いままで泊まりの経験がないので練習がてら長浜まで泊まりの旅行に行ってきました。慌ただしい旅行でしたが自信はつきました。それというのも5月の頚損連絡会全国総会、京都大会に向けての準備です。26、27の二日にわたり開かれる京都大会、その概要は京都においての頚損連絡会全国総会。自ら人工呼吸器を常用しつつカウンセラーとして働いておられるウォルト氏他高位頸損の医療に精通しておられる医師、リハビリ工学の専門家をパネラーとして迎えてのシンポジウム。会員である頸損者はもちろんのこと、医療、行政、リハビリテーション関係者、さらには学生ボランティア等様々な方に参加を募りこの問題をともに考え、どうすれば人工呼吸器を常用する者をとりまく社会環境の改善をできるか、考えていくというもので、また、この企画は、人工呼吸器を常用する者に社会参加への希望を与えるのみならず、重度障害者の福祉の向上、ボランティア育成に向けての啓蒙、啓発をも大きな目的の一つとなるようです。
そのような大会であるからして人工呼吸器利用者の参加者が居ないというのもこまる、というので去年あたりからお声がかかっていました。他にも交流会、二次会三次会も予定しているから泊りで参加してほしいとのことでそれなら一度泊まりの練習をしておいたほうがいいだろうと今回の長浜旅行を決行しました。
外出するための必須アイテム
呼吸器、バッテリー、アンビューバック、吸引機などの管理や人や送迎の手配、福祉タクシーとのスケジュールの調整ほか宿泊先、会場での呼吸器の電源場所や呼吸器を乗せられるよう改造した車椅子でも通られるだけの幅があるか等、いつもの外出とは違うチェック項目が見つかったりボーイまでかりだしての車椅子からの乗り降りのような未解決の問題も残っています。そのあたりを要望として準備室に伝えておけば僕のほうの準備はひととおり終わり、あとは5月の京都大会を楽しみに待つのみです。