頸損だより事務局通信 No.53

2006年4月22日発送

活動予定

2006年度活動日誌、活動予定ページをご覧ください。


障害者自立支援法スタート

いよいよ4/1から始まりました。障害程度区分認定の訪問調査なども始まり、10月からの本格稼働に向けて、これから先、自分の生活はどうなるんやろう? これまで通りのサービスは受けられるやろか?、利用料の一割負担は払っていけるかな? と不安を抱えた方が多いと思われます。これからも自立した生活を決して諦めることなく、当事者が主体的に生きていける取り組みがますます重要になります。今週末4/30の支部総会&交流会、5/21の「街に出よう」6/3、4の全国頸損「神奈川」大会など、これからの行事にもどんどん参加して周りの仲間からの情報を自ら手に入れて自分のものにしていきましょう。

■事務局:鳥屋

青い鳥はがき の無償配布申込みが4/3からスタート!

障害者手帳(1級か2級)を持ってお近くの郵便局に申し込みにいくだけでOKです。代理の方でも可、郵便による申し込みでも可。皆さんお忘れのありませんように。5/31まで。はがきのカンパも大歓迎!

http://www.post.japanpost.jp/whats_new/2006/topics/bluebird.html


食事介助ロボット購入に助成制度

日本身体障害者団体連合会(以下、日身連)における今年度の新規事業「食事支援 福祉機器助成事業」にて食事支援ロボット「マイスプーン」が、対象種目として認定されました。日身連の審査を経て当該助成事業の適用対象者と認定された場合、「マイスプーン」購入時のお客様ご自身の負担額は、販売価格1割の、おおむね4万円となります。

(ご参考:日身連ホームページ NEWS 2006/04/07)http://www.nissinren.or.jp/

(ご参考:セコムホームページ 「マイスプーン」)http://www.secom.co.jp/service/medical/myspoon.html

当該助成事業への申請方法や、最寄の指定特約店情報など詳細につきましては、日身連またはセコムにお問合せくださいませ。【問い合わせ】 http://www.secom.co.jp/service/medical/myspoon.html


星ヶ丘ミニ・フォーラム 最終報告

延澤 庸行

2006年2月25日(土)、星ヶ丘厚生年金病院新館2階新会議室において、星ヶ丘ミニ・フォーラムが開催されました。今回のテーマは『受傷後の経験談 PartX』。頸損連からは、鳥屋、三戸呂、川畑、平野、合田、尾崎、山川、延澤が参加。病院側からは、OTの鶴田先生、入院患者さんとその御家族が参加されました。まず、鳥屋さんから頸損連の紹介がありました。どういう活動をしているか、セルフヘルプグループとしての役割等の説明がありました。続いて、川畑さんから受傷後のお話がありました。入院中の心境、退院後の中学復学・卒業、養護学校時代、絵画の道に進んで現在に至るまでのお話でした。実際の作品をプロジェクターを使って投影し、川畑さん御本人から作品の説明をしていただきました。製作者御本人の説明を聞きながら作品を見るという、貴重な時間でした。休憩をはさんで、三戸呂さんのお話がありました。入院中の心の葛藤、施設時代、玉津の訓練科を経て自立生活に至るまで、大阪頸損連との関わり、現在会長をされている兵庫頸損連のお話がありました。おまけ(?)として、韓国の頸損当事者をお招きする準備で行かれた韓国旅行のお話もありました。写真を見ながらお話を聞かせていただき、楽しそうな雰囲気が良く伝わってきました。続いて、平野さんからグライダーに乗っておられることについてのお話がありました。皆さん共通ですが、怪我をしてもいくらでもできる事はある、退院後は積極的に外に出ましょうというメッセージを伝えて、今回の星ヶ丘ミニ・フォーラムは終了しました。


