2005年度活動日誌、活動予定ページをご覧ください。
7月に入り、いよいよ障害者自立支援法案の国会審議が再開されました。郵政民営化審議の陰に隠れ、あまり世の中のメディアには映し出されませんでしたが、ついに7月13日午後4時22分、衆議院厚生労働委員会で強行採決され、法案が可決されてしまいました。このとき、野党議員の激しい質問、抗議と傍聴席からの悲鳴にも似た激しい怒りの声が響きました。
この後は、参議院厚生労働委員会での審議となります。7月後半から4日間と言われてます。
拙速すぎる審議に待ったを。慎重な審議の継続を。これまで何度となく全国行動で叫び続けてきたことでしょう。「私たち抜きに、私たちのことを決めないで下さい」「このままの自立支援法では自立できません!」7月1日には各地でアピールする一斉行動を。7月5日には障害者運動の歴史に残る、全国から1万1千人の障害当事者や関係者が、国会・霞ヶ関周辺に詰めかけ、請願やデモなど悲痛の叫びを訴えかけました。7月12日には衆議院会館前で夜を徹しての座り込み。これでも国は私たちの声に耳を傾けてくれないのでしょうか。私たちが地域であたりまえに生きるために、諦めることはこれからも決してありません。
与党自ら問題を認めるような、かつ、データの信頼性すら損なわれている法律を、多数の力で採決したことにFAXで抗議していきましょう。
そして、7月31日(日)には「自立支援法案を考える大阪のつどい・パートU」を中之島中央公会堂で開きます。大阪頸損連絡会も呼びかけ団体として行動しています。皆さん多数ご参加ください。
以下、7/1京橋での一斉行動に参加した西村氏からの寄稿です
ビラ配りに参加して
僕は7月1日の自立支援法反対のビラ配りに参加しました。ビラ配りは僕にとって初めてのことでした。ビラを膝の上において通行してる人たちに取ってもらおうと思いましたが、やはり手渡しできないとなかなか取ってもらえませんでした。
そこでボランティアの人に横で配布してもらい、僕は声を出してお願いしました。最初は少し恥ずかしかったですが、すぐに声を出すのに慣れました。人通りは結構ありましたが急いでる人が多く、なかなかビラは貰ってくれませんでしたが、時間をかけてみんなで配り終えました。
そして最後にみんなで集まりブルーハーツの「青空」を合唱しました。
歌詞の中の一説にこんなのがあります。
*** 神様に賄賂を贈り天国へのパスポートをねだるなんて本気なのか? ***
*** 誠実さのかけらもなく笑っている奴がいるよ、隠しているその手を見せてみろよ ***
障害のある当事者をまともに受け入れず、自分たちの都合で法律を変えようとしてる政治家たちへ 言いたいです。
金持ちや権力者しかこの世は生きていけないのか?ってね。
7月2日長居スポーツセンターにてボランティアイベントが行われました。
十数人のボランティアと十人弱の当事者が参加、森さんの頸損に関する簡単な説明の後、赤尾さんによる講演(障害者の立場)次に合田さんによる講演(ボランティアの立場)を聞いて「偽善者」という言葉が出る内容でボランティアの人たちが色んな思いで参加していることを改めて知りました。
個人的には合田さんはボランティアというより仲間という感じで、当事者同様に大阪頸損を盛り上げていってもらえればと思っているのですが、どうなんでしょう。
時間も押しながら、ボランティアさんたちの自己紹介、大阪リハビリテーション専門学校生が多かったです。その後、軽くディスカッションここでもボランティアという言葉に議論が集中した気がします。
次に昼食を兼ねた食事介助体験ということで、ボランティア同士で食事介助をする側される側に5分交代に分かれて体験をしてもらいました。ご飯の量やベース、次にどのおかずが欲しいか、など個人個人違うので皆さんとても難しいとの話でした。
次に第二部として長居スポーツセンターを出て、フィールドスタディ。
当事者住宅訪問と、介助派遣事業所訪問(あるる)2つのコースに分かれて出発!私は頸損が独り暮らしをすることに興味があったので、比嘉さんの部屋を見せてもらうことにしました。
比嘉さんの部屋を見て驚きだったのは福祉器具がほとんどないことです。ベットも無印の普通のベットで、何でも引っ越しの時に福祉用ベットがこれ以上解体できないということで部屋に入らず急きょ今のベットを買ってそのまま使っているとのことでした。そんなわけでマットも普通のものだそうです。比嘉さんの介助者に対する工夫で、ベットから車イスへの移譲やシャワーを浴びるときの移譲など適切に指示を出すことでクリアしているとのことでした。その他にもパソコン、読書、歯磨き、など前もって説明するプランを組んでいて事細かく説明してくれました。また、ボランティアの人たちにも、ひとつ説明が終わるごとに質問がないか聞いて、比嘉さんの独り暮らしぶりがよくわかりました。
次に交流会として近くにの居酒屋さんで、あるる組みと合流して飲み会が始まりました。昼間は静かだった学生さんたちもお酒が入れば盛り上がってきてそれはそれでよかったけど、できれば福祉に携わる職業に就くのであれば、お酒がなくても明るく話してほしいと思いました。
今回のボランティアイベントで、ボランティアという言葉がこんなに苦悩することなんだと改めて知りました。
今年のVイベントは、かれこれつき合いも2年以上になる、兵庫大会の宿泊ボラや愛知博ツアーでも力を発揮してくれた、専門学校生3年のM氏に学内での参加呼びけや、企画からの協力をお願いした。M氏や、新1年生の方からも一言メッセージをもらいました。
今回Vイベントに企画から参加させてもらって、いろいろ勉強になりました。呼びかけも、もっと上手く出来たかも知れませんが、何名か来てくれて嬉しかったです。勉強会ではそれぞれの立場で、生の声が聴けてよかったです。交流会では、会員の皆さんとボランティア、そしてお店が一体となった、そんな気がしました。ボランティアってなんやろう?僕のなかにも明確な答えはありません。でもこれだけは言えます。ボランティアってなんか楽しい(^_^)
みなさんが自立を目指して努力されていることもそうですが、実際に自立されている方もいらっしゃることに驚きました。みなさんが出来ないこと、不便なことが少しでもなくなるように自分の出来る範囲でお手伝いをしていきたいと思います。またみなさんが今どのような活動を行っているかを家族や友人、学校で共に勉強している仲間から少しずつ伝えていき、活動参加の呼びかけなども行っていきたいと思います。
今回は全てが勉強でしたねー、人に食事してもらうこと、どのように一人暮らしされているかなど、今、僕はアルバイトしてるんで周りの人にも色々今回の事を話したいと思っています。
ボランティア大募集!ページをご覧ください。