1/20(日) 新年会 頸損だより事務局通信 No.122 11月号


大阪頸髄損傷者連絡会主催

新年会


「久しぶりに会う友と語らい、新しい仲間とふれあい、軽食とドリンクで潤い、
余興で楽しく、ゲームでお土産ゲットしよう。」


新年会実行委員より。

いよいよ2018年も終わろうとしていますね。
今年はどんな一年でしたでしょうか?
来年は亥年、新年会実行委員はすでに準備を進め、当日めがけて猪のように突き進んでいます。いい1年を過ごすためには欠かすことのできない新年会、何があってもスタートは新年会から…お待ちしていま~す!

▶日時:2019年1月20日(日) 11:30~受付
          12:00~16:30

▶場所:大阪市長居障害者スポーツセンター
   2階会議室①・②

大阪市東住吉区長居公園1-32
TEL06(6697)8681
地下鉄/市バス/JR利用
■地下鉄御堂筋線「長居」駅1号出入口から北へ約140m
■市バス地下鉄長居から北へ約310m
■JR阪和線「長居」駅東口から東へ約170m

▶参加費
会員・一般 2000円
ボラ・介助者・同伴者 1000円
学生ボラ 500円
介助者(食事なし) 無料

▶参加希望者は、メールにて
「大阪頸損連・新年会@2019参加申込み」と
・参加者名
・昼食を食べる同伴者人数
・昼食を食べない同伴者人数
・携帯電話番号
を記載して送信してください。
どうぞよろしくお願いいたします。

参加申し込み締め切りは、12月31(月)です。


<連絡先>
大阪頸損連絡会 事務局 島本義信まで
Mail info@okeison.com

ボランティアなどのお問い合わせは事務局までご連絡ください

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大阪頸髄損傷者連絡会とは

 大阪頸髄損傷者連絡会は、全国頸髄損傷者連絡会の大阪支部であり、大阪府およびその近郊に在住する頸髄損傷者(以下、「頸損者」と略す)およびそれに準ずる肢体不自由者の生活を明るく豊かなものにするために、日常的な、しかし最も基本的な「介助」や「移動手段の確保」といった問題を出発点として、重度障害者がこの社会の中で、いかにすれば自主性を失わない、真に人間的な生活をおくれるかについて、会員およびそれをとりまく人々とともに考え、実現することを目的としています。そしてこの目的を達成するために、次の事業を行っています。

  • 頸髄損傷者の生活条件整備のための広範な活動
    • 自治体などへの要望活動
    • 街づくりや公共交通機関などの調査点検
    • 生活関連情報の収集・研究
    • 宿泊訓練
    • 学習会や講演会 等
  • 機関誌の発行、必要文献の提供
    • 『頸損だより』、『事務局通信』の発行
    • ビデオや文献の貸し出し、配布
  • 親睦交流を深めるための集い、レクリエーション
    • 『街に出よう』
    • 『電動車イス試乗会』
    • 『秋の大運動会』
    • 『x’mas&忘年会』
    • 見学会、交流会
  • その他
    • 他団体との交流
    • フリーマーケット

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2/24(日)2018年度 頸損者の身体ケア学習会 「頸損者に発症しやすい生活習慣病を予防するための食事と栄養指導」

大阪頸髄損傷者連絡会企画

2018年度 頸損者の身体ケア学習会

今回のテーマ:
「頸損者に発症しやすい生活習慣病を予防するための食事と栄養指導」

講師:三谷加乃代さん(兵庫県立リハビリテーション中央病院 栄養指導室課長)

頸損者の身体ケア学習会では、頸損特有のトラブルからくる二次障害などをテーマに
繰り返し学んできました。
今回は日々の生活の中で食事や間食など「食べる事が一番の楽しみ!」と言う方も
多いのではないでしょうか。でも心のどこかで、「最近体重が増えてきたかも!」
「糖尿病に要注意!」「運動しない、できないなぁ!」「カロリー高いよ!」などの声が
することもありますよね。
そんな私たちにとって健康な毎日を過ごすための食生活には何が大切でどんな注意を
することが大事なのか、みんなで学び気づき考え自己点検してみましょう。

■日 時…2019年2月24日(日)
       13:30受付 14:00開始 16:00終了

■場 所…大阪市立阿倍野市民学習センター 特別会議室 (あべのベルタ3階)
       大阪市阿倍野区阿倍野筋3-10-1-300 TEL 06-6634-7951)

■参加費…会員の方は無料、会員以外の方は500円(資料代)

■参加申し込み、および学習会のボランティアをしていただける方は、
事務局 info@okeison.com・fax:06-6355-3702 までご連絡ください。
                                    お待ちしています☆

※参加、ボランティア希望の方も2月18日(月)までにご連絡ください。


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大阪市の「電動車いす啓発パンフ」が発行されました

大阪市:障がいを理由とする差別の解消の推進に向けて (…>障がいのある方へ>お知らせ)より

“電動車いす”のことを知ってください(パンフレット)

 「電動車いす」には、障がいのある人たちの自立と社会参加への期待や思いが込められています!

「電動車いすは、危ない、迷惑」といった理由により、障がいのある人が入店や乗車を拒否される事例は少なくありません。

「電動車いす」であるために入店や乗車ができないのは、仕方がないのでしょうか?

大阪市では、市民及び事業者の皆様に「電動車いす」の理解を深めていただき、互いに共生できる差別のない社会の実現をめざすため、啓発パンフレットを作成しました。

一日も早く、あらゆる場面で「電動車いす」が受け入れられるようになることを期待します。

電動車いすのことを知ってください

※閲覧及び印刷は、上記イメージ又は、以下の添付ファイルをクリックしてください。

“電動車いす”のことを知ってください(パンフレット)


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1/26(土)大阪急性期・総合医療センター 第2回災害リハビリテーション支援研修会2019 「大規模災害時、重度障害者が生き残る道」

府立病院機構大阪急性期・総合医療センター「第2回災害リハビリテーション支援研修会」

大規模災害時、重度障害者が生き残る道


対象:頸髄損傷当事者およびご家族・支援者

日時:2019年1月26日(土) 13:00-14:30

場所:大阪急性期・総合医療センター
管理棟5階研修セミナー室(昨年と同じ場所です)
交通案内 | 地方独立行政法人大阪府立病院機構 大阪急性期・総合医療センター

大阪シティバス:あべの橋(天王寺)より市バス15分 (地下鉄谷町線1番、地下鉄御堂筋線6番出口)
府立総合医療センター下車すぐ

JR:JR阪和線長居駅より徒歩18分

地下鉄:地下鉄長居駅より徒歩20分

南海電鉄:南海高野線帝塚山駅より徒歩15分

阪堺電気軌:道上町線帝塚山4丁目駅より徒歩10分

大阪駅大阪シティバス:62系統で乗り換えなしで来院できます。
(所要時間約1時間10分)市バス構内乗り場3番

内容
「被災した頚髄損傷者への支援について」
近年の医学・医療の進歩により、頚髄損傷などで呼吸機能が低下し、終日もしくは夜間に人工呼吸器を装着しながら在宅で生活されている方が増えています。
その方々が、大規模災害時に、だれがどのように支援活動を行うか、自助、共助、公助の在り方を、災害医療の専門家を交えて考えてみたいと思います。


