頸損だより事務局通信 No.32


活動予定

2003年度活動日誌、活動予定ページをご覧ください。


カンパありがとうございました

紙面を借りて御礼申し上げます今後とも宜しくお願いします。

 窪田耕治さん  青い鳥はがき20枚
 匿名希望さん  3,000
 上野政一さん  青い鳥はがき50枚
 窪田正子さん  青い鳥はがき20枚
 匿名希望さん  2,500
 匿名希望さん  1,000

「2003年全国頸損連絡会・30周年記念大阪大会」報告

事務局 鳥屋 利治

去る6月7日、8日の二日間にかけて頸損連全国大会の30周年記念大阪大会が堺市の国際障害者交流センター「ビッグ・アイ」で盛大に行われ、そして無事終了いたしました。参加されました皆さん、そしてボランティアとして協力して下さった皆さん、また資金援助にカンパして下さった皆さん、本当にどうも有り難うございました。

大阪主催での全国大会開催は、6年ぶりということになります。

全国頸損連の30周年記念ともなる今大会に、北は東北福島県、南は九州福岡から、ある方はチンコントロール電動車いす(顎で走行操作する)で、ある方は人工呼吸器を使用して、それぞれ大阪から遠い地域であっても、頸損連の個性あふれる皆々様が集まっていただけました。


6月7日、大会一日目。この日は記念講演会と親睦を兼ねたレセプションの開催。二つの講演テーマに参加者約120名。両講演テーマへの関心の高さが伺えました。この講演の様子は、今回頸損連絡会初の試みとして大阪頸損連のホームページからストリーミング映像でご覧いただけますので、全国大会に参加できなかった皆さんも様、ぜひともご覧下さい。詳しくは以下URLです。


■記念講演会

http://rsakurai.hp.infoseek.co.jp/oaq/


翌朝6月8日の大会二日目。前夜のレセプションやその後宿泊する各部屋で気の合う者同士が集まり深夜頃まで盛り上がったことであろう。その熱気も覚めやらぬままに、早朝から付き添いやボラあわせて全体で約70名の宿泊参加者は、身支度、早々の朝食を終えて朝9時半から総会開始。今年の総会は規約改正もあり例年より1時間ほど長めの開催。社会状況と課題の報告。本部・各支部からの活動報告。収支報告に新年度予算案。規約改正案の審議、年間活動目標を確認し、午後12時半大会の全行程を終了した。


今大会にボランティア・スタッフとして協力していただいた方、約40名。大阪リハビリテーション専門学校や大阪保健福祉専門学校の学生ボランティアを中心に、会場までの主要乗換駅での誘導や会場準備。大阪頸損連に常日頃から協力していただいてるボランティアの方たちには、宿泊参加されてる頸損者の方たちの夜間や翌朝の車いすとベッドの移乗サポートなど、とてもきめ細やかな対応をしていただいた。


何よりこうした計画を頸損当事者のスタッフが半年や半年以上前から企画し、準備を続け、重度の障害という個性を持った自分たちに必要なもの(介助や設備)を自分たちが考え工夫し用意することに大きな意味と価値があると感じる。

また、それを受けてとても遠い地域からであっても、身体的に重度な状態であっても電車を乗り継いだりしながら大会に集まってくれる参加者の姿に、開催側スタッフも勇気と力をもらえるのかもしれません。こうして支え合い、互いに力を出し切り、影響し合うところに社会参加、我々の活動の基本があるのだとつくづく感じる。

何でも、参加する側よりは、開催する側(参加者に喜んでもらえるよう企画し工夫する側)のほうが色んな事を体験でき、終わってからの充実感と思い出が沢山残るかもしれない。

頸損連の全国大会は、年々より重度な方の参加が目立って増えてきているように感じる。それだけ社会環境整備が進んできたということもあるだろうが、重度な人であっても主体性を持って社会に参加していく風潮になってきていると感じる。また、そうならなければならない。我々自身が積極的に活動し、与えられるだけの生活でなく、自らが仲間にそして社会に与えることのできる活動を目標に、頸損連の全国大会は今後も歩んでいくでしょう。来年2004年は東京大会。また大阪とは一味も二味も違った楽しい大会となりそうで、今から楽しみにしています。


夏のフォーラム「恋愛について本気で考えてみよう」報告
「命短し恋せよ老若男女」

赤尾“恋愛ジャンキー”広明
deka@onyx.dti.ne.jp

どんよりとした曇り空の7月21日、長居身障者スポーツセンターにて夏のフォーラム「恋愛について本気で考えてみよう」を行いました。障害者は恋愛にさまざまな悩みを抱えてると思いますが、それを話す機会はあまりありません。そこで、みんなでディスカッションしてみようと企画したこのフォーラム、48名の参加者(うち正会員は19名)が「恋愛するうえで自分の障害を意識するか?」「障害は個性か?」「恋は人を変えるか?」といったテーマで約3時間ほど語り合いました。


ここでどんな意見があったのかはオフレコなので書けませんが、僕の個人的な感想をいうと背中を押された気分です。僕自身、誰かを好きでいることが大げさではなく生きるエネルギーになってますが、どうしても自分の障害を意識してしまうんで、その人に自分の“想い”を伝えることは出来ません。でも、参加者の発言がフラれることを恐れずに前に一歩踏み出す勇気を与えてくれたし、今この瞬間を大切にするためにも障害の有無なんて気にせずに恋をしよう…そう思わせてくれました。さて、このフォーラムをキッカケに自分をもっと好きになって、自分に自信が持てるようになったら僕はその人に告白してみようと思いますが、僕の恋の行方についての報告書は…それはまたの機会に(笑)。

回答者数/20人


兵庫・大阪ともにこんなボランティアを募集しています!

ボランティア大募集!ページをご覧ください。


注 写真は省略しました。

戻る