当フォーラムと同時に「頸損ミニ文化展」も開催。頸損絵画アーティストの川畑勲実行委員長を筆頭に、5名の頸損アーティストの皆さんによる絵画や写真の作品も展示され、その芸術活動の楽しさや不自由な手の器用さなど、とっくりと見せてもらえる文化展でした。

■以上(鳥屋)

兵庫・大阪ともにこんなボランティアを募集しています!

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注 写真は省略しました。

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