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頸損だより事務局通信 No.122 11月号

KSKP頸損だより事務局通信 NO.122 11月号 2018.11.4

<活動予定>

☆ 11月25日(日)頸損女子トーク         於:難波市民学習センター
☆ 12月 2日(日)頸損だより秋冬号発送      於:CILあるる
☆ 12月 2日(日)12月期役員会         於:CILあるる
☆  1月13日(日)1月期役員会          於:CILあるる
☆  1月20日(日)新年会             於:長居障害者SC


全国頸損代表者会議

 9月16日に岡山国際交流センター・多目的ホールにて全国頸損連絡会代表者会議がおこなわれました。東京、愛知、岐阜、京都、大阪、兵庫、香川、愛媛、徳島、九州の10都府県から集まり、新会長、新事務局長から挨拶と共に新執行体制の活動重点目標の提案があり、その後2018年全国総会大阪大会の総括、2019年全国総会九州大会の準備状況の報告、2020年全国総会を岐阜支部での開催についても決定されました。続いて各支部の活動報告&予定告知、他に日本リハビリテーション協会との協働、DPI日本会議常任委員会報告、自動販売機に関しての事務手続きの問題や事務局郵便振替口座異動の報告などがありました。   (島本義信)


65才以上の介護保険サービスの利用料の償還制度について

 今年4月から、国の新たな制度として、介護保険の利用を始めた障害者に対して、介護保険の利用料が全額償還される制度(新高額障害福祉サービス等給付費)がスタートしていますが、まだあまり内容が知られておらず、かなりややこしい制度であり、大阪市では今週、その取り扱いを間違っていたこともわかりましたので、それらの情報を併せてお伝えさせて頂きます。     (障大連が大阪市・厚労省に確認した情報です)

◆新高額障害福祉サービス等給付費の概要

 65才になって介護保険の利用を始めた障害者(以下の要件を満たす人)に対して、介護保険の利用料が全額償還されるという制度です。障害者医療費助成と同じように、一旦本人が支払っておいて、後で償還される仕組みです。ただし、以下のように対象者や対象サービスにいろんな制限があります。

◇対象者
(以下のすべての要件を満たすことが必要です)
・65才の誕生日の以前5年間に「介護保険に相当する障害福祉サービス」(*)の支給決定を受けていた人。*「介護保険に相当する障害福祉サービス」とは「介護保険相当障害福祉サービス」といい、居宅介護、重度訪問介護、生活介護、短期入所だけに限られています。
・65才の誕生日の前日の年度に市町村民税非課税、または生活保護受給。
(誕生日の前日が4~6月の人は前年度に、非課税または生保)
・65才の誕生日の前日に区分2以上であること。
・65才に達するまでに介護保険の給付を受けていないこと。
(今年4月1日以前に65才を超えている人も、上記の要件を満たしていれば、今年4月からの介護保険の負担分は償還払いできます)

◇対象とならない人
・例えば、65才以前の5年間に、介護保険相当障害福祉サービス「以外」のサービスとされる就労B型等の日中活動やグループホームだけを受けていた人は対象外とされています。
・また、60才から2年間、就労B型で、62才から生活介護に移り3年間利用していた人は、それら以外に居宅介護や短期入所の支給決定を受けていなければ対象外とされます。
・40~65才で、特定疾病により介護保険サービスを利用したことがある人も対象外!とされています。

◇償還の対象となるサービス
・障害福祉に相当する介護保険サービス(障害福祉相当介護保険サービス)=訪問介護、通所介護、短期入所生活介護、地域密着型通所介護、小規模多機能型居宅介護だけで、介護予防サービスや地域密着型介護予防サービスなどは償還対象ではありません。

◇資料
・概要は厚労省のチラシを、詳細は厚労省ホームページ内で「高額障害福祉サービス等給付費等に関する支給認定について」を検索すると、説明文+Q&A(30pもありますが)をご覧下さい。
・詳細版には対象とならない人や、償還ケースのパターン、障害者夫婦の場合のそれぞれの償還額の例などが細かく示されています。

*** ***

◆大阪市での間違い

 大阪市でサービスを利用しようとしたところ、「65才以降に、介護保険サービスだけ使う人は対象になるが、障害福祉サービスと介護保険サービスを併用する人は対象外」と言われ、そのことを既に全区に通知していたことが発覚しました。
 例えば、重度訪問介護利用者などではとても介護保険だけでは生活できないので、訪問介護+重訪を併用するのが当たり前ですが、その人は「この償還払いの対象にならない」というひどい扱いになります。
 後日、こちらから厚労省に確認したところ、以下のような間違いであることがわかり、結局、大阪市は間違いがあったことを認め、急遽、全区に周知し直すことになりました。

◇当初の大阪市の言い分
(細かな説明ですので必要ならご覧下さい。)
下記の障害者総合支援法の【  】部分)が根拠。

*** ***

第七十六条の二 市町村は、次に掲げる者が受けた障害福祉サービス及び介護保険法第二十四条第二項に規定する介護給付等対象サービスのうち政令で定めるもの並びに補装具の購入等に要した費用の合計額(それぞれ厚生労働大臣が定める基準により算定した費用の額(その額が現に要した費用の額を超えるときは、当該現に要した額)の合計額を限度とする。)から当該費用につき支給された介護給付費等及び同法第二十条に規定する介護給付等のうち政令で定めるもの並びに補装具費の合計額を控除して得た額が、著しく高額であるときは、当該者に対し、高額障害福祉サービス等給付費を支給する。

一号 支給決定障害者等

二号 六十五歳に達する前に長期間にわたり障害福祉サービス(介護保険法第二十四条第二項に規定する介護給付等対象サービスに相当するものとして政令で定めるものに限る。)に係る支給決定を受けていた障害者であって、同項に規定する介護給付等対象サービス(障害福祉サービスに相当するものとして政令で定めるものに限る。)を受けているもの【(支給決定を受けていない者に限る。)】のうち、当該障害者の所得の状況及び障害の程度その他の事情を勘案して政令で定めるもの