この星ヶ丘ミニ・フォーラムは、2001年から5年間、毎年3回のペースで続けてきましたが、病院側の都合により、一旦停止ということになりました。頸損脊損のリハビリ病院として特化していた星ヶ丘が、そうではなくなってしまった影響でしょう。昔の星ヶ丘は、何十人も頸損脊損の入院患者がおり、入院期間も長かったため、充分なリハビリができた上に、患者同士のコミュニケーション、情報交換も多々ありました。しかし、数年前に病院の方向性が変わって以来、頸損脊損の入院患者数の減少、入院期間の短縮と、当事者にとっては厳しい状況になってしまいました。その影響で、患者同士がコミュニケーションをとることも少なくなり、情報交換もしづらい状態になり、とにかく急いでリハビリをしなくてはいけないため、充分なリハビリもできなくなってしまいました。そういうなか、怪我をされて間もない患者さん達に、怪我をしたからといって人生終わりではない、できる事はいくらでもあるというメッセージを伝え、実際の経験談、制度の話、住宅改造の話等を通して、いろんな情報を提供し、困っておられる事の相談に乗り、セルフセルフグループとして、少しでも入院患者さんの障害受容、退院後の生活に向けて、お役に立つことができればという想いで、このミニ・フォーラムを続けてきました。残念ながら、星ヶ丘での活動は一旦停止となってしまいましたが、頸損脊損の患者さんがいなくなるわけではなく、星ヶ丘が入院患者を受け入れなくなれば、怪我をされた方は、他の病院に入院することになるでしょう。星ヶ丘も含め、頸損脊損になった方が入院されている病院等で、セルフヘルプグループとして、またこのような活動をしていきたいと思っています。頸損の先輩として、怪我をして間もない方々に対する情報提供、今後の人生についての話、困っておられる事に対する助言、精神的ケア等、続けていきたいと思っています。また皆さんにこのような行事報告をお届けできることを祈っています。


大阪・兵庫頸損連 合同企画「春レク・ボウリング大会」リポート

宮野 秀樹

3/26(日)心地良い日差しの天候に恵まれた三宮で、「頸損魂!一投入魂ボウリング大会」を開催しました。(ホントに良い天気でしたね!)ラウンドワン三宮駅前店には大阪・兵庫から計40名もの“魂の伝道者”が集まり、1フロア12レーンを借り切って、頸損連特製・投球台を使用してそれぞれの腕を競い合いました。

毎度パワフルな大阪・兵庫のメンバーをはじめ、窪田耕治さん率いる白ゆり作業所のみなさん、若さ弾ける兵庫リハ訓練課の“フレッシュ”メンバー、“元気ハツラツ”ボランティアのみなさんに、今回初めて頸損連の行事に参加された山口等さんが加わり、レッツ・ゴロゴロ・スタート!各レーンでチーム分けをおこなった“チーム対抗戦”。ストライクを連発する人・狙いが定まらずにガターを連発する人、隣のレーンに投げ込む人、投球フォームも様々で、勢いをつけて投球台で転がす人、ヒザに玉を置き押し出す人、車いすに乗りながら片手で普通に投球する人…いつも頸損連の行事は楽しいものですが、あんなに大声を出して笑い、仲間の投球に一喜一憂した行事は久しぶりでした。(みんなストレスが溜まってたのかな?)とにかく本当に楽しいボウリング大会となりました。

チーム対抗戦の結果ですが、1位が“布上真奈美さん家族チーム(21レーン)”、2位が“西村忠雄さん・北村博司さん・佐々木慶子さんチーム(20レーン)”、3位が“横田梨世さん・日野昇さん・高野みち子さん・橋場和子さんチーム(16レーン)”で、個人トップは日野昇さん、ブービー賞は大植さんでした。あと、裏で秘かにおこなわれていた「大阪・兵庫事務局長対決」は、戦前の予想通り兵庫頸損連・事務局長の圧勝劇に終わったことも報告しておきます。

ボウリングで爽快な汗を流した後は、舞台を「ニューミュンヘン神戸大使館(ビアレストラン)」に移し、ドロドロの汗を流す親睦会をおこないました。親睦会の様子は…いつもの如く“大酒宴”です(^_^;)ここでも笑い声が尽きることはありませんでした。長時間…

不備・不手際もありましたが、素晴らしい天候と景色に免じてお許しください。(前にも同じことを言っていたような…)

最後に、大阪・兵庫頸損連はこのように楽しい企画・タメになる企画をこれからも開催していきます。是非、みなさんも企画する側に回ってみませんか?我々と一緒に頸損連活動を楽しみましょう!では、また次の行事でお会いしましょう!


兵庫・大阪ともにこんなボランティアを募集しています!

ボランティア大募集!ページをご覧ください。


注 写真は省略しました。

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