頸損だより事務局通信 No.120 6月号
KSKP頸損だより事務局通信No.120 6月号 2018.6.3
<活動予定>
☆ 7月 8日(日)頸損だより発送 於: CILあるる
☆ 7月 8日(日)7月期役員会 於: CILあるる
☆ 7月22日(日)大阪支部総会 於: CILあるる
☆ 8月 5日(日)ビアガーデン交流会 於: 大阪駅周辺
☆ 8月19日(日)8月期役員会 於: CILあるる
2018年度 全国頸髄損傷者連絡会 全国大会in大阪
5月5~6日にホテルアウイーナ大阪で全国大会が行われました。昨年の5月から兵庫頸損連メンバーの協力を得ながら準備をしてきました。全国大会のテーマは「人生を回復するための頸損連の役割」とし、大会初日のシンポジウムを企画、当日は全国各地から予想を上回る167名の参加があり、多くの方とともに、人生の半ばで重度の障害を負ったとしてもリカバリーできる社会の実現のために必要なものについて、頸髄損傷当事者と支援者の生の声を通して考えることができ、大阪頸損連としても改めてピア(同じような境遇にある仲間)として寄り添うことの重要性を考えることができました。
その後のレセプションでは120名の参加者とともにコスプレ、歌で大阪兵庫のおもてなしの気持ちを表わし良いひと時を過ごしていただけたと感じています。
翌日の総会では各支部からの活動報告や予算について承認され、同時に全国頸髄損傷者連絡会の会長、事務局長が変わり新会長には東京の鴨治さん、新事務局長には兵庫の宮野さんの就任も承認されました。詳しくは全国機関誌「頸損」で報告されますので参照ください。午後のオプション企画にも多くの参加者があり、17時にみなさん帰路につかれたとの報告をもらい、2018年度の全国大会が終了しました。
至らない所は多々あったかと思いますが、大きなトラブルやアクシデントがなかったのは何よりで、実行委員スタッフ一同、安堵感と同時に感謝の気持ちでいっぱいです。大会にかかわってくださった皆様には、この場を借りて心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。
次回は九州でお会いましょう!
(島本義信)
初めてづくし
大阪頸髄損傷者連絡会 松本広樹
こんにちは、松本広樹と申します。全国総会大阪大会では、下準備の実行委員会から参加させて頂きました。事務局長の島本さんからお声を掛けて頂いた時は「実行委員会って何するんやろう?」という初めての事なので不安な気持ちでいっぱいでした。
2017年7月、暑い中第1回実行委員会が開催されました。その時はメンバーの顔合わせで顔は知っているけれど名前が分からないという人が何人かいました。たぶん僕の事も知らない人ばかりだったと思います。その委員会は2018年4月迄ありました。途中、何回か欠席しましたが、とにかく出席するぞという思いで望みました。そうする内に自分の役どころが見えてきました。
初めての経験にすごく緊張しました!!
そうです、初日、シンポジウム第2部パネルディスカッションのスピカーの一人です。これも初めての事です。ぶっちゃけアドリブが弱いので自信がありませんでした。がしかし、これはネタバレですがテーマに沿ったシナリオを作成すると言われ、じゃあ何か僕でもお役に立てるんじゃないかと思いお受けしました。
あとは、後付けで宮野さんが肩を押してくれた初日、交流会、レセプション企画での「Choo Choo TRAIN」メインボーカルでのカラオケです。正直、パネルディスカッションのスピカーよりも本番間近に言われたので僕なりに必死で歌の練習をしました。英語の詞が多く厄介でしたが歌詞カードを見ながらみんなと雰囲気で唄えばいけるだろうと思いました。ちなみに振付とちょっとしたMCも練習しました。結果は僕なりに皆さんも含めて精一杯やりました。
今回の全国総会大阪大会ではヘルパーさん不在の一人での参加になりました。これも全く初めての事です。
初日のシンポジウムでは第1部を見る余裕はなく緊張しっぱなしでしたので、話す語尾が浮ついてしまいました。今ではいい経験でまたの機会に活かせたらと思います。
2日目のオプション企画のなんばコースでは観光ガイドさんのもと学生ボランティアさんらと一緒に大阪松竹座→戎橋→グリコ看板→法善寺→水掛不動尊→NGK(なんばグランド花月)→カレーライスの自由軒→551蓬莱→なんばヒップスでゴールという内容で写真のみの所もありました。グリコ看板では自分のスマホで写真を撮っていた所バッテリーが1%になっている事に気づき即、学生さんにシャットダウンしてもらいました。観光の途中で僕の電動車イスのバッテリーが5%になっていました。これも初めてです。いつ止まるか心配しながらの走行で観光している余裕はなかったです。ゴール地点から介護タクシーにて無事、自宅に戻り少ししたらバッテリーが切れました。セーフでした。5%になってからでも結構、持ったなぁと思いました。
学生ボランティアさんには大変お世話になりました。ありがとうございました。観光ガイドさんにもお世話になり感謝しております。他にも色々な方々にお世話になりました。やはり、人間、独りでは生きていけないのです。これからも出会いを大切にして行きたいです。
この二日間で自分の人生において財産のひとつになるような経験をさせて頂きありがとうございました。