*** ***

 大阪市としては上記の条文に、「(障害福祉サービスの)支給決定を受けてないものに限る」と読めるので、65才以降に障害福祉サービスと介護保険サービスを併用する人は対象外と読める。他の政令市も厚労省に確認したところ、そう答えたと聞いている」との回答でした。

◇厚労省との確認内容
 厚労省に直接確認したところ、「65才以降に障害福祉サービスと介護保険サービスの併用する者も対象となる。その併用者は一号の支給決定障害者等に含まれており、二号は今回の新たな償還払いの規定だが、一号の支給決定障害者等との重複を避けるために、「支給決定を受けていない者に限る」との文言を入れた。その部分を誤解したと思われる」とのことでした。
(元もと高額サービス費の償還払いの制度は一号にあり、今回新たに介護保険を利用する人の償還払いを二号に加えたために、条文の表記が非常にわかりにくくなったことが、今回の間違いの原因となりました。また厚労省の担当も人によっては誤解して回答した可能性もあります)
 大阪市からも後日、厚労省に確認をとり、こちらの言った通りで確認できたため、全区に「併用者もOK」とのメールをとりあえず発信しました。大阪市のチラシ等もすべて間違い部分を修正してもらいます。
 大阪市にはこんな排除はあり得ないので、その時になぜ直接厚労省に確認しなかったのか!と伝え、厚労省にも誤解を生む条文の書き方なので、Q&Aの発出をお願いしておきました。
大阪府には同様に誤解する市があったら助言してもらいたいと伝えています。

*** ***

◆大阪市での償還払いの仕組み

 大阪市ではこの介護保険の利用料の償還払いは、医療費助成の償還払いと同じく、「償還事務センター」(北区同心町)が、担当しています。
 「65才の誕生日の翌月頃」に、対象になりそうな人に償還払いの案内(利用勧奨)を送っているそうですが、この間65才になった人で、障害福祉サービスと介護保険サービスを併用していた人には通知されていなかったそうなので、再度通知を送ってもらいます。
 もし身近な人で、対象になる人で、誕生日の翌月になっても通知が届いていない方がおられましたら、右記の償還事務センターまでお問い合わせ下さい。
 また、相談支援事業者等が相談に乗ることもありますので、制度の詳細で不明な点はお問い合わせ下さい。(なお、相談支援事業者等に対してもまだ制度の情報提供すらされていませんので、早く通知するよう求めています)

*大阪市償還事務センター
(TEL06-6351-8200)
(償還事務センターは障害支援課の1部署にあたり、障害支援課が管轄しています)

◇大阪市での申請手続き
申請手続きは最初に申請用紙にマイナンバーや振り込み口座番号を記入し、障害者手帳のコピーを付けて償還事務センターに郵送。
以降、毎年1回、6月に申請が必要
(国の規定でも毎年所得の確認が必要なので、それは必要になるそうです)
しかし、医療費助成とは違って、毎月、介護保険の領収書を郵送する必要はなく、毎月、介護保険で使った分は償還事務センターの方で介護保険担当と連携して集計して、その利用額を口座に後日振り込む仕組みになっているそうです。

 以上、ややこしい制度ですが、どうぞよろしくお願いいたします。 (島本義信)


星ヶ丘医療センター ピアサポート

大阪頸髄損傷者連絡会 大西陽子

 ご本人は60歳少し超えた専業主婦で、成人の子供二人と夫の4人世帯。
 転倒時顎を打撲。 両手の痺れ感があり、気になって仕方がないと。機能障害?立位や歩行も手すりがあれば十分可。入院中は歩行器使用だが、松葉づえを勧められていて、退院後家のリフォームは考えていないとのこと。
 外出時は車いすを使用していて、入浴(シャワー浴を好む)は、デイサービス利用を考えている。
 排泄障害は全くなく、夜間の移動が不安なためポータブルトイレ使用を検討中。
 在宅でどの程度家事が出来るか、ADLがどうなのか、1度自宅への外泊体験で、退院後のイメージを掴むようアドバイスし、また、外出時の移動支援など、役所等での相談を勧める。
 ご本人が明るくポジティブな方でしたから、初対面とはいえ楽しいうちに1時間があっという間に過ぎました。 
 多少なりともお役に立てる部分があったのなら幸いです。

*** ***

大阪頸髄損傷者連絡会 石田和浩

 この度、星ヶ丘医療センターにて行われたピア・サポートに参加させていただきました石田と申します。
 病院を訪問し、同じ障害を持つ当事者が元気な姿を見せ話をすることで現在入院されている患者さんをサポートできるのは、このピア・サポートという活動の大きな強みだと再認識いたしました。
 加えて、患者さんやリハビリスタッフの先生がたのお話を聞き、医療制度や福祉制度を理解することも当事者として大きな力になると実感いたしました。

 医療制度については、大きな視点で観ると、やはり入院期間が十分に確保できないという問題点が未だに課題となっているように感じました。
 例えば、受傷されてからまだ日が浅い急性期の患者さんが望まれるリハビリを受ける時間を確保するのは、年々難しくなっている様に思います。それに加え、怪我をしてから障害を受け入れる時間や退院後に自分が住む地域の受け入れ態勢を整える時間などが十分に無く、その時間的な猶予の無さが頚髄損傷や重度の障害を負ってしまった者たちが社会へ復帰する第一歩の妨げとなっていると感じました。

 福祉制度については、入院されている方の年齢により違ってはくるのですが、介護保険制度や障害福祉制度など専門的な知識を必要とする疑問を持っておられる方もいるように感じました。しかし、そのような質問に自分の経験だけで答えることは難しく、質疑に対し細やかに対応するにはサポートを実施する側にも自分の経験と日々の生活で得た知恵に加え、福祉や医療の的確な知識が求められる場合があると思いました。

 その点を踏まえると、スケジューリングの観点から難しいのは承知ですが、急性期で入院されている患者さんの担当の方々(福祉課の職員や担当のケアマネージャー、家に帰ってからお世話になるメディカルスタッフなど)にこのようなサポートの場に一緒に参加していただくのが理想なのだと感じました。

 対照的に、上記のような専門知識だけではなく、やはり障害を先に負った「先輩」として実生活に即した生きていく上での知識や知恵、または趣味やレジャーなど地域社会に復帰してからの生きる楽しみや障害があっても出来ることがたくさんあるという生きた経験を伝えられると、怪我をされたばかりの患者さんにも明るい未来や希望をより想像してもらいやすくなるようにも見受けられました。
 実際、今回のピア・サポートの中で患者さんの趣味の話に花が咲き、大きな障害を負ってしまっても十分に自分の趣味や外出を楽しむことができるということをお伝えし、その話を聞いておられた患者さんとご家族の方の目に少し輝きが戻ったように感じました。

