頸損だより2002冬(No.84)

秋の講演会「支援費支給制度について」

報告 松崎 有己

10月27日(日)門真市なみはやドーム大会議室において、「重度四肢麻痺者にとっての支援費支給制度」〜あと半年いったいどうなる?われわれのくらし・・・〜と題しまして、「自立生活情報センター・パーソナルサポートひらかた」のコーディネーターでいらっしゃいます長尾祥司さんを講師としてお招きし、秋の講演会を開催いたしました。来年度より私たち頚損者にとりましてとりわけ重要な介護制度が一新され、これまでの「措置制度」より「利用したい福祉サービスを提供する施設や事業者を利用者本人が選んで契約し利用する仕組み」へと大きく変化していこうとしています。良くも悪くも新しい制度に移り変わろうとしている今、そのことがこれから私たちの生活にどのようにかかわってくるのか、皆さんにとって最大の関心事であるということからか、会員以外の外部の方も含めまして非常に多くのみなさんに出席していただきました。

この制度につきましては、最近ようやくその内容が決まってきた(正確にはまだ完全なものではなく制度が始まるまではまだ流動的な部分もあります)ということもあって、この制度について厚生労働省などからの情報をまとめ、いち早くから勉強してこられました長尾さんの講演は、とてもていねいで分かりやすく、制度を利用するにあたっての細かい注意点やコツなど、とても参考になるお話をお聞きすることができました。長尾さんの講演の後の質疑応答では、活発に質問が出され時間をオーバーしてしまうほどでしたが、それでも参加者の皆さんは、まだまだ質問し足りないような様子でした。とても有意義な講演会になったと思い喜んでおります。

次のページより、当日長尾さんから配布されました資料の一部を掲載いたしましたので、今回ご参加いただけなかった方々にも是非、目を通しておいていただきたいと思います。

注 当日資料は省略しましたが、代わりに講演録をご覧下さい。写真は省略しました。

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