頸損だより事務局通信 No.64

2007年8月25日発送

活動予定

2007年度活動日誌、活動予定ページをご覧ください。


いざ、韓国へ! DPI世界会議・韓国大会はいよいよ来週

Our Right, Our Convention But for all(私たちの権利、私たちの条約、そしてすべての人のために)というテーマで、第7回DPI世界会議が来週9/5〜4日間、韓国高陽市で開かれます。世界160ヶ国3500人が集まる世界大会。われわれもそこへ向かうべく、只今旅の準備中。はてさて今回はどんな珍道中になるのか。旅のエピソードはまた帰国後報告します。(鳥屋)


6.9「人工呼吸器使用者の自立生活を実現するために」市民公開講座のその後…

6月に、無事に盛大に終えた市民公開講座。でも、それで全てやり終えたというのではない。そこから始まるのである。市民公開講座を機に勢いづいたメンバーが、呼吸器使用の池田英樹さんを筆頭に動きだした。呼吸器引っさげて、まずはどんどん街に繰り出そうと。飲み会に、カラオケに、ボウリングに。カラオケは、呼吸器の呼吸の合間をぬって息継ぎしながら絶妙のタイミングで声出しして熱唱。自然とリハも兼ねたような歌合戦に、しゃべるときの息継ぎや発声の練習にもなってるんじゃないかと思わせるようなカラオケ大会だった。飲み会では、呼吸器のメンバーが4人も普通に街中のビアホールに集まって、それを取り巻く仲間十数名とワイワイガヤガヤ、あたりまえに土曜の夜のビールを楽しんだ。普段は2時間ほど呼吸器をはずし自発呼吸してるとしんどくなるというメンバーの一人が、そのときは4時間近く呼吸器をはずしたまましゃべり続けた。呼吸器を置いたまま忘れて帰るんじゃないか?!と思わせるくらいの勢いに圧倒された。この7/28神戸三宮ミュンヘンの飲み会の様子は、その首謀者池田英樹さんが次頁に報告してくれている。

さあ、勢いづいたわれわれ、この後はどんな展開になっていくのか。恐ろしくもあり、楽しみでもある。(■事務局:鳥屋利治)


7.28神戸三宮のビアホールで熱気を帯びた暑気払い?!

池田 英樹

メンバー紹介ですが今回の飲み会に自分が誘った呼吸器の使用者とその他の人を簡単に紹介します。まず田中正洋さんです。田中さんは筋ジストロフィーで24時間呼吸器を使用しています。絵本作家だそうです。メインストリーム所属です。次に井上歩さんです。仕事の事故で障害を負って人工呼吸器を24時間使用しています。昆虫を集める事が趣味だそうです。次に米田進一さんです。交通事故で最初は気管切開をして人工呼吸器をつけていましたが、現在は気管切開を閉じて口から呼吸器のホースから空気を口で吸っているみたいで呼吸器は24時間使用しています。次は野橋順子さんです。野橋さんは神戸の東灘区で生活支援研究所という事業所を開いています。趣味はスポーツ観戦と映画鑑賞だそうです。井上さん、米田さんとは関西労災病院の土岐先生の紹介で知り合いました。何回かあって話しているうちに米田さんとは焼き肉や喫茶店に行くようになりました。今回の飲み会の話をしたら米田さんが井上さんを誘って参加してくれた事がとても嬉しかったです。田中さんとは6月9日のシンポジウムで飲み会やボーリングなどの集まりがあるのでもし良かったら参加してみませんかと話をしたらぜひ参加したいと言ってくれて今回参加されて良かったです。野橋さんとは三年前のピアカウンセリングで知り合いそれからいろいろメールとかして相談にのってもらったりしました。今回の飲み会の話をしたら周りが男性ばかりでも参加してくれると言ってくれたのでうれしかったです。なかなか女の人ひとりで初めての人たちの飲み会に参加をしたのは勇気がいったと思います。