 以上のことを踏まえ、私の個人的な希望ではありますが、こうしたピア・サポートのような当事者の活動の中にも福祉制度や医療制度の知識、頸髄損傷に特有の医療的知識が豊富な人たちと連携し、様々な分野に関係している人たちに協力を仰ぎながら実施していければ、ピア・サポートという活動にいっそうの広がりを持たせられるのではないかと僭越ながら考えております。

 あくまでも若輩者の希望的観測ではありますが、そうすることによってこれから地域社会に復帰される方たちにとっても私たち当事者にとってもピア・サポートという活動がさらに心強いものとなるのではないでしょうか。


ビアガーデン交流会 実施報告

大阪頸髄損傷者連絡会 杉本真一

 8月の第一週目の18時に大阪駅前第一ビル1Fエレベーター前に集合し、屋上ビアガーデンに場所を移し恒例のビアガーデン交流会を行いました。
 当日は異常な蒸し暑さでしたが、雨の心配もなく無事に開催できました。ただ、いつもより少ない参加人数となり残念でしたが、初めて参加された方もおり、良い交流の場を持つことができたのではないかと思う。
 次回の企画もお楽しみに~!!


新年会


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11/17(土)映画「生きていく」上映会&トークショー

映画「生きていく」
~人工呼吸器と共に生きる~


出演:池田英樹 音楽:hatao 上原奈美 監督・撮影・編集:神吉良輔


日時:2018年11月17日(土) 13:30~16:30(開場13:00)

場所:千里ニュータウンプラザ8階 多目的ルーム
   吹田市津雲台1丁目2番1号
   千里市民センター8階多目的ルーム
   阪急南千里駅下車西側すぐ
   TEL:06-6834-0054

   http://www.city.suita.osaka.jp/home/soshiki/div-shimin/shiminjichi/_70909/000400.html

ゲスト:神吉 良輔さん 「生きていく」監督
    米田 進一さん  人工呼吸器使用者
    宮野 秀樹さん  兵庫頸髄損傷者連絡会 事務局長
    土岐 明子さん  日本リハビリテーション医学会専門医・指導医

手話通訳あり・映画は字幕&音声ガイドあり
参加費:無料
連絡先:ぷくぷくの会気付 担当:細田・宇都
    TEL:06-6317-5598 FAX:06-6317-0936
    E-mail:yukito3118@gmail.com
主催:すいた障害当事者連絡会
共催:吹田のバリアフリー・交通アクセスをめざす会
後援:吹田市、吹田市教育委員会、吹田市社会福祉協議会
公益財団法人毎日新聞大阪社会事業団の公募福祉助成金助成事業で実施しています

映画「生きていく」とは…
競艇場でギャンブルをし、飲み屋で酔いつぶれる。
その男にとっては特別なことではない。
たとえ人工呼吸器をつけていたとしても…

【内容】
兵庫県尼崎在住の池田英樹(36歳)は27歳のときに交通事故にあい、首から下がマヒした人工呼吸器に頼る生活となってしまう。そんな英樹にとって唯一の生きがいとなっているのが旅行で、1年をかけて北海道の旅行を計画する。
事故当時の生きる気力を失っていた頃からは考えられない、初の長期旅行。
夏の北海道に広がる美しいロケーションの中で、英樹の両親やはじめてかかわるボランティアとともに喜びやトラブルを味わいながら、駆け抜けていく。
達成感と喪失感を繰り返す日常生活の中で、人とかかわりながら、生きる力へつなげていこうとする英樹の2年間を見つめた作品。
【神吉良輔監督プロフィール】
流行大学文学部哲学科教育学専攻卒
日本映画学校卒業後、映画、テレビ番組制作会社およびNPO法人にて映像制作に携わる。身体障害者の結婚までを追った映画「もっこす元気な愛」のプロデューサー。
障害をもつ人たちのドキュメンタリー制作や人形浄瑠璃「文楽」のDVD制作など幅広く映像制作を行う。また、映像制作指導や市民メディアの普及活動にも取り組んでいる。
【主な制作作品】
「もっこす元気な愛」2005年プロデューサー
「GOSUPEL in 文楽」撮影・編集・制作
「人工呼吸器使用者の自立生活を実現するために」撮影・編集・構成

生きていく上映会チラシ


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2019/1/17(日)第6回 共に安心して暮らせる 京都デザインフォーラム 「さまざまなバリアをこえて 共に生きる社会をめざして」

第6回 共に安心して暮らせる 京都デザインフォーラム
「さまざまなバリアをこえて 共に生きる社会をめざして」

障害を持つ人や、さまざまな立場の人とともに、話し合いましょう!
バリアをこえて、共に生きることができる社会づくりについて、みんなで考えたいと思います。

日時:2019年1月27日(日) 12:50~16:30(開場12:00)

会場:「故郷の家」雲史ホール
http://www.kokorono.or.jp/kyoto/kyoto_access.html
京都市南区東九条南松ノ木町47
・地下鉄 九条駅 徒歩15分
・市バス 九条河原町 徒歩10分
※駐車場はありませんのでご注意ください。近辺にコインパーキングはあります。

参加費:500円(資料代)
※手話通訳・要約筆記・点字資料の必要な方は 1月17日までに下記までお知らせください。

主催:障害者権利条約の批准と完全実施をめざす京都実行委員会
http://www.jouyakukyoto-hamon.com/
(事務局:南区東九条松田町28 メゾングラース京都十条101 日本自立生活センター気付
TEL: 075-671-8484 FAX: 075-671-8418 E-mail: jcil@cream.plala.or.jp)
社会福祉法人京都府社会福祉協議会
後援:京都府(申請中)・京都市・京都新聞社会福祉事業団・NHK京都放送局

*プログラム
12:50 開会 あいさつなど
13:00 落語家 桂福点氏の講演
「障害を表現しながら共に生きる」
14:10 木津川ダルク代表 加藤武士氏の実践報告
「ダルクの活動を通して地域社会のつながりについて考える」
14:40 コメンテーター 牧口一二さんからのコメント
「地域社会がつながっていくキーワードを見つけたい」
15:00 休憩と移動
15:15 グループに分かれて話し合い
(それぞれの立場から地域社会のつながりについて語り合う)
16:15 各グループからの報告
16:25 あいさつ
16:30 閉会

