2008年度活動日誌、活動予定ページをご覧ください。
頸損者のネットワークがなかった福島県に「頸損友の会」がメンバー6人で発足しました。7/19そのお披露目集会に全国頸損各支部の有志が応援へと向かいました。その後さっそく福島で活発な活動がはじまっているようです。今後の福島の動きにも注目です。【事務局:鳥屋】
去る7月26日(土)に鳥取県倉吉市「倉吉パークスクエア」において鳥取在住の頸損者と関西頸損軍団との交流会をおこないました。
鳥取メンバーは山脇寛人さん、伊藤靖幸さん、生越真弓さん、関西メンバーは三戸呂さん、坂上さん、米田さん、宮野という面々。交われば化学変化が起きて凄いパワーを生むかもしれないこの顔ぶれに交流会の行方は?
全国にセルフヘルプの輪を広げるべく、多くの仲間とつながるべく、関西の頸損メンバーが全国どこへでも行きまっせ!そして我々も元気になっちゃうよー!というこの企画。今回は人工呼吸器ユーザーの米田さんが報告してくれます。米田さんの珍道中報告、はじまりはじまり〜! 【宮野】
7月某日、神戸学院大学の学生ボランティア3人が、鳥取の交流会イベントに参加する準備などの打ち合わせのため僕の家に来ました。以前、大分県に行って介助の経験がある藤田くんを筆頭に、今回僕自身も初めて女子2人の介助をお願いしました。足立さんと山下さんも藤田くんと同じ3回生。2人は介助自体あまり経験がないということで、凄く緊張しているのはすぐにわかった。ある程度の介助について説明をしながら、質疑応答でメモを取り時間も経つに連れ、みんなも顔も和みに変わったところでお開きになりました。「交通手段をどうするか?」。いろいろ検討し、決定するまで約3週間近くまで掛かり、結果、鉄道で倉吉駅まで行き、倉吉駅から坂上さんの車で、現地「倉吉パークスクエア」へ行くことになりました。あとは当日を迎えるだけ。当日になり、午前9時30分、明石駅に学生3人が集まったのでホームへ移動。ホームへ上がると三戸呂さんと介助員さんが待っていました。挨拶を済ませ、午前9時56分発の「スーパーはくと3号」に乗り込みました。残念なことに車椅子が大きいため、客室には入れなかったので、通路に居座ることにしました。座席予約をしていたので、通路には空調しかないため学生達だけでも涼しい客室を使う指示をして、交代しながら見守りをしてもらいました。足立さんが持っていた団扇を扇いでもらいながら、「倉吉駅に早く着いてくれ〜!」と4人の気持ちが一つになった瞬間だった。(笑)
約2時間半後、ようやく倉吉駅に到着。暑いのだが空気は美味しい気がする。少し待ってお迎えの車が来ました。三戸呂さんは宮野さんの車へ、僕は坂上さんの車に乗り込み2台揃って「倉吉パークスクエア」を目指しました。目的地に到着すると宮野さんと坂上さんが待ってくれていました。中へ入ると、鳥取県にお住まいの山脇寛人さんと生越真弓さんがお出迎えしてくださいました。山脇さんは5月に大阪で開催された全国大会にも来て下さったのだが、実際お会いしたのはここが初めてでした。生越さんとは昨年の夏頃からメールのやりとりをしていましたが、実際お会いするのは初めてでした。軽い挨拶を済ませ、昼食を摂るためレストランへ移動しました。車椅子6台+介助員8人が並んで座り、女子学生2人の食事介助初体験は少し手こずったものの、昼食を勧めながら地酒の「梨ワイン」を一杯だけいただきました。もちろん“吸い呑み”で。あまりワインを飲まないが、思ったより飲みやすかったと思います。昼食後、伊藤靖幸さんとお母さんがみえられて、奥にある喫茶店に移動しました。みなさん各々デザートを食べながら、受傷経緯などをお話しました。途中、体温が上がってきたので、調整のため退席したりなかなか落ち着いていられませんでした。喫茶店を出て伊藤さんが帰られるというので、最後に記念撮影を撮りました。残念は事に、伊藤さんと挨拶どころか会話もろくにできなかったのが心残りでした。あと帰る時間まで、建物内にある「鳥取二十世紀梨記念館」を見学しました。