頸損だより事務局通信 No.58

2006年11月18日発送

活動予定

2006年度活動日誌、活動予定ページをご覧ください。


「出直してよ!」

赤尾 広明

障害者自立支援法が国会で可決成立したのが昨年の10月31日。あれから一年が経って私たちの生活がどう変わったかを改めて訴えるために、同じ日に再び全国各地から1万5000人以上の障害当事者とその支援者らが集まってデモ行進をしました。「応益負担を中止せよ!」といったシュプレヒコールを繰り返しながらアピールを続けましたが、今後も地域生活を守るために自立支援法の出直しを求めていきましょう!


「星ヶ丘ミニ・フォーラム報告」

延澤 庸行

本年4月末に皆さんのお手元に届けられた事務局通信No.53でお知らせしましたが、2001年から5年間、受傷後間もない患者さん達に、セルフヘルプグループとして、退院後の経験談やいろんな情報を伝えるという目的で行われてきた星ヶ丘ミニ・フォーラムが、2006年2月25日(土)をもって、病院側の都合により、一旦停止となりました。その後、星ヶ丘OTの鶴田先生の意向もあり、鶴田先生が都合のつく土曜日に、鳥屋さん等、個別に病棟を訪問して、入院患者さんと話をするという活動を続けていたのですが、9月9日(土)に延澤が星ヶ丘を訪問した後、鶴田先生から、リハビリの平木技師長の指導があり、星ヶ丘ミニ・フォーラムを再開してもらえませんかとのお話をいただきました。大阪頸損連としても、非常にありがたいお話であったため、喜んで協力させていただくことになりました。行事の一旦停止報告となった記事を、『また皆さんにこのような行事報告ができることを祈っています。』としめていたのですが、正直、こんなに早くまた行事報告ができるようになるとは思っていませんでした。行事一旦停止後も、訪問活動の継続に協力してくださった星ヶ丘OT鶴田先生、地道に星ヶ丘訪問を続けてくれた頸損連メンバー、そして、行事再開依頼を決めてくださった星ヶ丘厚生年金病院関係者の皆さんに、心より感謝したいと思います。

前置きが長くなってしまいましたが、再開後第一回目の星ヶ丘ミニ・フォーラムが、10月28日(土)に、星ヶ丘厚生年金病院会議室Dで行われました。頸損連からは、鳥屋、北嶋、延澤、他1名の計4名が参加、病院側からは、OT鶴田先生、リハの学生さん1名、入院患者さんとその御家族が参加されました。まず、鳥屋さんから頸損連絡会の紹介がありました。どういう活動をしているか、セルフヘルプグループとしての役割、カナダ訪問の話等をしてもらいました。続いて、北嶋さんから受傷後の経験談の話がありました。怪我をした後の経緯、退院にあたっての自宅についてのこと、退院後、長らくほとんど外出をしなかったこと、外出をするようになったきっかけ、頸損連絡会との出会い、現在は頸損連絡会の役員として活動されていること、電動車椅子やいろんな交通機関を使えば、介助者と一緒にいくらでも外出できる等の話がありました。休憩後、延澤の話がありました。退院後大学に復学して卒業した後、就職してサラリーマンをしていたこと、一人で外出しても、できない事は誰かに頼んでしてもらえば何とでもなるということ、何かを頼む時、断る時の口のききかたに注意して、いい意味で図太くなりましょうということ、自分でできない事は、誰かに手を貸してもらえば、遊びにしても何にしても、ほとんどなんでもできるので、どんどん外に出ましょうという話をさせてもらいました。引き続き、退院後介助者に来てもらって生活するための制度の話として、支援費制度から自立支援法になった経緯、自立支援法の大まかな話をした後、頸損連から当日参加してくださったもう1名の方に、急遽、お話をしていただきました。受傷後はどん底状態だったこと、退院後は、もともと外出が好きな性格だから、人目など気にせずどんどん出かけていたこと、希望を持って、それに向かって進んで行けば、必ず報われるというお話がありました。急遽お願いしたので短時間のお話でしたが、説得力のある、心にしみるお話でした。間違いなく、あの場におられた方々の心に響いて染み渡ったことと思います。その後の質疑応答では、車の免許取得についての質問があり、今は障害者でも免許が取れる教習所は増えているので大丈夫ですということと、車を選ぶにあたっての注意点等を答えさせてもらいました。

再開後第1回目の星ヶ丘ミニ・フォーラムは、このような内容で終了しました。今後も、少しでも入院患者さんの助けになるよう、この星ヶ丘ミニ・フォーラムは、できる限り続けていきたいと思います。


京都大阪合同行事「万博で遊ぼう!」報告

川畑 勲

10月22日(日)に、京都大阪合同行事の「万博で遊ぼう!」が、快適な晴天の中行われました。万博記念公園駅に集合し、参加者全員がそろったので、万博公園に移動することに・・・・・。


公園の中に入って食べるところを探し、民族学博物館前の芝生のところにベンチもたくさんあり、前に池もあって木陰もあるのでそこで食事をとることにしました。

食事は鳥屋の鶏丼で、3色丼に、ねぎま丼、鶏カツ丼、などいろいろあった中、僕は3色丼をとるこにしましたが、3色丼には、ねぎまともも肉、つくねがついていて甘いタレかかっていて、どの肉も美味しかったですが、特につくねが香ばしくジューシーですごく美味しかったです。差し入れのドーナツやあんパンもあり、お腹がいっぱいになりました。みんなが食事を食べた後交流をするのに1時間半ぐらい費やし、それぞれいろんなグループに分かれて交流を楽しんでいました。


次ぎに時間も少し押していたので民俗学博物館の中でクイズラリーをすることにしました。クイズの問題をチームごとに配って、ルールについての説明を外で済まし、民俗学博物館に移動する事に・・・・。

僕が代表として2階の受け付けまでチケットを買いに行っている間に、エレベーターが混雑するので、その間に人数がそろったチームから、エレベーターで上がってもらうことにしました。それぞれ車いすと介護を合わせた6人のチームで、問題が30問あり、時間勝負で、クイズを1問間違えるごとに2分のペナルティをもらう事にして5チームで争われることになりました。

混雑しないように5分おきぐらいに出発してもらい全員を送り出した後僕も中に入って各チームの進行状況を確認していていましたが、チームによってゆっくり館内の見学を楽しんでクイズを解いていくチームや、チーム内でそれぞれの担当を決めテキパキとクイズを解いていくチームなどそれぞれのカラーがあり面白かったです。僕が取材に行ったときには、館内を回るに3時間ぐらいかかったので、時間が押さないか心配でしたが、1番早いチームは40分ぐらいで回って来て大体1時間半ぐらいの時間でゲームを終了することが出来て良かったです。

採点も終わったので、エレベーターが混雑するので、随時下のロビーに降りてもらい、表彰式をすることにしました。全員に賞品が当たるように買っていっていて、感想を聞くと、結構楽しんでもらえたので、良かったです。この日の参加は32人で入り口のところで写真を撮って解散することになりました。

天気にも恵まれ楽しく過ごせた1日でした。


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ボランティア大募集!ページをご覧ください。


注 写真は省略しました。

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