*プロフィール

<桂 福点(かつらふくてん)氏>
本名:枡川明。1968年 兵庫県川西市生まれ。上方落語協会会員。先天性緑内障のため中学生の頃に視力を失ったが、子供の頃から音楽に親しみ、1986年大阪芸術大学に入学。音楽療法を研究し、卒業後、バンド「お気楽一座」を結成。1996年 桂福団
治師匠に弟子入りし、古典落語を学びながら独自の音楽漫談や「お気楽一座」の活動にも取り組む。
2009年9月、師匠より「桂福点」の名前をもらい、現在、上記の活動と共に、音楽療法士として診療所、作業所等でユニークな音楽療法もおこなう。また「一般社団法人お気楽島」理事長として、大阪市東淀川区淡路に生活介護施設「お気楽島」を開設、さまざまな理由で社会に出て行きづらい方々の集いの場・創作の場として利用してもらっている。過去に出演した番組―NHK総合テレビ「ぐるっと関西お昼前」「バリアフリーバラエティ」「24時間テレビ2016」など多数。
<加藤 武士氏>
特定非営利活動法人 アジア太平洋地域アディクション研究所(NPO法人アパリ)が運営する木津川ダルク(Drug Addiction Rehabilitation Center)代表。「ダルク」は薬物依存症者の
当事者が当事者を支援する施設で、薬物使用の経験者がスタッフを担っている。自助グループの活動を通じて「孤立化」を防ぎ、回復を手助けしている。
<牧口 一二氏>
1937年大阪市生まれ。1才の頃ポリオにかかり「障害者」の資格を得る。6才の春、母におぶわれて小学校に出向くが、「空襲の時に危険」と入学を断られる。敗戦後、また母におぶわれて学校に行くと「お待たせしました」と3年遅れの1年生。10才(2年生)の夏休み、父が松葉づえを買ってくれた。夢中で立ち上がり、歩くこと・階段の昇り降りを覚える。2学期から1人で通学できるようになる。以後、60才まで松葉づえ人生、歩行歴50年、免許皆伝の腕前に。高校を卒業後、大阪美術学校(大阪芸大の前身)デザイン科を卒業するも全く就職できず(1年半に54社)、社会への扉開かず。2年間の精神的孤立状態。美校を卒業後4年で4人の学友が共同経営のデザイン会社を設立。その会社に転がり込む( やっと26才にて社会
へ)。この体験から仕事の傍ら障害者運動に参加。駅にエレベーターの設置要求などバリアフリーを広げる。学校巡りをして障害者のイメージチェンジを試みる。60才から車いす。


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11/25(日) 「頸損女子トーク」 2018年度 大阪頸髄損傷者連絡会企画

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頸損だより事務局通信 No.121 9月号

KSKP頸損だより事務局通信 NO.121 9月号 2018.9.9

<活動予定>

☆  9月29日(土)ピアサポート活動   於: 大阪急性期・総合医療センター
☆ 10月 7日(日)10月期役員会    於: CILあるる
☆ 10月14日(日)京都大阪合同企画   於: EXPOCITY
☆ 10月27日(土)ピアサポート活動   於: 星ヶ丘医療センター
☆ 11月 4日(日)事務局通信発送    於: CILあるる
☆ 11月 4日(日)11月期役員会    於: CILあるる


2018年度 対大阪府オールラウンド交渉

 8月6日(月)13:30-15:30天王寺区民センター、9日(木)10:00-16:50・22日(水)13:00-16:00両日共都島区民センターで3日間にわたって私たち障害者があたりまえに生活することに直接関わる施策について話し合い交渉する場で、頸損連も加入している障大連(障害者の自立と完全参加を目指す大阪連絡会議)が中心となり毎年この時機に数百人の障害を持つ当事者が集まりおこなわれています。私は9日と22日に参加、9日は一足早い秋空でしたが22日は夏日が復活、37℃になりクーラーの効きが悪い中汗だくの話し合いになりました。今年度の内容の一部を紹介します。興味を持ってもらえた方は次回に参加されてはいかがでしょう。         (島本義信)
*** ***

● 全体を通じて

(以下、障大連が作成された要求項目の一部抜粋)
 今年度からの報酬改定は、障害の重度化・高齢化に対応することが主眼でしたが、一方で切り下げられたサービスも数多くありました。特に生活介護の短時間利用減算(5時間未満の利用者半数以上で3割も減算)や、グループホームのヘルパー利用の廃止や、新たな類型として設けられた大規模なグループホーム(日中サービス支援型)、そして相談支援の見直しが大きな問題であったため、国とやりとりを重ねいくつかは改善されましたが、多くの課題が残りました。
 今回の交渉ではまず、報酬改定で切り下げられた問題や残っている課題について、府から国に対して強く見直しを働きかけてもらえるよう、訴えていきたいと思います。
 2年前の相模原事件に続いて、多数の障害者が強制不妊手術を受けさせられていたという衝撃的な事実が社会問題として大きく報道されています。また現在でも、地域で障害者や家族が孤立し、何十年も家の中に閉じ込められていた問題、本人・家族も高齢化して危ない状態にある8050問題、駅ホームからの転落事故等が毎年相次いでいることなど、「待ったなしの課題」が次々に出ています。
 また、こうした問題は今年、改定された府の長期計画(第4次大阪府障がい者計画・後期計画)にもしっかりと明記されたところです。障害者が差別や人権侵害を受けることなく、そして生命を奪われることなく、ふつうに暮らしてゆけるよう、当事者団体と行政が協力して、地域生活支援拠点等の具体化による地域基盤づくりや、差別解消の取り組みをより一層進めていかなければなりません。
 大阪府では、障害者団体と行政の協力で、多くの重度障害者の地域での自立生活を実現してきました。そうした歴史をもつ大阪だからこそ、今後の重度化・高齢化問題にも対応しうる、人権侵害をなくしていくためのモデルをしっかりと示していかなければなりません。
 交渉での議論を通じて、暮らしの実態からの切実な「声」を力強く訴え、行政ともしっかり連携して、この厳しい状況を共に打ち破っていきましょう。

