4.2018年 全国総会・大阪大会報告 頸損だより2018秋冬合併号(No.147・148)

2020/07/15
 
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頸損だより2018秋冬合併号(No.147・148)

4.2018年 全国総会・大阪大会報告

PDF 2018年 全国総会・大阪大会報告

大阪頸髄損傷者連絡会 島本義信

□大阪大会準備

実行委員会:2017年6月~2018年4月 計12回実施
実行委員メンバー:大阪支部8名 兵庫支部8名
学生ボランティア:声掛け11校 協力6校(延80名)
協賛企業:17社(展示3社、広告8社、チラシ3社、その他3社)
カンパ: 20件

大会テーマ: 「 人生を回復するための頸損連の社会的な役割 」
シンポジウム: 「 頸髄損傷者の人生を回復してきた道のり 」
~重度の障害があっても自分の人生をリカバリーできる社会へ~
日 程: 2018年5月5日(土)~6日(日)
会 場: 「ホテルアウイーナ大阪」

○参加者集計

 シンポジウム 総計220名
Aコース 33名(当日参加18名 内一般13名) 介助者 19名
Bコース 9名 介助者 10名
Dコース  2名 介助者  3名
Eコース  7名 介助者  5名
Fコース 37名 介助者 34名
当事者計 78名(他一般計13名)
        介助者計 71名
ボランティア 53名  企業展示 5名

 レセプション 総計120名
B+E+F  53名  介助者 49名
ボランティア 18名(医療スタッフ2名 映像スタッフ1名)

 総会 総計107名
Cコース    1名  介助者  1名
D+E+F   46名  介助者 42名
当事者計   47名 介助者計 43名
ボランティア 17名

 オプション企画
Xコース 17名(ボラ8名)Yコース 23名(ボラ9名)Zコース 13名
○協賛企業

 展示・カタログ配布
川村義肢株式会社/パシフィックサプライ株式会社  エイトハンズ
㈱ユーダ  (株)ダンロップホームプロダクツ  株式会社セラピット
からだ元気治療院

 広告協賛
日本ケアリフトサービス株式会社  関谷クリニック  じょうこうクリニック
パナソニックエイジフリー  (有)わたしの家すやま  ゆうえる株式会社
ぽしぶる  FREE

 商品提供・無償レンタル
ニシカワ食品株式会社  ゆうえる株式会社  パーソナルサポートひらかた

○シンポジウム質問・意見・アンケート

(質問)
 自分で選択できない環境とは具体的にどんな環境ですか。ヘルパーや周りの人にどうあって欲しい、どう支援をしてほしいですか。5年ほど前に、頸損になられた方の訪問で失敗して結局諦めてしまった経緯があります。関わり方や自身の技術不足だと感じています。

(意見)
 いろんな人たち、障害のある人たちがお互いに情報交換したり、交流できたりする社会であったらいいなと思います。

(アンケート)
 リカバリーや受容されたことについて、皆さんが個々の想いをストレートに話して下さりとてもありがたかったです。自分らしく生きる、ということに多分何度もくじけそうになったであろうに、まっすぐ向かっている、すごいな、と思います。なまなましく聞かせていただきました。何か申し訳ない気持ちにもなりました。ありがとうございます。私もがんばります。

 誰しもリカバリーポイント、きっかけというものが与えられると思うのですが、不自由さがあるからこそ、それを敏感に感じつかみとっていかれているような印象でした。とても有意義な時間でした。ありがとうございました。

 大向さんといろいろ話してみたいと思いました。

 ボランティアで来て良かったです。大向さんの話がとても良かったです。

 久しぶりに会に参加させて頂きました。14年前受傷後、Drを通して仲間と出会えたことや、はげまされ、支えられて今があることをまた思い出しました。ありがとうございます。みんなで生きやすい社会に、豊かな人生を歩めるように、先に歩いている方々が、後に続く人たちが歩きやすいように、それぞれの働きがあるんだと感動しています。感謝。

 苦しみながらも、自分なりの生きがい、目標を見い出ししっかりと「生きる」ことができている皆さんの生の声をきけてよかったです。ありがとうございました。

 今日はありがとうございました。

 勇気、元気を頂きました。ありがとうございました。

 本人にとって自己実現、選択出来るようにしたいと思います。(父)

 障害受容という言葉は好きじゃない、という大向さんの言葉に考えさせられました。人生のリカバリーといっても全ていつでも前向きに受け入れられる訳ではない。それでも前に進まれている皆さんの姿がとても素敵でした。

 それぞれの方のリカバリーまでの経験はとても参考になりました。

 大向さんとは同年代なので共感できたしとても良かったです。

 障害受容などありえない!大向さんの言っている事がよくわかります。

 皆さんのお話しとても濃い内容でした、たくさんの方の想いを聞かせて頂きうれしかったです。ありがとうございました。

 あきらめずに前に進む事の大切さを感じました。

○実行委員反省点

【全体】
 大会へのカンパの御礼、参加費受領済みのレスポンス(アナウンス)の悪さ

 シンポジウムの開会のあいさつ、入場等の打合せ不足

 事務連絡のタイミングを伝えきれず、閉会のあいさつが抜けた

 プログラムの打合せ不足

 会計・受付けの管理で当日バタバタしてしまった

【ボランティア】
(全般)
 ボランティアに伝えるのが難しかった、誰が何を伝えるべきなのかを考えていなかった

 常に繋がりを作っておいて、次の機会があるときに手伝っても応えるようにしたい

 声掛けのスタートが遅かった(3月末で2-3人だった)

 足を運ばないとボランティアが集まらない

 関係性が築けているようで築けていない(何かアピール、イベントを増やすなど)
 先生との関係性も重要

(アクセス)
 参加者は昼食のため早めに周辺に集まっていた

 ハイハイタウンは通りにくかった(地上で段差あり)アクセス調査を深くしていなかった

 エレベーターが混み合うのが多かった

(シンポジウム)
 ボランティアはシンポジウムを見ていなかった。イスが少なかったので入れなかった。学生さんに見せることも考える必要があった

 会場誘導が機能していなかった

 会場が狭かった、レセプション会場ぐらいが良かった

(宿泊)
 宿泊担当のボランティアのみで移乗することができなかった。ヘルパーもおこなっていた。ボランティアが少ない(男性の宿泊ボランティアが少ない)

 利用者さんが部屋に閉じ込められることがあった

【シンポジウム】
 受付けボランティアがうまく機能していなかった

 シンポジウムからレセプションの時の着替えを何時何処でするのかが不明だった

【オプション企画】
 (観光企画)昼食は何時食べる予定だったのか

 流れを作るためのアナウンス、連携を行えるようにする

 女子会は話も弾んで良かった。機会を増やしていきたい。新しいメンバーが多かった

 この経験を活かして次回の大阪大会で改善したい


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