大阪・京都頸損連合同交流会「涼をもとめてニフレルへGO!」 頸損だより2019春号(No.149)

 
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頸損だより2019春号(No.149) 2019年3月10日発送

大阪・京都頸損連合同交流会「涼をもとめてニフレルへGO!」

PDF 大阪・京都頸損連合同交流会「涼をもとめてニフレルへGO!」

大阪頸髄損傷者連絡会 赤尾 広明

●ランチからはじまる京都流

 2018年10月14日。この時期にしては陽射しが強い快晴の下で毎年恒例となる京都頸損連との合同交流会を行いました。今年は大阪が企画担当だったので、京都のみなさんをおもてなしするためにどこでどんな交流会を催すか悩みましたが、場所は2016年秋に万博(エキスポランド)跡地にオープンしたショッピングモール等の複合施設であるららぽーとEXPOCITY内の水族館「ニフレル」に決定。タイムスケジュールは京都流で、先にランチ交流会をしてから個々にニフレルを見学し、その後「太陽の塔」や「民族学博物館」に向かうという流れで4時間ほどのプランを計画しました
大阪のメンバーで下見をしたのは7月だったのですが、頸損には過酷な猛暑ゆえに、当日もこの暑さだったらさすがにヤバいという不安が頭の中をよぎりながら、クールダウンする日陰はどこにもないうえに外でお弁当を食べながら交流するというプランもリスキーなので、ららぽーと内のフードコートを利用。結果的には広くて移動もしやすく、椅子やテーブルも自在に動かせるので、ほどよい交流ができました。

●生きているミュージアム

 海遊館がプロデュースする「ニフレル」は水族館というより、水辺に生息する生き物をアーティスティックに展示したミュージアムという趣です。色鮮やかな明るい光で彩られた空間や深海のような暗闇の静けさの中で神秘的な姿形…いや、言い換えれば不細工で不気味な見た目で、未だかつて見たこともない衝撃的で個性的な生き物が手の届く距離で泳いでいる姿が非日常的な空間演出によって次々魅せられるので、気がつけばしばらく立ち止まって眺めてしまうほど無意識にテンション上がりますが、カピバラやカワウソ、フクロウ、ペンギン、ビーバーのような動物もいれば虫を食べる植物のような印象を持っていたハエトリグサもいて、挙句は猛獣のホワイトタイガーまで目の前で暴れまわってるんです。そんなに広くはないミュージアムですが、時間が過ぎるのはあっという間でした。


ガンダム前で集合写真

●交通アクセスは重要な課題

 約30名の参加があり、ほぼ全員がニフレルを見学しましたが、日曜日でもそれほど混み合うことなくのんびりと見学できたのは幸い。水族館マニアにはたまらないレベルで、車椅子ユーザーにとってのバリアフリーも十分でした。唯一の誤算は阪急京都線の南茨木駅にある上りホーム(大阪方面)のエレベーターが7月の台風の影響で運転停止になっていたことです。阪急からの乗り換えでEXPOCITYに来られる方にはかなりのご不便をおかけしました。この原稿が掲載される頃にはもう復旧してると思いますが、直前に分かったので、参加者には事前にアナウンスできたのは不幸中の幸いだったかな。改めて移動手段の要となる鉄道やバスのバリアフリー情報は重要だと再認識させられます。
京都と大阪の合同交流会は行事としては10年以上の歴史になるでしょうか。支部の連携はセルフヘルプ活動をする上でも会員に社会参加を促す意味でも効果があり、お互いの支部の活性化にもつながるので、今後も続けていきたいと思います。みなさん、ありがとうございました。


大阪頸髄損傷者連絡会 上田 修司

 天候も良く絶好の行楽日和のなか、今年も京都の皆さんとの合同交流会が吹田で行われました。集合時間に遅れてしまったので、すぐにららぽーとのフードコートに移動し顔馴染みの方や初めて会う方と少し話をしながら昼食を楽しみました。

 昼食後はららぽーとの近くにある、水族館のような動物園ともいえるミュージアム「ニフレル」へ見学に。美しい魚たちが光の中で泳いでいたり、鳥たちが放し飼いにされていたりして、非日常的な感覚を味わうことができました。
 特に体重約160㎏もあるホワイトタイガーが水中へダイブする瞬間と、肉を樽にぶら下げて与えるご飯タイムの迫力は凄かったです。
 その後、希望者で太陽の塔周辺を散策。
塔内部の見学は事前予約制で入れませんでしたが、私としては普段あまり見る事のない塔の背面(裏側)を見る事ができたので良かったです。

 約50年ほど前の時代に、このような芸術作品を生み出した岡本太郎は改めてスゴイなと感じます。刺激的でとても楽しい時間を過ごす事ができました。ありがとうございました。


京都頸髄損傷者連絡会 木村 善男

 合同交流会に参加するのは久しぶり。といっても、大阪頸損の人たちはいつお会いしても親近感がわきますね。大阪頸損のそんな雰囲気が大好きです。
 さて、ニフレルって何なの?から始まり、介助者たちに聞いてみると、そのほとんどが知っており、「行きたいと思っているので報告お願いします!」の声が多数。堪能してやるぞ!と意気込み、当日は7時20分に起床。家を出たのが8時30分。いざ、集合場所の109シネマズ大阪エキスポシティ(ガンダム像)前へ!集合時間の11時には少し早目に到着。京都からは私が一番乗り。早速、ガンダムとシャア専用ザクの像の前で写真を撮りまくりました(笑)。

 集合後、ららぽーと3階フードコートへ。あとをついていくと、なんとエレベーターを3回(M2階-M2階-2階)も乗りました。あとをついていかなかったら迷子になっていたかも(汗)。フードコートにはたくさんの店が入っており目移りしますが、事前にネットで調べた「金子半之助の江戸前天丼」に決めていました。が、メニューの中に「江戸前天丼」がない!?楽しみにしていたひとつでしたが、代わり海老天丼を食べることに。おいしくてボリュームたっぷりだったので満足(女性にはきつい量かも)。
 食事も堪能したので、いざ、ニフレルへ!・・の前に、ガンダム像の前で集合写真。一列では入りきれなかったので、ところどころ2列に。参加人数は多ければ多いほどにぎやかで楽しいです。
 そういえば、大阪万博のころは何歳だった?とか、ガンダム世代?とか、そんな話題で盛り上がりました。ちなみに、私は1964年生まれ。大阪万博は6歳で幼稚園から鼓笛隊で参加したものの記憶がほとんどなし。ガンダムは多感な中学生のころで正義とは何かを悩んだ時期でもありましたね。
 さて、ニフレルですが、感性に触れることをコンセプトにおいた新しい水族館で動物園なミュージアムでした。個性的な生き物が多く、いろいろと工夫も凝らしており、時間が過ぎるのも忘れてしまうほど。(終わりの集合時間に遅れてしまった言い訳になるかな(大汗))一番のお気に入りは、ホワイトタイガー,ナポレオンフィッシュ,放し飼いの動物たち,・・ということで、全部よかったです!まあ、ニフレルに行ってみないと、この感動は伝わらないでしょう。


 次回は、京都です。今回のイベントに負けないくらいの企画を練りますので、ぜひ参加をお願いします!


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