○入院・通院の支援について

・重度訪問介護の入院時利用について
 長年にわたる要求である重度障害者の入院時の支援に関して、今年4月から国の新しい制度として、重度訪問介護の入院時利用が一部認められるようになりました。しかし、「区分6、入院前に重訪を利用している者」という制限がつけられてしまいました。入院時の困難や支援の必要性は区分6の人だけではありません。また、知的・精神障害の人たちは、重訪を利用したくても、引き受ける事業所が少ないなどの理由で、重訪の対象者であっても利用していない障害者が多数います。これらのことをふまえ、大阪府から国に対して、「区分4以上、重訪対象者」まで早急に拡大するよう強く要望することを求めます。
 また、実際に重訪を入院時に使おうとした時に、市町村から制限されることも予想されます。実際、入院の時は事前に届けるように通知している市町村もあります。また、重訪利用に際してコミュニケーションに支援が必要かどうかは問われませんが、市町村によっては対象が制限される可能性もあり、入院中は身体介護はできないことなどを理由にして、入院前よりも支給量、支援内容に制限を加えてくる恐れもあります。国は、支給量の変更などの手続きは必要ないことをQ&Aでも示しており、府から市町村に対して、支給量や支援内容について不当な制限を加えないよう周知徹底を求めます。
 また、実際に、この制度を利用しようとするときに、病院での受け入れが危惧されます。重訪ヘルパーをすんなり受け入れてくれる病院もありますが、事故等を恐れて病院側の規則を盾にして、「完全看護だから付き添いは不要」あるいは「家族以外お断り」と拒否される恐れもあります。病院に対してもこの制度を周知することや、個々のケースで調整が必要な場合、市町村の福祉行政から病院に対して説明してもらうよう求めます。

・市町村の入院時コミュニケーションサポート事業等
 今回の重訪の入院時利用は、対象者が非常に狭く限定されてしまい、区分4・5の人や日常的に重訪を利用していない人は使えません。重訪の対象者であっても利用していない人もたくさんいますし、重訪対象者以外にも入院時の支援が必要な人はたくさんいますが、これらの人は国制度は利用できません。
 府に入院時コミサポ制度の重要性を訴え、今回の国制度から外れている多くの障害者の切実なニーズにこたえるために、全市町村に対して、引き続き入院時コミサポ制度の実施を強く働きかけることを求めます。この事業がまだない市町村においては新たに制度を設けることと、すでにある市町村については様々な不当な制限があることを訴えていきます。
 どの市町村でもこの制度を利用できるようにするために、対象者、支援内容(診療報酬対象外の見守り、買物等は可)、支援量等について「府の考え方」を示し、また府からの補助も検討するなど、全市町村に制度の実施と制限の撤廃を促すよう求めていきます。

○共生型サービス、介護保険との併給について

・障害福祉サービスと介護保険の併用について
 多くの市町村で、障害者が介護保険を利用することになった際に、重度でなければ障害福祉サービスの併給を認めなかったり、併給にあたって時間数の上限を設定するなど、不当な制限を加えている実態があります。これらの市町村ルールは、「予算が膨れ上がる」ことへの懸念などから制限しているものですが、65才以上になったから、特定疾病の対象になったからといって、従来の支給量から引き下げられたり、使いにくくされることはあってはなりません。
 大阪府から市町村に示している「留意事項」では、「介護保険サービスが原則優先されるが、介護保険サービスに相当するものがない固有のものについては障害福祉サービスを支給することや、介護保険サービスのみによって、適当と認める支給量が確保できない場合は、障害福祉サービスを支給することが可能」「介護保険課と十分調整を図り、個々の状況に応じた支給決定がなされるよう、柔軟かつ適切な対応を」と記されていますが、市町村では守られていません。
 引き下げられたり制限された事例を訴え、大阪府の見解を問いただし、府としてこれら不当な市町村ルールを調査し見直しを促すことや、最低限、市町村において「非定型」の話し合いを誠実に行うよう働きかけを求めます。

○移動支援について

 移動支援について、大阪府は、2012年に「移動支援事業の運用の考え方」(運用の手引き)を作成し、それ以降も項目を増やして毎年、市町村の「運用状況の調査」に取り組んでいます。この間、一定の改善が図られた一方で、いまだに不当な制限が残っている市町村が多くあります。差別解消法が一昨年施行されましたが、いまだに、「他の者とは異なる扱い」が数多く残されています。市町村に対して移動支援における不当な対応を直ちに撤廃するよう働きかけることを求めていきます。
 今回の国の制度改定で「1日の範囲内で用務を終える」要件が廃止されました。このこともふまえて、とりわけ宿泊旅行を未だに認めないことは不当な差別であり、ホテル内の介護を含め早急に制限を撤廃するよう強く働きかけることを求めていきます。
 また「電動車いす利用の付添」制限も、電動車いすへの無理解による差別も多く見られることから、各市の制限理由、制限内容を調べ、早期の撤廃を働きかけることを強く求めます。
 通学の保障については、枚方で通学支援事業(小学校~高校まで可)が制度化されたり、岸和田市でも制限を撤廃していることをふまえて、通学問題の検討を求めていきます。
 その他、「外出時の2人介護」「日中活動前後の外出や通院での三角形ルールの適用」「移動支援と通院等介助の併用」への制限も、未だに残る不当な制限問題であり早期の解決を求めます。

○大阪府での地域移行の取り組みについて

 大阪府では以前から長期計画において、入所施設や精神科病院からの地域移行を最重点課題として位置づけてきましたが、なかなか進んでいません。府内の施設入所者は約5,000名、その内10年以上の長期入所者は60%にのぼります。施設からの地域移行者は毎年200名から百数十名と年々減少しており、その内、地域移行支援を利用した人は年5~10人程度でほとんど使われておらず、自力での地域移行が多い状況です。家に帰った人も約半数です。
 精神科病院の1年以上の入院患者も60%にのぼり、府では昨年度から「長期入院精神障害者退院促進事業」として「3年間で730名の移行をめざす」として、広域コーディネーターを5名配置してきましたが、委託事業がなくなった影響もありこちらも思うようには進んでいません。
 また、この間、府下の入所施設において、職員による虐待、死亡事件が立て続けに発生しています。職員のスキルの問題や人手不足の問題もあるかと思われますが、こうした事件の根底には入所施設の閉鎖的な環境など、構造的な問題があるように思えてなりません。

・地域移行の具体的な仕組みづくり
 府では昨年10年ぶりに「施設入所者4,300名への意向調査」が実施され、そのうち数百名の入所者が地域移行を希望しました。この間、府からその地域移行希望者の名簿を市町村に渡して地域移行に取り組むよう促されましたが、その後一向に進んでいません。
 地域移行は制度上、各市町村の役割とされていますが、実際には他市の施設に入所している場合も多く、「府が広域調整する仕組み」を作って、バックアップしていかなければ進まないことを訴えます。具体方策としては、「各地域ごとに自立支援協議会、相談支援事業者が個々の入所施設を定期訪問する“施設と地域をつなぐ仕組み”」を作り、府がその橋渡しとサポートを行うよう強く求めていきます。
 また、施設・地域と連携して、施設や地域事業者に対する地域移行の研修や、入所者への地域生活の紹介、家族への啓発活動等のアプローチも同時並行で進めていくよう求めます。