中には梨の暦や試食コーナーがあり、梨紅茶と梨を美味しくいただきました。お土産店には梨をメインとしたお酒、駄菓子がたくさんありました。「もっと時間があればいいのに」と思いながらも、午後17時前になったのでここで皆さんとお別れの挨拶をしました。最後までお見送りをしていただいた山脇さん、生越さんに今回お招きいただいたことを感謝いたします。約4時間しか滞在できませんでしたが、大分と同じくまた来たいと思う街「倉吉市」が好きになりました。今度は車でですが(笑)倉吉駅に着きまだ時間があるのでコンビニで氷を買いました。倉吉駅から鳥取駅まで「スーパーおき4号」で帰る30分はかろうじて客室に車椅子が入ったが、人が通る度に跨いでもらうしかありませんでした。この30分は涼しくて祝福の時だった(笑) 鳥取駅で乗り換えのため祝福から現実へ戻る。やっぱり暑い!ホームが違うため駅員に誘導されながらエレベーターで移動しました。ステーション内のショッピング街を通り、エレベーターでホームへ上がると「スーパーはくと14号」が待機している。しかし『ドアが閉まっているじゃ〜あぁりませんか!!』とツッコミを入れたくなった。およそ5分間、待ちに待って乗り込みましたがやはり客室には入れず通路に居座りました。約2時間は降りられないので、暑さとの勝負の始まりでした。氷を袋に入れて脇に挟み、学生達に交代しながら団扇を扇いでもらい明石駅まで帰ってきました。明石駅に着くと学生達も安心した様子でした。日帰りという旅はこれからも体験すると思います。慣れない介助でプレッシャーにも負けなかった学生さん、本当にご苦労さまでした!また機会があれば行きましょう。鳥取の皆さん、いつかこちらに来る日を楽しみにしています。
梅雨が明けてから気温が35度を超えるような酷暑が連日続いていますが、みなさん、いかがお過ごしですか?今回の事務局通信がお手元に届く頃は残暑お見舞いになりますが、夏真っ盛りの7月27日(日)に大阪市北区にある大淀コミュニティセンターにて福祉関連機器の商品展示会を実施しました。福祉関連機器はカタログを見るだけではよく分からないし、かといって価格が価格だけにすぐ購入というわけにはいきません。購入前に現物を自分の目で見て、それが自分にとってどれだけ便利で、どれだけ日常生活に活かせるか…実際に体験してみるのがベターですが、そういう機会はなかなかないので、福祉関連機器販売会社に協力をお願いして、商品の展示およびデモンストレーション、参加者が自ら福祉機器を体験できる機会を作りました。ティルティング機能が補助の対象になったティルト式電動車いす、車いす上で姿勢が崩れないようにする座位保持装置、テレビなどさまざまな家電製品を操作できる環境制御装置、首を動かすだけでパソコン操作ができる入力支援機器、マウス操作が困難な人向けに手作りで製作した特殊マウス、褥瘡予防に効果を発揮する高性能のエアマット、ギャッジアップした際に両サイドのベッド柵も一緒に上がることで転落事故を防げるベッド、アーチ型、ベッド取り付け型、床走行式といった数種類の電動リフト、上肢に障害があっても使いやすい携帯用音楽プレーヤーなど、生活をサポートする福祉関連機器を数点展示しました。
参加者が少なかったのは残念ですが、介護負担軽減という面、安全性の確保という面、使って便利という面、楽しみが広がるという面…さまざまな面で障害をもつ当事者の生活にとって有効であることを私自身は直に感じることができましたが、今回展示して頂いた商品も含め、これから大阪頸損連でも頸損者の生活のサポートとなる福祉関連機器の情報提供をしていけたらと考えていますので、みなさんが実際に使っていて、とても便利な福祉機器とか便利グッズなどがありましたら事務局まで情報提供をお願いします。
この場を借りて、出展して頂いた各社のみなさん、ありがとうございました。
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