2006年度活動日誌、活動予定ページをご覧ください。
今年もあともう少しで一年が終わろうとしています。皆さんにとってこの一年はどんな年だったでしょうか。４月からの自立支援法施行。そこからサービス利用の一割負担開始。半年をかけてジワジワと経済的ダメージを感じているところに、障害程度区分の判定結果が出て来年年明けからのサービス利用時間が減るんじゃないかと不安のダメージをさらに受けている人もいるのではないでしょうか？
私たちの大阪頸損のこの一年間を振り返ってみると、「自立支援法を考える大阪のつどい」や「全国行動」への参加。学習会では「自立支援法」や「シーティング」をテーマに開催し、共に学びました。いろんな方達との交流ということでは、カナダ対マヒ者協会のケビン・ロジャースさん達との交流や、ソウルＣＩＬメンバーとの一年ぶりの再会、全国頸損横浜大会では神奈川の皆さんや各支部地域の皆さんにお会いしたり、またＤＰＩ大阪大会や頸損連代表者会議名古屋合宿、ＡＪＵワインフェスタなど愛知頸損を中心に名古屋の皆さんともお会いすることの多い一年でした。カナダのバンクーバーに訪問し、ウォルト・ローレンスさんをはじめいろんな方と出会えたのは本当に良かったです。多くの皆さんとの出会いと交流が、元気をもたらしてくれたようにも思います。この一年、一緒に活動した皆さん、協力いただいたボランティアの皆さん、本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。
追われる日々に、出来なかったことも多いですが、また来年からガンバっていこう、っと師匠も走る忙しさのなか（師走）、静かに思う。
１１月３日（金／祝）に長居身障者スポーツセンターで「もっと語り合おう！シーティングについて」と題した学習会（参加者４２名）を行いました。車椅子で生活する者にとっては言うまでもなく、車椅子上でいかに快適に過ごせるか？というのは重要な問題で、褥瘡などの二次障害を未然に防ぐことはもちろん、長時間座っていても痛くなく、疲れないというのが求められますが、昨年の１２月にはそのイントロダクションとして車椅子上の姿勢とか座位保持、褥瘡予防クッションなどについて学ぶ講演会を行いました。今回はその第二弾として当事者がシーティングの重要性について語り合うために、シーティングによって車椅子生活が快適になった当事者が、現在車椅子生活に何らかの悩みを持たれている方からの質問に答えるようなカタチでさまざまな意見交換をしました。具体的にはシーティングを処方するに至るまでの経緯とかメリットとデメリット、座位保持の留意点とか実際にかかった費用などについて、シーティングを取り入れた当事者からの回答がありましたが、今回挙げられた個々の事例を含め、今後も大阪頸損連としてはシーティングについてさまざまなカタチで学習会を実施または「頸損だより」などを通して情報提供をしていくつもりですので、みなさんの生活に何かしらの参考になれば…と思います。
後半は１０月にカナダの福祉事情を視察された鳥屋さん、三戸呂さん、宮野さんの３人にその報告をして頂きました。今回のスケジュールとか費用、現地でのさまざまな出会いとか宮野さんを襲った予想外のアクシデントなど、いろいろと楽しいお話が聞けましたが、直前まで調整しながら結果的に介助者が見つからず、一緒に行けなかったことを悔やんだ者がここに約１名（笑）。そのくらい楽しくて充実したであろうカナダ報告でした。
11/19(日)に明石市生涯学習センターにて、頸損連初の試みである教養学習会を開催しました。記念すべき第1回目のテーマは「韓国を学ぼう！」。白英愛（ペク・ヨンエ）さんと金秋美（キン・チュミ）さんを講師に招き、韓国の歴史・文化、ハングルでの日常会話・書き方、生活習慣や風習の違い等を、非常に楽しくアットホームな雰囲気の中で教わりました。会員の西村忠雄さんにもお手伝していただいたのですが、教室で習得されたという流暢なハングルに参加者一同が驚く場面も。近年の韓流ブームもあり、日本人にとって韓国は身近で親しみのある国になってきていますが、学習会では知っているようで意外と知らない『在日』の歴史についても学ぶことに。講師を務めてくださったお二人は、在日コリアン3世という立場からの「日本」と「韓国」をわかりやすく丁寧に話してくださった。両国の間には様々な過去がありますが、今回の学習会で「我々の世代が良き隣人として交流を深めなければならない」と強く感じました。初めての企画であったにもかかわらず、みんな積極的に参加してくださったことで大変盛り上がりました。特に男性陣はみんな鼻の下がノビていましたね(笑)（理由は参加された方に聞いてくださいね）本当に充実した教養学習会でした。白さんからお土産にいただいた「さきイカ辛口和え」はノム マシッソヨ！参加されたみなさんスゴハショッスムニダ。
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