・市町村の独自取り組みへの支援
 岸和田市や大阪市などでは、地域移行の契約前の「前段階の支援」に対する補助や、遠方の施設・病院までの交通費の補助、移動支援の利用などが独自に実施されています。しかし、岸和田では予算額が減額されるなど先細りしかねない状況になっています。
 積極的に取り組んでいこうとする市町村を積極的にバックアップするために、府で精神科病院からの退院促進のような「広域コーディネーターの配置」や、市町村への補助制度を設けること、先駆的な取り組みを他市にも周知して実施市を広げることなどの検討を求めます。

○長時間介護と支給決定

 重訪の支給決定基準については特に大きな市町村格差が残っており、不足分を本人の自己負担や事業所の持ち出しで賄っている現状があります。
 この間、地域でも障害の重度化・高齢化の課題から、介護ニーズが増えていることを訴えていきます。日中活動に毎日通うのはしんどくなり、昼間の介護時間の上乗せが必要となってきていることや、トイレや寝返りなど夜間の支援回数が増えてきていること、体が動きにくくなり二人がかりの介護や見守りが必要となってきていること…等々について、具体的な実例をあげて追及していきます。これらをふまえ、府としても重度化・高齢化に関する実態を調査し、個々のニーズに対応した、より適切な支給量を決定するよう市町村に強く働きかけていくことを求めます。
 また、今年度の府から市町村に示した「留意事項」では、「支給決定に際して、本人希望と異なる支給決定となった場合は、本人に明確に説明するとともに、相談支援とも密に連携し、十分理解していただけるよう努めること」と周知されましたが、この重度化・高齢化の課題についても、より細かく本人ニーズを把握し、的確な支給決定を行うことを前提に、本人ニーズのどの部分が認められ、どの部分が認められなかったかを詳しく示すよう、更なる周知徹底を求めます。

○防災対策について

 昨年の豪雨災害や、今年6月の大阪北部地震など、大阪でも災害が相次いで発生しています。
 昨年秋の豪雨で大和川が一部氾濫し、みんな一体どこに逃げればいいのか考えさせられました。災害時の避難所は、体育館1階や屋外に開放された水害時避難ビルなど、地震や津波のためのものが多く、台風・豪雨災害は想定しておらず、車いす利用者の上下移動も考えられていません。今年も大雨による河川決壊・氾濫が心配され、その時の避難所として、車いす利用者も含め、障害者が一定期間避難できる場所を、市町村と連携して地域ごとに急いで確保するよう求めます。
 今年6月には大阪府北部で震度6弱の大きな地震があり、今後も大地震がいつどこででも起こり得ることから、例年要求している避難所での合理的配慮や、重度者だけにとどまらない中軽度者の名簿づくりなどの積み残し課題に加え、今回の地震で明らかとなった課題も併せて検討し、府「避難行動要支援者支援プラン・作成指針」を改定していくために、障害者団体との検討の場の設置を求めます。

○府の差別解消条例、差別解消取り組みについて

・差別解消条例の早期の見直しについて
差別解消法・府条例が施行され3年目を迎えました。大阪府差別解消条例の附則では「3年を目途に必要に応じて見直し。特に事業者の合理的配慮の義務化については必要があれば3年以内でも見直す」と規定されています。「事業者の合理的配慮の義務化」については、大阪府と同様、法律と同じ「努力義務」にした自治体もある一方、最近制定された(見込み含む)茨木市・東京都等の条例では、行政機関と同様に「義務化」されています。
「不当な差別的取扱いと合理的配慮の不提供は、分けることが難しいケースも多くある」ことはこの2年間、府の差別解消協議会・合議体の中でも議論されてきました。「どちらの分類か」にばかりこだわるのではなく、「どうしたら障害者差別をなくしていけるか」との視点で対応力を高めていくためにも、条例の見直しでは、「事業者の合理的配慮の義務化」を必ず盛り込むよう求めます。また、あっせんの対象についても、不当な差別だけでなく、合理的配慮の不提供のケースも加え、早期の改定を強く求めていきます。
また、府の条例は、法律と同時に施行するため急ピッチで作成され、障害者団体との充分な意見交換等もなく制定されました。その経過上の問題を指摘し、次の改定では、障害者団体と充分時間をかけて議論すること、そして「前文や各則などの加筆を含めた抜本的な改定」を求め、そのためにも「条例改定検討部会」の設置を強く訴えます。

・府内市町村の差別解消支援協議会の設置と在り方、好事例の全体化について
4月時点で大阪府内で21の市町村が、差別解消推進協議会は「設置検討中」としたままとなっています。事例がほとんどあがらない等の理由もあるようですが、市町村が主体的に取り組んでいかなければ事例も増えていくはずがありません。府の長期計画では「H32年度を目途に、全市町村での協議会設置」の目標を掲げており、府から全市町村に対して協議会の早期設置を強く働きかけるよう求めます。
また既に設置されている協議会においても、事案の件数報告だけになっているところも多くあります。事例の検証・検討が全く行われず行政内部だけで完結することは、間違った対応を放置したり、市町村の対応力が上がらない問題にもつながります。「あくまでも障害者の立場に立ちきって、決して排除されないよう、解決策を検討する姿勢」をもち、「障害者団体を含め共に事案の解決方法を検討する場」として、市町村が協議会等を設置するよう、府から強く指導することを求めます。
また、うまく解決につながった事例は、他市での同様の事案解決のヒントになることも多いため、府が各市町村の好事例を収集し、全市への全体化や研修を進め、障害者の立場に立って各事案が迅速に解決されるようバックアップしていくことを求めます。

・住宅入居の差別問題について
障害者に対する、根深い入居差別に対して、住宅部局全体で障害者差別を許さないという認識を持ち、根絶に向けて各課が連携して取り組むことを、まず最初に確認します。
一昨年の交渉から、府は宅建業者の研修時等に、障害者に対する入居差別のアンケート調査(6年に1度の人権問題実態調査の補足調査)を行い、その結果、入居拒否に住宅保証会社が関係していることが明らかになりました。今後も毎年の宅建業者研修等、様々な機会を通じて「アンケート調査」等を行い、「どんなやりとりがなされているのか」も含め、更に実態を明らかにしていくことを求めます。
建築振興課が毎年更新している宅建事業者向けの啓発パンフ「知っていますか?宅地建物取引業とじんけん」の2018年度版に、人権問題の具体例として「障がいがあるお客さんに対して障がいの状況をきき、それを理由に家主や家賃債務保証会社への交渉等、必要な調整を行うことなく入居申込みを断った」と記載されました。この冊子は元々同和地区への差別をなくすために作成されたもので、その前文には同和地区と外国人に対する入居差別は記されていますが、障害者に対する差別は記載されていません。来年度版の前文には、障害者に対する差別についても加筆するよう求めます。またこれ以外にも、大阪府の関わるすべての入居に関する研修・啓発用冊子に、同様の記述を必ず加筆するよう強く求めます。
大阪府ではこれまで全国に先駆けて、「あんぜん・あんしん賃貸住宅」の登録件数を増やしてきましたが、住宅セーフティネット法が改正され耐震性の条件が加わったため、その耐震性の確認の必要も出て、一旦、登録件数は8,000戸→200戸にまで減ってしまいました。今後も以前と同様に登録を伸ばし、登録目標数2万戸の早期達成に努めるよう求めます。