今回の飲み会はいつものメンバーと初対面の方たちと入り混じって最初は緊張しているのか会話が少なく盛り上がっていないみたいでした。宮野さんの提案で自己紹介をしてから場が和み酒が進むにつれてけっこう和気あいあいとした空気になってすごくいい雰囲気になりました。いろんな世間話から馬鹿話、情報交換などできて楽しい時間が過ごせたと思います。自分が帰る時間が迫ってきてもまだ他の人たちとしゃべりたい気持ちがありました。時間が迫ってきて帰らなければならなくなりましたが他の人たちはいつもだったたら何人か自分より先に帰る人がいるのですがこの日は遅くまで残って盛り上がっていたみたいです。

今回の飲み会を開こうと思ったのは最初は仲間内だけでやろうと思っていましたが、シンポジウムやピアカンで知り合った呼吸器使用者の人や他の会の人たちを呼んだ方が楽しいのではないかという気持ちからいろいろ声を掛けました。飲み会とかはいつもだいたい同じなので他の人たちとの交流もあればいいなと思い開きました。なかなか参加する事が難しい米田さん、田中さん井上さんが初めて参加することができて大変よかったと思います。夜に外出する事は難しいと思います。時間を調整して参加してくれた事で他の人たちも励みになるのではないかと思います。普段は飲み会といったら男性ばかりで今回野橋さんが参加してくれた事をきっかけにこれから女性の人も多く参加してくれたらいいと思います。その方が楽しいですからね。これからもこういう飲み会を開けるように頑張っていきたいと思います。

最後に今回の飲み会では酒を4杯飲んで不覚にも寝てしまったので他の人たちと話をする時間が無くなりました。他の人たちにメールですごく楽しかったという感想を聞かされてすごく嬉しかったです。今度はカラオケ、ボーリングなどにも参加してくれたらいいと思います。会に所属していなくても気兼ねなしに参加してくれたらいいですね。


交流会in広島頸損ネットワーク

宮野 秀樹

7/29(日)広島県・福屋広島駅前館(エ−ルエール館)11階バンケットルームにて、大阪・兵庫頸損連絡会と広島頸損ネットワーク「きりんの会」とで交流会をおこないました。

かねてよりきりんの会と交流を持ちたいと思っていましたが、やっと念願が叶ったという感じです。関西からは赤尾さん・坂上さん・鳥屋さん・宮野と広島在住の大阪会員・久代卓司さんというメンバー、きりんの会からは若きエース・谷本弘蔵会長・大竹保行さん・久留井真理さん・徳政宏一さん・服部真美さん・迫畑吉美さんという濃い〜メンバーが出迎えてくださいました。また、赤尾さんの20年来の友人である谷田さんも交流会に参加されて、非常に楽しい親睦交流会となりました。

きりんの会メンバーが準備してくださった美味しーい料理に舌鼓を打ちながらの自己紹介。関西からお土産として持ってきた「なんでやねんリストバンド」「好きやねん靴下」を配ったら大爆笑でした。

それぞれの会の取り組みや活動を報告し合おうということで、大阪からはセルフヘルプの取り組み&全国総会のアピール、兵庫からは市民公開講座の報告&バンクーバー旅行の話、きりんの会の活動がそれぞれ報告されました。広島頸損ネットワーク「きりんの会」は設立10年を迎えるらしく、経験豊かな世代と若い世代がうまく調和した活気溢れる素敵な会でした。我々も十分“濃い〜”と思っていたのですが、広島にもそれを上回る方々がおられるのですね(笑)

今回、関西メンバーは前日の“魂の飲み会”のせいもあったのか、いつもの気持ち悪いほどの勢いはありませんでしたが(笑)、それでも大いに刺激を受けました。この交流会を今後も定期的に持ちたいものですね。

それにしても幻霜ポークステーキも広島焼きも美味しかったです!このような交流会をセッティングしてくださった谷本会長・大竹さんときりんの会のメンバーに感謝します。今度は来年の全国総会・大阪大会でお会いしましょう!その時には大阪・兵庫の熱い魂でお出迎えいたしますので!


兵庫・大阪ともにこんなボランティアを募集しています!

ボランティア大募集!ページをご覧ください。


注 写真は省略しました。

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