頸損だより事務局通信 No.31


活動予定

2003年度活動日誌、活動予定ページをご覧ください。


星ヶ丘厚生年金病院ミニフォーラムの報告

延澤 庸行

7月5日(土)、星ヶ丘厚生年金病院電気光線室において、入院患者さんや御家族を対象に、ミニフォーラムを行ないました。頸損連絡会からは、パネリストとして東谷さん、比嘉さん、一般参加で松崎さん、渕上さん、篠部さん、鈴鹿さん、濱本さん、合田さん、土井さん、司会進行で延澤が参加、病院側からは、OTの鶴田先生、岡先生、多数の入院患者さんやその御家族が参加されました。

まず自己紹介をした後、東谷さんからいろいろな制度の話がありました。福祉制度としてどのようなものがあるのか、それらの制度についてはどこが相談窓口なのかという説明がされました。福祉制度は権利として認められているものなので、何も遠慮する事はない、必要なものは要求していきましょうということが話されました。自分達でどのような制度が使えるのかをしっかりと調べて、こちらから要求していきましょうというお話でした。また、大阪府下の自立生活センター一覧が示され、わからない事や困った事があれば、そういうところに相談してくださいという事も話されました。次に、この4月から始まった支援費制度の話がありました。時間的なこともあり、大まかな事しか話はできなかったのですが、制度が始まるまでのトラブルや、実際にどのように使っていくのかということが話されました。岡先生から具体的にどのように使っているのかを聞かせてほしいというリクエストがあり、松崎さんと東谷さんから具体的な話がありました。10分間の休憩をはさんだ後、比嘉さんから受傷後これまでの体験談の話がありました。スキューバダイビングや昨年の世界一周船旅等の事が話されました。スキューバダイビングではテレビ出演もされた比嘉さんですが、はまる事はなかったそうです。世界一周船旅の話では、周りの参加者から質問や突っ込みを受けながら、貴重な体験談やおもしろい話が聞けました。旅行の写真も皆さんに見ていただきました。ちなみに、一番気に入ったのはオーストラリアだそうです。基本的に貧しい国が多いので、なんだかんだいってもまだ日本はいいんだなという事も言っておられました。いろんな国を見てきたけれど、やっぱり日本がいいそうです。お二人の話の後、今回の話がいつか皆さんの役に立つ日が来るということ、頸損になっても人生終わりではなくまだまだ先があるということ、やりたい事ができるんだということをお話して、今回のミニフォーラムは終了しました。

ミニフォーラム終了後、入院患者さん2名、岡先生、鶴田先生、頸損連参加者で、1時間ほど話をしました。話題は、やはり入院期間が短かすぎて、充分なリハビリができないということでした。この問題は、これからもっともっと取り組んでいかなければならない問題だと思います。皆で力を合わせて、病院側を動かしていこうではありませんか!


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注 写真は省略しました。

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