○府の医療費助成の見直し問題

 今年度から大阪府の障害者医療費助成が見直され、今までの500円×月2回制限がなくなり、薬代も別に1回500円かかるようになり、いろんな医療機関を受診する場合は月1万円程度まで負担がかさみます。トータルで月3,000円を超えた分は、償還払いの手続きをすれば返還されることになりましたが、役所窓口や郵送での償還払いの手続きは煩雑であるため、昨年8月に、府から市町村に自動償還(本人口座に自動的に振り込まれる方法)実施の依頼文を出し、ほとんどの市町村で自動償還が実施されることになりました。しかしまだ4市町村(摂津・豊能・能勢・千早赤阪)では自動償還を実施せず、その他、実施時期が未定の市町村も残っているようです。
 今年度から障害者医療費助成の担当課が国保課から障害福祉(地域生活支援課)に移ったことをふまえ、障害者の不利益にならないよう、障害福祉として自動償還が全市町村で完全実施されるよう、更に強い働きかけを求めます。
 また、今年度から精神障害・難病1級の人も助成対象になりましたが、精神科入院は対象外とされ、3年後は65才以上の中軽度障害者は対象からはずされることになっています(今年4月以降に65才になった中軽度者は今年から対象外)。今年度内に当事者団体も含めた検討会を設置し、そうした積み残し課題について検討を進めていくよう求めます。
(以上、障大連が作成された要求項目の一部抜粋)

*** ***

2018年度 大阪支部総会

 7月22日(日)に2018年度支部総会が自立生活センターあるる・大阪頸損連絡会事務所にておこなわれました。例年4月下旬に実施していましたが今年は5月に全国大会があり少し時期をずらしての実施になりました。総会は出席13名、委任状53名で成立したことを確認し、初めに昨年亡くなられた会員の方、これまでに亡くなられた仲間に黙とうをささげました。
 続いて会長の挨拶から2017年度の活動報告・会計報告、2018年度の活動予定・新役員体制・予算案を検討していただき承認されました。詳しい内容につきましては、次回の頸損だよりにて会員の皆様にお知らせいたします。
 総会終了後は恒例のランチ交流会を事務所内でおこないました。いつもは大川沿いの公園に集まっていますが、今年の7月は梅雨明けと同時に酷暑でしたのでクーラーのある屋内での交流会になりました。会員外の方や兵庫支部からの参加もあり事務所内は超満員状態で、楽しい時間を過ごしていただけたのではと思いながら、今年度も会員の皆さんの協力をいただきながら、必要と感じていただけるような連絡会になれるように努力していこうと考えていました。今回出席できなかった方も次回はぜひ参加してください。      (島本義信)

2018大阪支部総会はがき 近況報告、一言メッセージ(順不同敬称略)
K・I
■やっと退院でき、もうすぐ2ヵ月半になりますが、なかなか長時間の外出が難しいです。
K・Y
■総会の準備等、お世話さまです。いつもありがとうございます。
M・M
■いつもお世話になります。この度、私情により頸損連絡会を退会させて頂きます。これからの皆様方のご健康とご活躍をお祈り致します。ありがとうございました。
D・M
■今年の2月に父が亡くなりました。とうとう僕はみなし子になりました。皆様も家族を大切に、そして己も大切にしてください。
N・M
■スタッフの皆様いつもご苦労様です。我家のメンテナンスの為、三週間外出できずストレスがたまって体重もふえたかも?! やはり外出は必要ですね。当日、楽しみにしています。
M・H
■お疲れ様です。現在、右目の治療に専念しなければならない為、不参加でお願いします。
F・K
■今も仕事に行っています。毎回欠席で本当に申し訳ありません。
O・Y
■いつも本当にご苦労さまでございます。体調もあまり快くはありませんので、欠席させていただきます。
Y・M
■2020年、東京パラ陸上競技代表を目指して頑張ってます。
N・S
■又、会える日を楽しみにしています。
F・Y
■今だ65才問題で悪戦苦闘しています。他の方々はこの問題について、どのように認識なさっておられるのでしょうか・・・?
Y・T
■褥瘡の治療の為、現在入院中です。出席出来ない時は、又連絡させていただきます。
M・A
■総会の盛会を、おいのりしています!!
K・M
■いつも皆さんの頑張りに元気をいただいてありがとうございます。転居して1年半が過ぎましたが、未だになかなか落着かず。へこたれそうになった時、皆さんが大きな力です。
M・N
■夏場や冬場には、体力の劣えを実感しますが、そこそこ元気にしています。
K・A
■なかなか総会に出席できずすみません。暑かったり寒かったりしますが、元気にすごしています。
Y・K
■クラウドファンディング達成しました!
M・Y
■先日、久しぶりに参加させて頂き、姉妹共々楽しませてもらいました。入院中にみなさんと出会い、ずっと励まされています。全国大会での演奏、スピーチ、それぞれの役割を任う姿になんだか感動しました。いつもありがとうございます!!
T・I
■なかなか参加できず残念に思います。執行部の皆様に感謝致すと共に盛会をお祈り申します。
U・S、U・R
■当日は、母の納骨の日で出席できません。とても残念です。総会とその後の交流会のために、お祈りしています。いつも心温まる通信便りをいただき、本当にありがとうございます。
K・N
■今回は欠席させて頂きますが、涼しくなったら、また参加したいと思いますので、よろしくお願いします。
G・M
■朝夕2回の訪問看護とほぼ24時間ヘルパーの介護を受けながら自宅で生活をしています。1月に喜寿(77才)を迎えることができました。頭はシッカリしておられ、ご自分の意志を貫いておられます。私達ヘルパー一同力を合わせて、できる限り後藤さんの生活に寄りそっていきたいと思っています。皆様もお元気でご活躍されますよう、お祈りしております。


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DPI日本会議 警察庁の「電動車いすの安全利用に関するマニュアル」への抗議と改善の要望

「電動車いすの安全利用に関するマニュアル」への抗議と改善の要望 : DPI 日本会議より 続きを読む

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